ノボ ノルディスク、都市コミュニティにおける健康の公平性を促進するため、子どもの健康を応援する新たなイニシアティブを開始
本資料は、ノボ ノルディスク (デンマーク本社) が、10月8日に発表したプレスリリースを翻訳したもので、報道関係者の皆さまへ参考資料として提供するものです。内容や解釈については正式言語である英語が優先されますが、一部日本の実情に合わせて変更を加えております。英文オリジナル版は、こちら (novonordisk.com) をご参照ください。
• 本イニシアティブは5大陸6都市で開始
• 子どもの運動や健康的な食事の機会を増やすことを目的としたプログラム
• 2億5,000万デンマーククローネを投資する3カ年のイニシアティブ
デンマーク・バウスヴェア、2024年10月8日 – ノボ ノルディスクは本日、子どもの健康を応援する新たなグローバルイニシアティブを発表しました。「まちが元気を創り出す 子どもの健康応援イニシアティブ ~Cities for Better Health Childhood Obesity Prevention Initiative~」は、全世界の都市コミュニティにおける健康の公平性を促進するため、子どもの健康応援の推進を目的としています。同イニシアティブでは、自治体や学術機関、非営利団体などのパートナーと協力のもと、運動と健康的な食事に重点を置き、6都市を対象としてそれぞれの都市に合わせたソリューションの設計と実施、評価をサポートします。
本イニシアティブでは、信頼性の高いエビデンスに基づくフレームワークを基盤として、プログラムの影響を測定、評価します。本プロジェクトでは、6歳から13歳*¹の子どもを対象に、健康関連の生活の質や体格指数 (BMI) などの健康にかかわる行動やウェルビーイングについて、ベースラインからの変化と、プログラム後1~2年間のフォローアップ期間に伴う変化をそれぞれ測定します。また比較対照試験デザインを採用し、各都市でプログラムを受けた対象集団と対照群を比較します。各群からおよそ1,000人の子どものデータを収集することを目指しています。
ノボ ノルディスクのグローバル パブリックアフェアーズ&サステナビリティの部門長であるカトリーヌ ディボナは次のように述べています。「全世界で小児肥満が急速に増加しており、現在および将来の世代の健康とウェルビーイングに危機をもたらしています。『まちが元気を創り出す 子どもの健康応援イニシアティブ ~Cities for Better Health Childhood Obesity Prevention Initiative~』では、都市コミュニティにおける健康の公平性に重点を置き、重要なエビデンスと独自のデータに基づくフレームワークを提供することにより、子どもの健康を応援する各都市のリーダーをサポートします。」
本イニシアティブは、都市における予防プログラムである「まちが元気を創り出す ~Cities for Better Health~」を通じて得た10年間におよぶ経験に基づくものであり、まずはブラジル、カナダ、フランス、日本*²、南アフリカ、スペインの6都市を対象として展開する予定です。
小児肥満*³について
2022年には、世界中で5歳から19歳の3億9,000万人以上の子どもが過体重の影響を受けており、そのうち1億6,000万人が肥満とともに生きています。このため、2型糖尿病を早期に発症するリスクをもたらし、また成人肥満の強力な予測因子となっています¹。社会経済的に恵まれないコミュニティの子どもにおいては、肥満のリスクが増加します²。
「まちが元気を創り出す 子どもの健康応援イニシアティブ ~Cities for Better Health Childhood Obesity Prevention Initiative~」について
本イニシアティブでは、グローバルパートナーであるDelivery AssociatesとBehavioural Insights Team (BIT) が、自治体や学術機関、非営利団体など、組織の枠を超えた地域パートナーとの協力のもと、プログラムの設計と実施、ならびに評価をサポートします。信頼性の高いモニタリングと評価フレームワークを通じ、24カ月後の影響を測定します。ここで得られた学びは、効果的なプログラムの設計と実施、測定、維持の方法について、全世界の都市やコミュニティのリーダーたちへの指針として活用される予定です。本イニシアティブは、深刻な慢性疾患である肥満に総合的に取り組むノボ ノルディスクの社会的責任の一環です。
「まちが元気を創り出す ~Cities for Better Health~」について
本イニシアティブは、「まちが元気を創り出す~Cities for Better Health~」の一環として実施するものです。「まちが元気を創り出す ~Cities for Better Health~」とは、都市における健康増進と予防を推進する効果的な地域パートナーシップを構築することで、あらゆる世代における都市の健康状態の改善を加速させることを目的とした、官民パートナーシップによるグローバルな取り組みです。同パートナーシップ (旧称「Cities Changing Diabetes (都市に蔓延する糖尿病の克服)」) では、包括的なアプローチを用い、コミュニティを基盤として影響力のある対策を推進することにより、子どもや社会経済的に脆弱なコミュニティにおける健康的な食事の摂取と運動を促進しています。現在、50以上の都市と300以上のパートナーがこのプログラムを通じて協力しています。詳細はこちらをご覧ください。
*1 日本では6歳から12歳の子どもが対象。
*2 日本では千葉市で実施。
*3 本資料における小児の「過体重」と「肥満」とは、5歳から19歳の子どもにおいて、性別および年齢別BMIが世界保健機構 (WHO) の発育基準の中央値を1標準偏差以上上回っている状態を「過体重」、2標準偏差以上上回っている状態を「肥満」と定義されています。また、この定義は、日本における小児の肥満の定義とは異なります。
参照資料:
1. World Health Organization. Obesity and Overweight. [Online] World Health Organization.
Available at: Obesity and overweight (who.int)
2. World Health Organization. The inequality epidemic: low-income teens face higher risks of
obesity, inactivity and poor diet. [Online] World Health Organization. Available at:
The inequality epidemic: low-income teens face higher risks of obesity, inactivity and poor
NHS England. National Child Measurement Programme, England, 2021/22 school year.
[Online] NHS England. Available at: National Child Measurement Programme, England,
2021/22 school year - NHS England Digital
ノボ ノルディスクについて
ノボ ノルディスクは、1923年創立のデンマークに本社を置く世界有数のヘルスケア企業です。私たちのパーパスは、糖尿病で培った知識や経験を基に、変革を推進し深刻な慢性疾患を克服することです。その目的達成に向け、科学的革新を見出し、医薬品へのアクセスを拡大するとともに、病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。ノボ ノルディスクは現在80カ国に約66,000人の社員を擁し、製品は約170カ国で販売されています。日本法人のノボ ノルディスク ファーマ株式会社は1980年に設立されました。詳細はウェブサイトをご覧ください。(www.novonordisk.co.jp)
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