【大人ニキビvs思春期ニキビ調査】治療法が異なることを知らない人82.3%、間違ったケアで悪化経験者は7割超

〜30代以上のニキビ悩みは「Uゾーン」に集中、皮膚科医が正しいケア方法を解説〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、大人ニキビと思春期ニキビは原因が根本的に異なるため、治療法も変える必要があります。思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が主因でTゾーンにできやすいのに対し、大人ニキビはホルモンバランスの乱れや乾燥、ストレスが原因でUゾーン(あご・フェイスライン)にできやすいのが特徴です。30代でニキビが治らない方は、10代向けの皮脂対策ケアを続けていることが悪化の原因となっている可能性があります。

 

 ・大人ニキビと思春期ニキビで治療法が異なることを知らない人が82.3%

・間違ったケアでニキビが悪化した経験がある人が71.7%

・30代以上のニキビ悩みの67.0%がUゾーン(あご・フェイスライン)に集中

用語解説 

■ 大人ニキビとは 

大人ニキビとは、20歳以降に発症するニキビ(尋常性ざ瘡)のことである。思春期ニキビと異なり、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、乾燥、不規則な生活習慣などが原因で発症し、あご・フェイスライン(Uゾーン)にできやすい特徴を持つ。 

■ 思春期ニキビとは 

思春期ニキビとは、10代の第二次性徴期に発症するニキビ(尋常性ざ瘡)のことである。成長ホルモンの影響による過剰な皮脂分泌が主な原因で、皮脂腺の多いTゾーン(おでこ・鼻)にできやすい。 

■ Uゾーンとは 

Uゾーンとは、顔のあご・フェイスライン・頬の下部を含むU字型の領域のことである。皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位であり、大人ニキビが好発する場所として知られる。

大人ニキビと思春期ニキビの比較

比較項目

大人ニキビ

思春期ニキビ

好発年齢

20代〜40代

10代〜18歳頃

好発部位

Uゾーン(あご・フェイスライン)

Tゾーン(おでこ・鼻)

主な原因

乾燥・ストレス・ホルモンバランス

過剰な皮脂分泌

肌の状態

乾燥肌・混合肌が多い

脂性肌が多い

治療の基本

保湿重視・生活習慣改善

皮脂コントロール・洗顔

完治までの期間

数ヶ月〜長期化しやすい

20歳前後で自然軽快が多い

再発リスク

高い(原因が複合的)

比較的低い

※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚科・形成外科を展開する医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、全国の20〜50代のニキビに悩んだ経験がある男女300名を対象に「大人ニキビと思春期ニキビに関する意識調査」を実施しました。

調査背景 

当院には「10代の頃と同じケアをしているのにニキビが治らない」「30代になってからニキビができやすくなった」といったお悩みで来院される方が増加しています。SNSやインターネット上には様々なニキビケア情報が溢れていますが、大人ニキビと思春期ニキビでは原因も治療法も異なるため、間違った情報に基づくケアで症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。そこで今回、大人ニキビと思春期ニキビの違いに関する認知度や、ケア方法の実態を明らかにするため本調査を実施しました。

調査概要

・調査対象:全国の20〜50代のニキビに悩んだ経験がある男女

・調査期間:2026年1月19日〜1月28日

・調査方法:インターネット調査

・調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】8割以上が大人ニキビと思春期ニキビの治療法の違いを知らない 

設問:大人ニキビと思春期ニキビでは、原因や治療法が異なることを知っていましたか?

大人ニキビと思春期ニキビの治療法が異なることを「知らなかった」と回答した人が82.3%に上りました。多くの人が両者の違いを認識しないまま、不適切なケアを続けている可能性が示唆されます。

【調査結果】7割以上が間違ったケアでニキビを悪化させた経験あり 

設問:間違ったニキビケアで、症状が悪化した経験はありますか?

