TimeTree未来総研 × 旅行アプリ『NEWT(ニュート)』共同調査レポート 「予定データ」と「予約データ」から読み解く2025年シルバーウィークの旅行動向

〜海外旅行は"安近短”「ゆったり遠出」での二極化が鮮明に、国内は都市部への旅行や近場のフルーツ狩りも〜

株式会社TimeTree

株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』(https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute)と株式会社令和トラベル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:篠塚 孝哉)が運営する、かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』は、共同で2025年のシルバーウィークの旅行動向を分析しました。TimeTree未来総研は、シルバーウィーク(2025年9月12日〜23日)に登録された「旅行」を含む予定データを分析し、旅行アプリ『NEWT』は同アプリにおける予約データを解析。その結果、旅行予定は2019年比84%とコロナ前の水準には未だに届かないものの、回復基調が定着していることが明らかになりました。特に20代を中心とした若年層が旅行需要を牽引し、シルバーウィークを積極的に活用している様子が浮かび上がっています。さらに海外の予約動向では、韓国・台湾・フィリピン・ベトナムなどアジア圏を中心とした“安近短”が人気を集める一方、ハワイをはじめとする遠距離を選ぶ旅行者も一定数存在し、旅行スタイルの二極化が際立ちました。国内では大阪・沖縄・北海道といった定番に加え、連休後半には長野・那須・箱根など“近場で気軽に行ける旅”が上位に入りました。

【調査トピックス】

  1. コロナ禍で減少した旅行予定、2025年は2019年比84%まで回復

  2. 旅行予定は前後半ともに土日に集中、22日(月)の「休み」予定が多いものの「旅行」予定登録は22日(月)、23日(火・祝)が低調

  3. シルバーウィーク旅行は20代・30代が牽引、40代以降は相対的に低調

  4. 【行き先トレンド:海外編】飛び石連休の25年はフィリピンやベトナムなど東南アジアを中心とした”安近短”に人気が高まる

  5. 「直前でも行きたい!」シルバーウィーク海外予約の3割が8月に集中

  6. ハワイは有給を使って大型連休化。”安近短”とは対照的に「ゆったり遠出」

  7. 【行き先トレンド:国内編】国内旅行は大阪・沖縄・北海道・東京が安定上位、後半は長野・那須・箱根など自然溢れる観光地が浮上

  8. 秋の味覚は”狩り”シーズン、ぶどう狩り・梨狩りなど果物狩りが人気

【代表コメント】

TimeTree未来総研所長 深川 泰斗

今回の共同調査を通じて、シルバーウィークの旅行需要が確実に回復の道を歩んでいること、そしてその中心に20代・30代をはじめとした若年層がいることが明らかになりました。TimeTreeの予定データを見ると、国内の旅行の計画は週末や連休前半に集中し、後半は“近場で気軽に行ける旅”が多く選ばれるなど、休暇のカレンダーに合わせて柔軟に予定を組み立てる姿が浮かび上がります。
さらに今回は、令和トラベルさんが運営する「NEWT」の予約データと組み合わせることで、宿泊数や旅行人数といった予定データだけでは把握しきれない情報も明らかになり、旅行行動の実態の理解に厚みを持たせることができました。海外では“安近短”の人気が高まる一方で、ハワイのようにあえて長めの休暇を取って遠出をする層も存在し、旅行スタイルの二極化が際立っていることも確認されています。
TimeTree未来総研としては、こうした予定データと予約データの両方から見える人々の行動を今後も丁寧に読み解き、“次の休みをどう過ごそうか”と考えるときのヒントを届けていきたいと思います。

株式会社令和トラベル 執行役員兼リサーチ統括 大木優紀(Ohki Yuuki)

今年のシルバーウィークは飛び石連休となったことから、短期間・低予算で楽しめる“安近短”の傾向が際立ちました。一方で、ハワイを選ぶ旅行者は有給休暇を組み合わせて大型連休化するなど、旅行スタイルの二極化も特徴的でした。

TimeTreeとの共同研究でも明らかになったように、限られた日数をどう活用するかが旅のスタイルを大きく分けています。韓国は早朝着・夜帰国のスケジュールで短い休みを有効に使える点が支持され、フィリピンやベトナムといった東南アジアは直行便と物価の安さを活かし“プチ贅沢”を楽しめる点が注目されています。休暇をどう組み合わせるか、その工夫次第で旅の楽しみ方が広がっていることが、今回の調査からもうかがえます。今回のTimeTreeとの共同研究のように、NEWTでは、今後もマクロの休暇動向とミクロの旅行行動を多角的に捉え、新しい旅のトレンドを解き明かしていきます。

