クラウド録画サービス「Safie」、動画マニュアルシステム「VideoStep」と連携開始
東京ドームシティで業務ノウハウ化や人材の能力向上における実証実験を実施
■連携開始の背景
セーフィーは、いつでもどこでも手軽に撮影ができ、リモートで現場と本部のコミュニケーションを可能とするウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)」を提供しています。提供開始後の2021年には、リアルタイムにGPSより取得した位置情報を地図上で表示する特定機能や、録画データにも位置情報と移動履歴を表示する機能を追加してきました。現在では、主に建設・土木業界や医療業界など「現場」を持つ企業のニーズに応えています。
一方で、施工管理を含めた建設業界では若手従業員のなり手が少なく、離職率の向上が課題として挙げられており、2021年度の入職者数が27.3万名に対し離職者数は26万名と大差ない状況です(※2)。離職率改善に向けた人材育成面では、熟練者からの引き継ぎによる能力向上に時間がかかる、現場に定着するまでの研修が大掛かりという課題があります。これらの課題に対する声は建設業界だけでなくあらゆる業界で「不」とされています。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)
(※2)厚生労働省:令和3年雇用動向調査結果の概要(2022年8月)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf
■連携開始の概要
セーフィーは、LAMILAが運営するクラウド動画マニュアルシステム「VideoStep(ビデオステップ)」とシステム連携を行うことによって、「Safie Pocket2」で録画された映像データを教育コンテンツ化する取り組みを開始いたしました。「VideoStep」の独自の動画編集技術を活用し、実際の業務風景を動画マニュアルとして残すことで、文章や画像のマニュアル以上の情報量を共有することが可能になります。これにより、企業の人材育成におけるノウハウ化や人材の能力向上を進めることができます。
■実証実験の概要
この度、株式会社東京ドームファシリティーズの協力のもと、東京ドームシティ内の清掃業務・設備管理業務・施設運営業務、並びに東京ドームグループが指定管理業務を受託している首都圏の公共施設内の業務内容において、日常業務の品質向上と人材育成を目的とした実証実験を実施しています。
【東京ドーム/東京ドームホテル/LaQua(ラクーア)/ミーツポート/宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)】
東京ドームグループ指定管理施設
・実施日時:2022年8月1日 ~9月30日(計61日間)
・実施手段:「Safie Pocket2」「VideoStep」
・実施目的:日常業務のノウハウ共有を円滑化し、日々の業務品質を向上する及び人材育成におけるノウハウ化や能力向上・知識技術の伝承を実施する
■実証実験の内容
【1】業務内容を映像データで可視化、客観的に振り返りが可能に
以前まで業務の引き継ぎは紙や口頭ベースで行っていました。今回「Safie Pocket2」を利用することで、映像データで業務の記録・振り返りを客観的に実行でき、オペレーション改善の成果への繋がりが見込まれます。
【2】遠隔からリアルタイムに現場の状況を確認、正確で迅速な情報共有が可能に
東京ドームシティ内各所や指定管理施設内で災害や不具合が発生した際に、現場の状況を本部からリアルタイムで確認することができ、現場と本部のスタッフが連携した迅速で適切な対応を実現します。トラブルが発生した際の各ステークホルダーへの報告や施設管理・運営で各グループ会社で役割を分担している場合など、「Safie Pocket2」で取得した映像データを共有することで、正確で迅速な情報共有に繋げることができます。
【3】動画マニュアルの作成をワンストップで実現
これまで「Safie Pocket2」で動画撮影した映像データを端末に保存後、クラウドにアップロード、動画マニュアル作成をするという工程は分割されていました。今回の「Safie Pocket2」と「VideoStep」のAPI連携によりワンストップでの活用が可能になります。
【4】業務ノウハウをデータ化することで、業務品質の均一化と指導時間の削減へ
動画マニュアルの活用で、ベテランスタッフの業務を均一化した状態で複数名のアルバイトに伝えられるようになりました。特に、アルバイトは、短期雇用や配置換えの影響で流動的に変更する業務内容を、着任後すぐにキャッチアップすることが可能になります。
【5】豊富な経験と高い技術を有するベテラン社員の技術伝承を実現
これまで同社ではベテラン社員が退職した場合、そのノウハウを文字や画像の情報だけでは十分に引き継げないことがありました。現場で長年経験を積んだ設備管理のベテラン社員が、設備点検や修繕、設備トラブル発生時の対処方法等の技術やノウハウを指定管理施設で勤務する現場設備員に伝承をする際に活用することができるようになります。
セーフィーが提唱する「現場DX」のロードマップ
セーフィーでは図の5つのステップを提唱しています。防犯などの目的で導入済みのカメラをクラウドカメラに置き換えることで、現場の「見える化」から「データ活用」までの全体像を描いています。今回の取り組みでは、STEP1、STEP2、STEP3を実現しています。
■今後の展開
今回の実証実験では、半年間にわたって実際に新人教育や改善会議において動画マニュアルを活用し、作業品質向上や教育工数削減にどのくらい貢献できたかを、具体的に数値としてモデリングして参ります。
「Safie Pocket2」と「VideoStep」のシステム連携による本取り組みによって、あらゆる現場を持つ企業におけるリモートマネジメントや技術伝承を推し進め、現場のDXに寄与して参ります。
■動画マニュアルシステム「VideoStep(ビデオステップ)」とは
社内の文字や画像だけでは伝わらないノウハウやナレッジを、音声AIを活用することでかんたんに動画にして蓄積することのできるクラウド型の動画マニュアルシステムです。
「動画とAIで、働きかたを変える」というビジョンをもとに、少子高齢化社会の中でより多くの貴重なノウハウを動画として社会に残せるインフラを構築しています。
製造現場の手順から、システムの操作手順、営業ノウハウなど、個々人の属人的な知識を動画で標準化し、企業内の動画DXを推進します。
・VideoStep(ビデオステップ)に関する詳細はこちら
https://videostep.io/
■クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。
セーフィーはデータガバナンスに関する取り組みを下記指針に遵守し啓発活動を行っております。
・データガバナンスに関する取り組み
https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/
・データ憲章(2022年4月1日発行)
https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf
【株式会社LAMILAの概要】
所 在 地 東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7F
設 立 2019年5月
資 本 金 4,550万(資本準備金含む)
代 表 者 迎 健太
事業内容 動画マニュアル作成「VideoStep(ビデオステップ)」の運営
コーポレートサイトU R L https://lamila.co/
【株式会社東京ドームファシリティーズの概要】
所 在 地 東京都文京区後楽1丁目3番61号
事業開始 1985年2月
資 本 金 2,500万円
代 表 者 手島 康彦
事業内容 クリーン事業、メンテナンス事業、セーフティ事業、イベント事業、指定管理・一般受託事業、建築・不動産事業
コーポレートサイトU R L https://www.td-f.co.jp/
映像から未来をつくる
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西五反田1-5-1 A-PLACE五反田駅前
設 立 2014年10月
資 本 金 54.5億円
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
サービスサイトU R L https://safie.link/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
採用ページ https://article.safie.link/safietimes/recruit
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