フリースケール、電力要件の厳しいコネクテッド・デバイス向けの プログラマブルなパワー・マネジメントICのファミリを拡充
i.MX 6アプリケーション・プロセッサのシステム向けに最適化された 最新のPFシリーズパワー・マネジメントIC (PMIC)により、多様なプラットフォームでの利用が可能に
2014年2月25日、Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。
ドイツ、ニュルンベルク(Embedded World 2014)-2014年2月25日-フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、高度なプログラミングの可能なパワー・マネジメントICであるPFシリーズの新製品として、MMPF0200デバイスを発表しました。
MMPF0200は、フリースケールのi.MX 6(アイドット・エムエックス6)Solo、i.MX 6SoloLite、およびi.MX 6DualLiteの各アプリケーション・プロセッサをベースとするシステムでシームレスに稼働するように最適化され、さらに極めて優れた設定機能とクイックターン・プログラマビリティを備えており、ポータブル医療機器、IPヘッドフォン、ホーム・セキュリティ・システム、IPTVコントローラ、タブレット、および家庭用エネルギー管理ソリューションなど、消費電力が重視されるプラットフォームのホストとして理想的です。車載電子機器市場のリーダーとしての長期にわたるフリースケールの実績を基盤とするMMPF0200は、インフォテイメント・システムなどの車載アプリケーション向けのAEC-Q100グレード3にも適合します。
MMPF0200のクィックターン・プログラマビリティを利用すれば、システムの多様な要件に対応し、加えて急速な成長と変化を遂げる新興市場の要求を満たすデバイスを、迅速かつ簡単にプログラムすることができます。また、あらゆる設定に対応するアーキテクチャを基盤としており、数多くの出力でさまざまな定格電流の設定と電圧の変更が可能であるため、コア・プロセッサ、メモリ、およびペリフェラルをサポートするシステムレベルの電力ソリューションとしても機能します。そのため、システム設計の複雑性の緩和、全体の部品コストの削減、市場への製品投入の迅速化をもたらします。
フリースケールのジェイムズ・ベイツは次のように述べています。「フリースケールのMMPF0200は、アプリケーション・プロセッサのパワー・マネジメントに対してシステムレベルで対処するため、クイックターン・プログラマビリティを備えたPMICとして機能するだけではなく、さまざまなアプリケーションのリファレンス・デザイン、ソフトウェア、および評価ボードにも利用することができます。高度に先進的なこのデバイスは、i.MX 6アプリケーション・プロセッサ・ファミリなどの幅広く利用されるプロセッシング・ソリューションの利用者に対して、フリースケールの世界クラスのアナログ製品がもたらす真価を、明確に示しています。」
MMPF0200は、MMPF0100を含むフリースケールのPFシリーズ・ファミリの製品です。MMPF0100が豊富な機能を備えたスマート・モバイル・デバイスや車載インフォテイメント・システムなどの極めて複雑なシステムに理想的であるのに対して、MMPF0200は、これまで対応していなかったi.MX 6SoloLite、i.MX 6Solo、およびi.MX 6DualLiteの各SoCなどの超低消費電力のi.MX 6製品ファミリ向けに設計されています。MMPF0200は、i.MX 6テクノロジとシームレスに連携して設計サイクルを短縮し、i.MX 6のリソース、機能、IPの利用を最適化します。
MMPF0200 PMICの主な特長は次のとおりです。
- 入力電圧:2.8V~4.5 V
- 最大4個の出力を備えた降圧コンバータ
• SW1:2.5 A単相/二相 x 1
• SW2:1.5 A x 1
• SW3:2.5 A x 1または1.25 A x 2
• ダイナミック電圧スケーリング
• PWM、PFM、APSのスイッチング・モード
• 調整可能なスイッチング周波数:1 MHz、2 MHz、または4 MHz
- 5.0 Vブースト・レギュレータ:OTG対応600 mA x1
- 6個のLDO
• VGEN1/2、0.80V~1.55 V @ 100/250 mA
• VGEN3/4/5/6、1.8V~3.3 V @ 100/350/100/200 mA
- フル・プログラマブルの出力電圧、電流制限、スイッチング・モード、ソフト・スタート、および周波数
- オン、オフ、スタンバイのモード別のプログラミング
- プログラマブルな起動シーケンスおよび起動タイミング
- ワンタイム・プログラマブル・メモリ(ユーザ設定が可能)
- RTC供給電圧:1.0V~3.0 V @ 400 μA
- 10 mAのDDRメモリ基準電圧
- ボタン電池充電器
開発サポート、価格、および供給