2025年シルバーウィーク旅行動向詳細
コロナ禍で減少した旅行予定、2025年は2019年比84%まで回復

TimeTreeに登録された予定データから、2019年以降7年間におけるシルバーウィーク(9月12日~9月23日)の「旅行」予定の推移を分析した結果(※1)、2025年のシルバーウィークの旅行予定登録数は2019年比で84%となりました。2020年(52%)、2021年(39%)はコロナ禍の影響で大きく減少しましたが、2022年以降は回復基調に転じ、2023年87%、2024年90%と上昇を続けています。2025年は84%と前年をやや下回ったものの、依然としてコロナ禍前に近い水準にあり、旅行需要が安定して回復しつつあることがうかがえます。

(※1)分析期間は2025年のシルバーウィークの日程に合わせています

旅行予定は前後半ともに土日に集中
22日(月)の「休み」予定が多いものの「旅行」予定登録は22日(月)、23日(火・祝)が低調

2025年シルバーウィーク期間(9月12日〜23日)の「旅行」予定を日別にみると、9月13日(土)に最も集中し、次いで20日(土)が多く週末が山場となりました。一方、後半の22日(月)、23日(火・祝)は低調にとどまり、旅行予定は連休前半の週末に偏る傾向が明らかになりました。

一方で、シルバーウィーク中の休暇取得の傾向を「休」を含む予定登録でみたところ、9月22日(月)が最多となっていました。20日(土)から4連休を作り、旅行までは行かないものの、ゆっくり休む傾向が推察されます。

シルバーウィーク旅行は20代・30代が牽引、40代以降は相対的に低調

TimeTreeの予定データから期間中の「旅行」の予定出現数を年代別に見ると、20代が最も多く、次に30代が続き、若年層が旅行需要を牽引していることが分かりました。一方で40代以降は年齢が上がるにつれて旅行予定の出現数は減少しました。家庭や仕事などの生活環境の影響もあり、若年層と中高年層で旅行予定に温度差が見られる結果となりました。

【行き先トレンド:海外編】
飛び石連休の25年はフィリピンやベトナムなど東南アジア中心に”安近短”に人気が高まる

次に、NEWTの予約データから2025年のシルバーウィークにおける海外旅行先のトレンドを紐解いてみました。今年は飛び石連休となる影響から、近場で手軽に楽しめる“安近短”旅行が人気を集めています。渡航先では韓国がトップ、続いて台湾・フィリピン・香港・ベトナムなどアジア近距離が上位を占め、平均2.5泊・2名での短期間かつ低予算の旅行スタイルが際立ちました。前年と比べてフィリピンやベトナムが伸長しており、日本より物価が安く距離的にも行きやすい東南アジアが注目を集めています。

「直前でも行きたい!」シルバーウィーク海外予約の3割が8月に集中

予約動向にも特徴が見られました。通常、海外旅行は出発の約3カ月前に予約のピークを迎えますが、今年のシルバーウィークは全体の約3割が連休直前とも言える8月に集中していました。今年は直前になってからの駆け込み予約が目立ち、「思い立ったらすぐ海外へ」というニーズの高まりがみられました。

ハワイは有給を使って大型連休化。 ”安近短”とは対照的に「ゆったり遠出」

一方で、ランキング6位に位置するハワイを選ぶ旅行者は、有給休暇を加えて日程を伸ばし、飛び石連休を大型連休へと変えるケースが目立ちました。近場でコンパクトに楽しむ層と、休暇を工夫してゆったり遠出をする層という、シルバーウィークの使い方にも二極化傾向がみられました。

【行き先トレンド:国内編】
国内旅行は大阪・沖縄・北海道・東京が安定上位、後半は長野・那須・箱根など自然溢れる観光地が浮上

国内旅行の行き先に目を向けてみると、TimeTreeの予定データでは、大阪・沖縄・北海道・東京が全期間を通じて安定的に上位を占めました。詳細をみていくと、連休後半(9月19日〜23日)には那須・長野・箱根といった都市圏からのアクセスが良い温泉地や自然溢れる観光地が上位に浮上しており、連休の前半と後半での旅行の楽しみ方の違いが垣間見られました。