間違ったケアでニキビが悪化した経験がある人は71.7%(「何度もある」「1〜2回ある」の合計)に達しました。特に「何度もある」と回答した28.3%の方は、根本的なケア方法の見直しが必要と考えられます。

【調査結果】30代以上のニキビ悩みの約7割がUゾーンに集中 

設問:20代以降、ニキビができやすい部位はどこですか?(複数回答可・最も気になる部位を選択)

大人になってからのニキビ悩みは「あご・フェイスライン(Uゾーン)」が67.0%と圧倒的に多く、思春期ニキビの好発部位であるTゾーン(おでこ・鼻)は14.7%に留まりました。この結果は、大人ニキビと思春期ニキビでは発症メカニズムが異なることを裏付けています。

【調査結果】大人ニキビの原因を「皮脂の過剰分泌」と誤認している人が4割超 

設問:大人ニキビの原因として、最も当てはまると思うものはどれですか?

大人ニキビの原因を「皮脂の過剰分泌」と考えている人が42.7%と最多でした。しかし実際には、大人ニキビの主因は乾燥やホルモンバランスの乱れであることが多く、この誤った認識が不適切なケアにつながっている可能性があります。

【調査結果】ニキビで皮膚科を受診する人は3割未満 

設問:ニキビが治らない場合、皮膚科を受診しますか?

ニキビが治らない場合に皮膚科を受診すると回答した人は27.3%(「すぐに受診する」「1ヶ月以上治らなければ受診する」の合計)に留まりました。7割以上が市販薬やセルフケアで対処しており、適切な治療を受けられていない現状が明らかになりました。

調査まとめ

今回の調査により、大人ニキビと思春期ニキビの治療法が異なることを知らない人が82.3%に上り、間違ったケアで症状を悪化させた経験がある人が71.7%にも達することが明らかになりました。特に、大人ニキビの原因を思春期ニキビと同様に「皮脂の過剰分泌」と誤認している人が42.7%と多く、実際には乾燥やホルモンバランスの乱れが主因であることが正しく認識されていない現状が浮き彫りになりました。また、ニキビで皮膚科を受診する人は3割未満であり、適切な診断・治療を受けられていない方が多いことも課題として挙げられます。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、大人ニキビと思春期ニキビは全く別の疾患として捉え、それぞれに適したケアを行うことが重要です。

 

今回の調査で、8割以上の方が両者の違いを認識していないことが明らかになりましたが、これは臨床現場での実感とも一致します。「10代の頃と同じ洗顔料を使っているのに治らない」という訴えは非常に多く、実際には過度な洗顔や皮脂除去が大人ニキビを悪化させているケースが少なくありません。

思春期ニキビは成長ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になることが原因であり、適切な洗顔で皮脂をコントロールすることが治療の基本となります。一方、大人ニキビはターンオーバーの乱れによる角質肥厚、乾燥による毛穴詰まり、ストレスや生理周期によるホルモン変動など、複合的な要因が絡み合っています。そのため、皮脂を取り過ぎるケアはかえって肌のバリア機能を低下させ、症状を悪化させる原因となります。

日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドラインでは、外用レチノイド(アダパレン)や過酸化ベンゾイルなどの薬剤が推奨されていますが、大人ニキビの場合はこれらに加えて保湿ケアや生活習慣の改善も重要な治療の柱となります。市販のニキビケア製品の多くは思春期ニキビを想定して設計されているため、大人ニキビには適さない場合もあります。

特に注意していただきたいのは、同じ場所に繰り返しできるニキビや、3ヶ月以上治らないニキビは、単なるスキンケアの問題ではなく、ホルモンバランスの異常や内科的疾患が隠れている可能性があるということです。自己判断でのケアを長期間続けるのではなく、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。

 

【エビデンス】日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017では、ニキビ治療の第一選択として外用レチノイドが推奨されており、保険診療で処方可能です。皮膚科医としての臨床経験では、適切な治療を行えば大人ニキビの多くは2〜3ヶ月で改善傾向が見られます。

大人ニキビの正しいケア方法

・洗顔は1日2回まで、ぬるま湯で優しく洗う

・保湿は必須。オイルフリーで低刺激な製品を選ぶ

・睡眠時間の確保(最低6時間以上)とストレス管理を心がける

大人ニキビでやってはいけないこと

・ニキビを潰す・触る(炎症や色素沈着の原因に)

・1日に何度も洗顔する(乾燥を悪化させる)

・思春期ニキビ用の製品を使い続ける(刺激が強すぎる場合がある)

皮膚科受診の目安

・2週間以上セルフケアをしても改善しない場合

・同じ場所に繰り返しニキビができる場合

・ニキビ跡(クレーター・色素沈着)が気になる場合

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

 

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

 

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

 

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

 

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

 

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A) 

Q1. 大人ニキビと思春期ニキビの見分け方は? 

