ヴァレオ、急成長を遂げる電動化市場におけるリーダーシップを強化:ヴァレオがヴァレオシーメンスeオートモーティブを100%保有する契約に署名

ヴァレオグループ

2022年2月9日パリ発表:  2022年7月1日以降、ヴァレオのパワートレインシステム・ビジネスグループにヴァレオシーメンスeオートモーティブを統合。

この統合後の新たな事業体であるヴァレオ・パワートレインシステム・ビジネスグループの目標は、下記の通りです。
 2021年から2025年の期間に年間成長率12%以上。
 売上高の1.9%相当の年総額1億2000万ユーロの相乗効果を目指す–2025年から完全な相乗効果に。
 プロフォーマEBITDAマージンは2021年の5.8%から2022年には8%以上、2025年には11%以上に急増。
 プロフォーマ税引前フリーキャッシュフローは2022年から損益分岐点に達し、2025年には約3億5,000万ユーロに達し、新しい事業体が自己資金により成長できるようになる。

シーメンスが保有するヴァレオシーメンスeオートモーティブの50%の株式を、ヴァレオは無借金ベースで2億7,700万ユーロのキャッシュで取得。ヴァレオの純負債は7億4,100万ユーロ増加。
ヴァレオの最高経営責任者(CEO)のクリストフ・ペリヤは、次のように述べました。
「自動車モビリティの電動化は加速していますから、ヴァレオも同様に加速します。 この取引により、パワートレインシステム・ビジネスグループにヴァレオシーメンスeオートモーティブを統合することで、関連するすべてのテクノロジーを備えたチャンピオンとして、電動化の主要プレーヤーとしてのポジションを強化します。 また、モビリティの脱炭素化に貢献することで、ヴァレオはイノベーティブになり、競争力と収益性を高めていきます。 この数年間にわたりヴァレオシーメンスeオートモーティブを高電圧の電動化におけるチャンピオンにすべく共に働いてきたシーメンスに感謝します。」

ヴァレオは、シーメンスと同社が保有するヴァレオシーメンスeオートモーティブの50%の株式を取得する契約を締結したことを発表しました。 2022年7月1日以降、ヴァレオシーメンスeオートモーティブの100%がヴァレオのパワートレインシステム・ビジネスグループに統合されます。
 
取引が完了すると、ヴァレオのネットキャッシュ支出は2億7700万ユーロになり、シーメンスの株式を無借金で取得することになります。 この支出は、グループの利用可能なキャッシュによって賄われます。 会計上、ヴァレオの財務状況の全体的な均衡を大きく変えることはなく、純負債は7億4100万ユーロ(1)増加します。2022年から2025年の戦略・財務見通しを発表する2022年2月25日に提示するロードマップに従って、ヴァレオは2023年から債務を削減することを計画しています。

高電圧の電動化市場は今後数年間で大幅に拡大し、2030年には920億ユーロに達する見込みです(2021年から2030年に年率17.5%の成長)。 この市場の40%は、自動車サプライヤーへの外注です。 2030年までに、高電圧電気自動車システム(BEVおよびPHEV)を搭載した車両の市場は、世界の自動車生産の35%を占めるようになるでしょう。

ヴァレオシーメンスeオートモーティブは、自動車メーカー21社の主要市場でプレミアムプラットフォームに搭載され、技術面でも製造面でもリーダーの一社として認められています(2)。 2022年末までに、90車種を超える電気自動車やプラグインハイブリッド車に、ヴァレオの電動パワートレインシステム、モーター、インバーター、車載充電器などが搭載される予定です。

ヴァレオのパワートレインシステム・ビジネスグループ内にヴァレオシーメンスeオートモーティブを統合することで、急成長する電動化市場でのポジションが強化されます。 パワートレインシステム・ビジネスグループの2021年のプロフォーマ売上高は54億ユーロであり、ヴァレオはこの事業の年間売上高を12%以上成長させることを目標としています。 これは、統合された事業体の売上高を2025年までに85億ユーロ以上にすることを目指すということです。

ヴァレオシーメンスeオートモーティブを統合した新たな事業体では、以下のことに取り組みます。

1.      ますます高性能なソリューションを顧客に提供するために、技術ロードマップを加速します。
2.      2025年までに年総額1億2000万ユーロの相乗効果を目指します。この相乗効果は、段階的に達成することが必要で、2025年に完全に利益を生み出せるようにします。(2023年に50%、2024年に75%、2025年に100%)。
3.      成長を加速します。

統合後の事業体は、2025年に11%を超えるEBITDAマージンと約3億5,000万ユーロの税引前フリーキャッシュフローを生み出すと見込んでいます(2022年からプロフォーマの税引前フリーキャッシュフローはブレークイーブンです)。

取引後、HISの生産予測に基づいて、ヴァレオは新しいヴァレオ・パワートレインシステム・ビジネスグループに次のプロフォーマ目標を設定しました。
  2022年 2025年
売上 約 63億ユーロ >85億ユーロ
EBITDAマージン  >売上の8%  >売上の11% 
税引前フリーキャッシュフロー ブレークイーブン 約 3億5000万ユーロ


取引のタイミングと、2022年にヴァレオシーメンスeオートモーティブの損失が2021年比で50%減少するとの予想を考慮すると、ヴァレオシーメンスeオートモーティブの統合によるグループの純利益への影響は、2021年に記録されたものよりも少なくなる見込みです。

このプロジェクトは取締役会によって満場一致で承認されており、関連する独占禁止法当局による承認を得ることで完了します。 関連する従業員代表組織に連絡の上、相談します。

 今後のイベント:
2022年2月10日木曜日  中央ヨーロッパ時間 午前10時
ヴァレオCEO(最高経営責任者)クリストフ・ペリヤによるウェブキャスト
プレスリリースとプレゼンテーションは、以下のWebサイトより入手できます。www.valeo.com

2022年2月25日金曜日中央ヨーロッパ時間 午前10時
オートモービル・クラブ・ド・フランス (パリ・コンコルド広場)にて2022年から2025年の戦略・財務見通しの発表、および2021年の決算発表

注(1)(i)シーメンスからの株式取得のためのネットキャッシュアウト(2億7700万ユーロ)、(ii)ヴァレオからヴァレオシーメンスeオートモーティブへのローン残高の連結による消去(すでに格付け機関によって修正された3億4500万ユーロ)、および(iii)事業体が保有するヴァレオのリース財務諸表の連結(1億1900万ユーロ)。

注(2)量産中または開発中。

自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供し、スマートなモビリティに貢献します。2020年、ヴァレオは164億ユーロの売上を上げ、OEM売上の12%を研究開発に投資しました。2020年12月31日現在、ヴァレオは33カ国に187カ所の工場、20カ所の研究センター、43カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約110,300人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。 

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会社概要

株式会社ヴァレオジャパン

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URL
http://www.valeo.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都 渋谷区元代々木町30-13 ONEST元代々木スクエア4階
電話番号
03-5465-5710
代表者名
アリ オードバディ
上場
未上場
資本金
91億円
設立
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