MMPF0200パワー・マネジメント・デバイスは現在サンプル出荷中で、2014年3月の生産開始を予定しています。詳細についてはwww.freescale.com/pmicのWebサイトをご覧ください。1万個購入時の1個あたりの参考価格は2.38ドル(USD)からです。
フリースケールは、MMPF0200パワー・マネジメント・デバイス向けとして以下のハードウェアおよび無償ソフトウェア用意しています。
• KITPF0200EPEVBE評価ボード(118.00ドル)
• KITPFPGMEVME PFシリーズのプログラマ・ボード(99.00ドル)
• PFファミリのPMICデバイス向けのKITPF0100SKTEVBE OTPプログラミング・ソケット(110.00ドル)
優れた堅牢性と信頼性を備えたアナログ性能
フリースケールのアナログ製品の大多数は、拡張温度範囲での動作など、産業市場の極めて重要な要件を満たします。各製品は、厳格なプロセス制御によって設計と製造が行われ、車載市場の厳格な信頼性基準を満たすよう、業界標準の手法を用いて適格性が診断されます。また、PF0200は、大半のフリースケールの産業用アナログ製品と同様、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低10年間または15年間の供給体制が保証されます。諸条件の詳細、ならびに対象製品のリストについては、www.freescale.com/productlongevityのWebサイトをご覧ください。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.com/jaをご覧ください。
フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの促進を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、業界最大規模の包括的な組込みエコシステムを体験できるイベントです。FTFでは、フリースケールやエコシステム・パートナーが4日間にわたって詳細なトレーニングや実践的なワークショップ、デモンストレーションを提供します。また、業界の同業者や優れたビジョンを持つ先駆者とコラボレーションを進めるまたとない機会でもあります。世界中のデベロッパ・コミュニティから熱い支持を受けており、2005年に開催を開始して以来、FTFの参加者は世界全体で6万人に到達しようとしています。中核イベントであるFTF Americasは、2014年4月8日~11日にテキサス州ダラスで開催される予定です。FTF Japanは東京にて、2014年10月6日に開催される予定です。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
©2014 Freescale Semiconductor, Inc.
ドイツ、ニュルンベルク(Embedded World 2014)-2014年2月25日-フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、高度なプログラミングの可能なパワー・マネジメントICであるPFシリーズの新製品として、MMPF0200デバイスを発表しました。
MMPF0200は、フリースケールのi.MX 6(アイドット・エムエックス6)Solo、i.MX 6SoloLite、およびi.MX 6DualLiteの各アプリケーション・プロセッサをベースとするシステムでシームレスに稼働するように最適化され、さらに極めて優れた設定機能とクイックターン・プログラマビリティを備えており、ポータブル医療機器、IPヘッドフォン、ホーム・セキュリティ・システム、IPTVコントローラ、タブレット、および家庭用エネルギー管理ソリューションなど、消費電力が重視されるプラットフォームのホストとして理想的です。車載電子機器市場のリーダーとしての長期にわたるフリースケールの実績を基盤とするMMPF0200は、インフォテイメント・システムなどの車載アプリケーション向けのAEC-Q100グレード3にも適合します。
MMPF0200のクィックターン・プログラマビリティを利用すれば、システムの多様な要件に対応し、加えて急速な成長と変化を遂げる新興市場の要求を満たすデバイスを、迅速かつ簡単にプログラムすることができます。また、あらゆる設定に対応するアーキテクチャを基盤としており、数多くの出力でさまざまな定格電流の設定と電圧の変更が可能であるため、コア・プロセッサ、メモリ、およびペリフェラルをサポートするシステムレベルの電力ソリューションとしても機能します。そのため、システム設計の複雑性の緩和、全体の部品コストの削減、市場への製品投入の迅速化をもたらします。
フリースケールのジェイムズ・ベイツは次のように述べています。「フリースケールのMMPF0200は、アプリケーション・プロセッサのパワー・マネジメントに対してシステムレベルで対処するため、クイックターン・プログラマビリティを備えたPMICとして機能するだけではなく、さまざまなアプリケーションのリファレンス・デザイン、ソフトウェア、および評価ボードにも利用することができます。高度に先進的なこのデバイスは、i.MX 6アプリケーション・プロセッサ・ファミリなどの幅広く利用されるプロセッシング・ソリューションの利用者に対して、フリースケールの世界クラスのアナログ製品がもたらす真価を、明確に示しています。」
