新車供給ひっ迫で修理需要が急増!限界を迎える自動車部品物流の課題にアシストスーツが対応
アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、大阪府大阪市の自動車部品販売をおこなう株式会社大一用品商会に「マッスルスーツSoft-Power」を2025年2月に納品しました。

■自動車部品の物流が激増、作業負担の軽減が求められる現場
近年、自動車業界では型式不正問題やウクライナ情勢の影響により、新車供給がひっ迫し、半導体不足がさらに深刻化しています。その結果、新車購入よりも補修や車検の需要が高まり、自動車部品業界の物流量が急増しています。特に、自動車部品の供給・流通の負担が増し、多くの企業が対応を迫られています。この影響もあり、物流業界では部品の配送頻度や荷物量が増加。人手不足が慢性化し、ドライバーや倉庫作業員の負担が大きくなっています。さらに、補修部品の需要拡大により、倉庫の保管スペースや管理業務の負担も増加し、より効率的な運用が求められています。また、近年の「2024年問題」により、トラックドライバーの労働時間の上限規制が強化され、長時間労働が難しくなったことで、物流全体の効率低下が懸念されています。このような環境の変化により、現場の作業負担は増加の一途をたどっており、従業員の身体的負担を軽減するための対策が急務となっています。
■株式会社大一用品商会様からのコメント
弊社では自動車部品を取り扱い、トラックへの積み降ろしや配送業務を行っています。20kg~30kgのケースを1.5トントラックへ満載し、配送先では一人で荷卸しを行う必要があり、作業負担が大きな課題となっていました。以前は配送業務をアウトソーシングしていましたが、委託先の人材不足により対応が難しくなり、自社社員が対応する場面が増加。しかし、自社でも人材確保が困難であり、リタイア後の方を採用するなどの工夫を行っていたものの、若年層の確保が難しく、特に負担の大きい積み下ろし作業では作業時間がかかるようになっていました。従業員には休憩を取りながら作業するよう促していましたが、根本的な負担軽減の対策が求められており、アシストスーツの導入を検討しました。Exo-PowerとSoft-Powerの2種類を試した結果、脱着が容易で移動しやすいSoft-Powerが業務に適しているとの判断に至り、正式に導入を決定しました。
導入後は、「繰り返しの積み込み作業が大幅に楽になった」「しゃがみ込んだ姿勢からの持ち上げ動作で腰にかかる負担が軽減される効果を実感している」「マッスルスーツを着けていないと、仕事後に腰の痛みがあり、お風呂でゆっくり温まる必要がありました。しかし、導入後は仕事外の時間も負担が軽減され、大きく違いを感じています。」と従業員から好評を得ています。
弊社では、数年前から働き方改革を推進しており、今回のアシストスーツ導入もその一環です。今後も、他熱中症対策などを含む作業環境の改善にも注力し、引き続き従業員の健康を守る取り組みを進めていく予定です。
■マッスルスーツ Soft-Power (ソフトパワー)
電気不要。屋内外問わず、様々な作業シーンで活躍する、サポータータイプのマッスルスーツです。マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラス※1の補助力を実現。腰の負担を35%※2軽減します。製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や、介護現場でのつらい姿勢維持、農作業の前傾姿勢など腰に負担のかかる作業で効果を発揮します。
製品名:マッスルスーツSoft-Power®|メーカー希望小売価格:59,400 円(税込)
サイズ:1サイズ(適用身長:150 ㎝~190 ㎝、ウエストサイズ:フリー)
ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/soft_power/
※1 当社比 ※2 当社実証実験により

○「マッスルスーツ」は株式会社イノフィスの登録商標です。
〇 下図は当社販売商品ラインナップです。

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