世界関節炎デーに考える:関節リウマチ患者さんのアンメットニーズ

おいしい健康

患者共感型メディカルマーケティングを提供する株式会社おいしい健康(代表取締役CEO:野尻哲也)が、「関節リウマチ患者さんのアンメットニーズ分析(VOICE BRIDGE)※」を実施。患者さんとご家族を取り巻く環境における課題や、患者さんが抱える日常生活での不安に関する要因を示唆しました。

※「VOICE BRIDGE」とは、製薬企業向けにおいしい健康が定期的に患者さんやご家族、医療関係者へ行うアンケートから抽出されたアンメットメディカルニーズを可視化するプログラムです。

10月12日は「世界関節炎デー」

「世界関節炎デー」は、関節リウマチやその他の関節疾患に対する認識を高め、患者さんとそのご家族への支援の重要性を呼びかける活動が世界中で行われています。日本国内には約82.5万人の関節リウマチ患者が存在し、そのうち7割以上が女性(※1)です。特に30〜50代の女性が多く発症しており、日常生活、家事、育児、仕事との両立が大きな課題となっています(※2)。

※1 参考文献:日本リウマチ学会編 関節リウマチ診療ガイドライン2024.診断と治療社:p212

※2 参考文献:日本リウマチ友の会編「2020年リウマチ白書」リウマチ患者の実態〈総合編〉:p12 図-5

関節リウマチ患者さんの感じる気掛かりとご家族の思いとは 

おいしい健康は、関節リウマチ患者さんのアンメットニーズを調査する中で、特に患者さんとご家族の関わりに注目しました。おいしい健康では、体験談を通じて患者さんやご家族が直面する悩みや課題を共有しており、多くの声が寄せられています。例えば、『同居の母がリウマチで長年治療を受けていますが、子育てや仕事でなかなか寄り添えない』や、『家族の私は料理が苦手。簡単に栄養を考えたレシピを提供してくれるサービスがあれば、大変なときにもっとサポートできたのに』といった声があります。

これらの声から、ご家族との関わりが患者さんの日常生活における重要な要素と考え、今回の調査でもこの部分にフォーカスして解決策を検討しました。

調査結果

  • 約4割の患者さんが、ご家族に対して日常生活が思うようにできずに気掛かりと感じている

  • 一方で、約7割のご家族は、患者さんに「自分のことを第一に考えてほしい」と願っていることが判明

[調査概要]

・調査対象:『おいしい健康』に登録している関節リウマチ患者さん(n=37)、関節リウマチ患者さんのご家族(n=37)

・調査名:関節リウマチ患者さんまたは身近に関節リウマチ患者さんがいらっしゃる方(ご家族・ご親戚など)への「治療や日々の生活に関するアンケート調査」

・調査期間:2024年7月18日~28日

・調査機関:自社調査

・調査方法:インターネット調査

■患者さんが感じるご家族への気掛かり

今回の調査では、4割の患者さんがご家族に対して、家事や日常生活において思うようにできないことを気掛かりと感じていることがわかりました。次に治療費における気掛かりが続きます。

図1:患者本人への調査:ご家族に対する気持ち

■ご家族が感じる「もっと頼ってほしい」という思い

一方、ご家族の7割が「患者さんには自分の健康や治療を最優先にしてほしい」と願っていることが明らかになっています。次に約半数の方が「気兼ねすることなく何でも相談して欲しい」と回答しています。

図2:ご家族への調査:患者さんに対する気持ち

患者さんの日常生活の気掛かりを軽減するための解決策

今回の調査から、患者さんはご家族に対して気掛かりを感じる必要はないかもしれないと示唆されています。とはいえ、現実的には患者さんは日常生活においてご家族への気掛かりを感じてしまうことが多く、その軽減には日常生活の支援や適切な治療が不可欠です。おいしい健康は、アプリを通じて患者さんとご家族が治療外でもサポートを受けられる環境を整え、気掛かりを感じることなく、ご家族とともに快適な生活を送れるよう支援しています。