MMPF0200は、MMPF0100を含むフリースケールのPFシリーズ・ファミリの製品です。MMPF0100が豊富な機能を備えたスマート・モバイル・デバイスや車載インフォテイメント・システムなどの極めて複雑なシステムに理想的であるのに対して、MMPF0200は、これまで対応していなかったi.MX 6SoloLite、i.MX 6Solo、およびi.MX 6DualLiteの各SoCなどの超低消費電力のi.MX 6製品ファミリ向けに設計されています。MMPF0200は、i.MX 6テクノロジとシームレスに連携して設計サイクルを短縮し、i.MX 6のリソース、機能、IPの利用を最適化します。
MMPF0200 PMICの主な特長は次のとおりです。
- 入力電圧:2.8V~4.5 V
- 最大4個の出力を備えた降圧コンバータ
• SW1:2.5 A単相/二相 x 1
• SW2:1.5 A x 1
• SW3:2.5 A x 1または1.25 A x 2
• ダイナミック電圧スケーリング
• PWM、PFM、APSのスイッチング・モード
• 調整可能なスイッチング周波数:1 MHz、2 MHz、または4 MHz
- 5.0 Vブースト・レギュレータ:OTG対応600 mA x1
- 6個のLDO
• VGEN1/2、0.80V~1.55 V @ 100/250 mA
• VGEN3/4/5/6、1.8V~3.3 V @ 100/350/100/200 mA
- フル・プログラマブルの出力電圧、電流制限、スイッチング・モード、ソフト・スタート、および周波数
- オン、オフ、スタンバイのモード別のプログラミング
- プログラマブルな起動シーケンスおよび起動タイミング
- ワンタイム・プログラマブル・メモリ(ユーザ設定が可能)
- RTC供給電圧:1.0V~3.0 V @ 400 μA
- 10 mAのDDRメモリ基準電圧
- ボタン電池充電器
開発サポート、価格、および供給
MMPF0200パワー・マネジメント・デバイスは現在サンプル出荷中で、2014年3月の生産開始を予定しています。詳細についてはwww.freescale.com/pmicのWebサイトをご覧ください。1万個購入時の1個あたりの参考価格は2.38ドル(USD)からです。
フリースケールは、MMPF0200パワー・マネジメント・デバイス向けとして以下のハードウェアおよび無償ソフトウェア用意しています。
• KITPF0200EPEVBE評価ボード(118.00ドル)
• KITPFPGMEVME PFシリーズのプログラマ・ボード(99.00ドル)
• PFファミリのPMICデバイス向けのKITPF0100SKTEVBE OTPプログラミング・ソケット(110.00ドル)
優れた堅牢性と信頼性を備えたアナログ性能
フリースケールのアナログ製品の大多数は、拡張温度範囲での動作など、産業市場の極めて重要な要件を満たします。各製品は、厳格なプロセス制御によって設計と製造が行われ、車載市場の厳格な信頼性基準を満たすよう、業界標準の手法を用いて適格性が診断されます。また、PF0200は、大半のフリースケールの産業用アナログ製品と同様、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低10年間または15年間の供給体制が保証されます。諸条件の詳細、ならびに対象製品のリストについては、www.freescale.com/productlongevityのWebサイトをご覧ください。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.com/jaをご覧ください。
フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの促進を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、業界最大規模の包括的な組込みエコシステムを体験できるイベントです。FTFでは、フリースケールやエコシステム・パートナーが4日間にわたって詳細なトレーニングや実践的なワークショップ、デモンストレーションを提供します。また、業界の同業者や優れたビジョンを持つ先駆者とコラボレーションを進めるまたとない機会でもあります。世界中のデベロッパ・コミュニティから熱い支持を受けており、2005年に開催を開始して以来、FTFの参加者は世界全体で6万人に到達しようとしています。中核イベントであるFTF Americasは、2014年4月8日~11日にテキサス州ダラスで開催される予定です。FTF Japanは東京にて、2014年10月6日に開催される予定です。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
©2014 Freescale Semiconductor, Inc.
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