海洋生分解性を有する歯ブラシが広島県内のホテルに採用
海洋プラスチックごみ削減に向けて酢酸セルロース樹脂の利活用が拡大
広島県では、瀬戸内海における海洋プラスチックごみ削減を目指して官民連携組織「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(以下、GSHIP)」を設立し、県民と事業者が協働する実効的な対策に取り組んでいます。当社はGSHIPの一員として、広島県内のスタジアムやホテル、飲食店等で酢酸セルロース樹脂を用いたカトラリーやアメニティーを使用いただき、使用済み製品の回収ルート構築と回収製品のリサイクルを検討する事業に取り組んでいます。
(ご参考:https://www.daicel.com/news/assets/pdf/20220829.pdf)
この度、当社グループの酢酸セルロース樹脂を用いた歯ブラシ(株式会社サンヨーアメニティ製造)が、GSHIPの一員である株式会社近畿日本ツーリスト商事より発売され、広島県内のホテルに採用されることとなりました。回収した歯ブラシは、瀬戸内海における海洋ごみのうち約1割※を占めるカキ養殖用パイプへのリサイクルを検討しています。海洋ごみとしてのカキ養殖用パイプは気象条件等により意図せず流出しているものですが、これを海洋生分解性のある酢酸セルロース樹脂から作ることで、海洋ごみの削減が期待されます。本年2月より酢酸セルロース樹脂をカキ養殖用パイプとして使う実証実験を広島県立総合技術研究所の試験筏にて開始しました。
当社グループは循環型社会の構築に向けて、パートナー企業や自治体と協力し、リサイクル性、海洋生分解性など環境にやさしい様々な機能を有する酢酸セルロース樹脂の普及促進に努め、海洋ごみをはじめとする環境問題に積極的な解決策を提案してまいります。
【採用ホテル】(五十音順)
※出展:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/487683.pdf
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