■おいしい健康の具体的なサポート内容

  1. 治療の選択肢や症状の理解を深めるための情報提供

    患者さんとご家族が疾患を正しく理解し、早期受診と適切な治療を選ぶために必要な情報を提供しています。関節リウマチの治療選択肢は増えており、新しい治療法によって患者さんの負担を軽減できる可能性が広がっています。こうした情報を通じて、患者さんが早めに受診し、適切な治療を受けることで、QOL(生活の質)の向上が期待できます。

    関節リウマチ疾患啓発ページ

     

  2. 実際の体験談を基にした生活サポート

    他の患者さんやご家族の実体験を共有し、生活の質向上のヒントやアイデアを提供します。具体的な事例を通じて、患者さんとご家族がどのようにサポートし合えるかを学べるよう努めています。

    関節リウマチ治療の体験談

     

  3. 管理栄養士が監修したレシピで食生活をサポート

    関節リウマチの患者さんに適した栄養バランスの取れたレシピや、調理負担の少ないレシピを提供しています。これにより、患者さんの家事負担を軽減しつつ、健康的な食生活を支援します。初心者でも簡単に取り組めるレシピを提供することで、ご家族が患者さんをサポートしやすい環境作りを目指しています。

    おいしい健康アプリによる食生活支援

    Instagram「悩まないで!関節リウマチ治療」

おいしい健康は、患者さんが関節リウマチと向き合いながらも、夢や目標を実現することを大切にしています。

体験談等を通じて、患者さんが「どんな日常を送りたいか」「どんな夢を叶えたいか」といった希望を共有し、患者さんが病気と向き合いながらも夢を追いかけられるよう、生活の質向上を全力でサポートしています。さらに、「アンメットニーズ分析(VOICE BRIDGE)」を活用し、患者さんとご家族、医療関係者の声を基にしたサポート体制を強化し、患者さんがより豊かな日常を実現できるよう支援を続けています。


■10月12日世界関節炎デー 開催イベント「LOVE ME ALL FES」

おいしい健康は10月12日世界関節炎デーに、関節リウマチ患者さんが立ち上げた団体「LOVE RA PROJECT」が主催するイベント「LOVE ME ALL FES」に参加し、関節リウマチに関する啓発活動をサポートいたします。「LOVE ME ALL FES」は、「持病があっても、人生を楽しもう!」というコンセプトのもと患者さんやそのご家族、ご友人などが集まり、病気との向き合い方や支援を深める体験型のイベントです。おいしい健康は、ブースを出展し、関節リウマチの患者さん向けのレシピや食事管理のアドバイスを提供いたします。

2024年度イベント詳細

■株式会社おいしい健康「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」

 株式会社おいしい健康は、データサイエンスに基づく栄養療法(Data science-based Nutrition:DBN)により「世界から病気をなくす」ことを目指す、ヘルスケア・スタートアップです。 パーソナライズ献立提案・栄養管理アプリ『おいしい健康』の提供を通じて、世界80億人の健康とWell-beingの実現、ならびに医療費抑制など社会課題の解決に貢献いたします。

会社名:株式会社おいしい健康

代表取締役CEO:野尻哲也

設立:2016年7月

所在地:東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階

事業内容:生活者・医療機関を対象としたヘルスケアサービスの提供、製薬・食品・生命保険業界を対象としたマーケティングソリューションの提供

コーポレートサイト: https://corp.oishi-kenko.com/

[おいしい健康アプリ]

アプリ紹介ページ: https://oishi-kenko.com/service_description

App Store: https://oishi-kenko.com/katgut/ios_app_store

Google Play Store: https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play

WEB: https://oishi-kenko.com/

■本リリースや「VOICE BRIDGE」プログラムに関するお問い合わせ

株式会社おいしい健康 広報担当

E-mail: press@oishi-kenko.com

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会社概要

株式会社おいしい健康

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URL
https://corp.oishi-kenko.com/company.html
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区日本橋小舟町3−2 リブラビル3階
電話番号
-
代表者名
野尻哲也 松浦弥太郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2016年07月