A. できる場所と肌の状態で見分けることができます。 

大人ニキビはUゾーン(あご・フェイスライン)にできやすく、肌が乾燥していることが多いのが特徴です。今回の調査でも、20代以降のニキビ悩みの67.0%がUゾーンに集中していました。一方、思春期ニキビはTゾーン(おでこ・鼻)にできやすく、肌全体が脂っぽい傾向があります。

 

Q2. 大人ニキビの正しい治し方は? 

A. 保湿を重視したスキンケアと生活習慣の改善が基本です。 

大人ニキビは乾燥やホルモンバランスの乱れが原因であることが多いため、皮脂を取り過ぎないマイルドな洗顔と十分な保湿が重要です。調査では42.7%が「皮脂の過剰分泌」が原因と誤認していましたが、過度な皮脂対策はかえって症状を悪化させます。2週間以上改善しない場合は皮膚科の受診をお勧めします。

 

Q3. 30代になってからニキビができやすくなったのはなぜ? 

A. 加齢によるターンオーバーの乱れと肌の乾燥が主な原因です。 

30代になると肌のターンオーバー周期が長くなり、古い角質が毛穴に詰まりやすくなります。また、皮脂分泌量は減少しますが、肌の水分量も低下するため、乾燥による毛穴詰まりが起きやすくなります。調査では71.7%が間違ったケアで悪化した経験があると回答しており、年齢に合ったケアへの切り替えが重要です。

 

Q4. Uゾーンのニキビが治らない原因は? 

A. ホルモンバランスの影響を受けやすい部位であり、生活習慣の見直しが必要です。 

Uゾーンは皮脂腺が少なく乾燥しやすい一方、ホルモンバランスの影響を受けやすい部位です。ストレスや睡眠不足、生理周期などでホルモンバランスが乱れると、Uゾーンにニキビができやすくなります。調査では67.0%の方がUゾーンのニキビに悩んでおり、スキンケアだけでなく生活習慣の改善も重要です。

 

Q5. 市販のニキビ薬と皮膚科の薬、どちらがいい? 

A. 大人ニキビには皮膚科での処方薬がより効果的です。 

市販のニキビ薬の多くは思春期ニキビ向けに作られており、殺菌・皮脂抑制作用が中心です。一方、皮膚科ではアダパレンなどの外用レチノイドや過酸化ベンゾイルなど、毛穴詰まりを解消し肌のターンオーバーを正常化する保険適用の薬剤が処方可能です。調査ではニキビで皮膚科を受診する人は27.3%に留まっていましたが、適切な治療を受けることで改善が期待できます。

放置のリスク

・間違ったケアの継続によるニキビの慢性化・悪化

・炎症の繰り返しによるニキビ跡(色素沈着・クレーター)の形成

・潜在的な内分泌疾患(多嚢胞性卵巣症候群など)の見逃し

こんな方はご相談ください|受診の目安

・セルフケアを2週間以上続けても改善しない場合

・同じ場所に繰り返しニキビができる場合

・ニキビ跡(色素沈着・凹み)が気になる場合

・生理不順とニキビが同時に見られる場合

・急にニキビが増えた・悪化した場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・皮膚科専門クリニックとして保険診療・自由診療の両方に対応

・日本皮膚科学会ガイドラインに基づいた適切な治療を提供

・ニキビ跡治療(レーザー・ピーリング等)も含めた総合的なケアが可能

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通いやすい

各院情報 

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階 

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階 

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F 

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階 

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階 

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。

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医療法人社団鉄結会

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月