1位の大阪については、10月13日(月・祝)の閉幕を迎える大阪万博との関連で「万博」の予定登録状況を確認しました。9月12日(金)〜23日(火・祝)の登録数をみると、祝日はあまり伸びず、最初の週末である13日(土)が最多、続いて20日(土)が多い結果となっていました。旅行予定と同様に、大型イベントへの参加も前半に集中する傾向が伺えます。

秋の味覚は"狩り”シーズン、ぶどう狩り・梨狩りなど果物狩りが人気

9月の予定データの全体を俯瞰すると、「ぶどう狩り」の予定登録が急上昇していました。秋の味覚を楽しむレジャーとして「梨狩り」「シャインマスカット狩り」なども上位に入り、シルバーウィークならではの季節行事が予定に反映されていました。「◯◯狩り」の種類別では、予定データの上位300位を調査したところ、果物狩りが上位を独占するほか、キノコ狩りや潮干狩りもランクイン。シルバーウィークを活かして、“食欲の秋”に直結する体験型レジャーが数多く予定されていることが明らかになりました。

■ 資料・調査データの転載について

本リリースから発信するコンテンツについては、以下のとおり出典元を記載の上ご利用いただくことが可能です。ご利用に際しては、問い合わせ先よりご一報ください。

  • 出典元:「TimeTree未来総合研究所」と旅行アプリ『NEWT(ニュート)』の「2025年シルバーウィーク旅行」共同調査(プレスリリースリンク)

<調査概要>

TimeTree未来総合研究所調べ

■分析データについて

  • 2019年1月1日~2025年9月4日の期間で登録されたデータを対象として分析 (登録ユーザー数は2019年1月時点で1200万超、2025年5月時点で6500万超)

  • 分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています

旅行アプリ『NEWT(ニュート)』調べ

  • 集計データ:『NEWT』予約データ

  • 集計対象 :出国日が2025年9月12日〜9月23日までの海外ツアー

TimeTree未来総研について

TimeTree未来総合研究所は、全世界の登録ユーザー数が6,000万人を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された100億超の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所です。多様性に溢れ、先の読めない時代においても、みなさまが納得して未来を選べるきっかけをつくるために、予定データから見える世の中の動きや未来の兆しを発信しています。

  • TimeTree未来総研Webサイト

  • 予定データを活用したTimeTreeの広告サービスについては、以下をご確認ください。

    • 「予定」にターゲティングできる広告ソリューション「TimeTree Ads」

    • 未来データをもとにユーザーのモーメントをとらえた広告配信を実現する「MIRAI_DSP」

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスです。家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできて、目的に応じたカレンダーを複数つくることができます。2015年3月24日よりサービスの提供を開始、2025年5月には全世界で登録ユーザー数が6,500万を突破しました。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーのみなさまの毎日の生活の中で幅広くご利用いただいています。

株式会社TimeTree 概要

  • 社名:株式会社TimeTree(英語表記:TimeTree, Inc.)

  • 設立:2014年9月1日

  • 代表者:深川泰斗(代表取締役社長)

  • 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿六丁目18番1号 
        住友不動産新宿セントラルパークタワー18階

  • 事業内容:カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の運営・開発

株式会社令和トラベル

令和トラベルは「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに、旅行におけるあたらしい体験や、あたらしい社会価値の提供を目指すデジタルトラベルエージェンシーです。2022年4月より、かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を提供しています。旅行業界における予約や管理業務のDXを最大化し、旅行というエクスペリエンスを通じた社会価値の創造に挑戦します。

◆かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』

◆会社概要

名称  :株式会社令和トラベル

所在地 :東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー15F

代表者 :代表取締役 篠塚 孝哉

創業日 :2021年4月5日

事業内容:旅行代理店業 

登録免許:第一種旅行業(観光庁長官登録旅行業:第2123号)

所属協会:JATA(一般社団法人日本旅行業協会)正会員、IATA(国際航空運送協会)公認代理店

会社HP:https://newt.net/company 

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会社概要

株式会社TimeTree

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URL
https://timetreeapp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿六丁目18番1号 住友不動産新宿セントラルパークタワー18階
電話番号
-
代表者名
深川泰斗
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年09月