2020年11月のスタートアップ雇用指数「WANTEX」は上昇基調が継続し過去最大の3.18という結果に(前月比+0.34ポイント)

スタートアップ企業によるビジネスSNS「Wantedly」への掲載募集数に対する応募者数割合をスタートアップ経済の成長性を示唆する先行指標として公開 デジタル人材ニーズからDXが加速する業界を示唆

ウォンテッドリー

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2020年11月版のスタートアップ雇用指数「WANTEX」(Wantedly Job Market Index、読み:ウォンテックス)を公開しました。

 
  • 過去最高値を記録した2020年11月のWANTEX
WANTEXは東京都が緊急事態宣言を発令した2020年4月~5月から上昇を続け、2020年11月には3.18となり2019年12月の2.92を越え、過去最高値という結果に。

 
  • 業種別では、IT・情報通信、コンサルティング業界の回復が早い
業種別のWANTEX推移を見ると、緊急事態宣言で全業種において減少の傾向が見られましたが、2020/6月以降では、特にIT・情報通信、コンサルティングの分野における上昇が確認されました。

2020年11月時点のWANTEXの業種別ランキングは以下の通りで順位変動はなく、全業種において伸びが見られました。「広告・マーケティング」「メディア・出版」業界では2020年10月と比較し129%と、特に大きな伸びが見られました。WANTEXが1倍を割り込んでいる業種においては募集の数に対して応募人数が超過しているという状況のため、該当業種のスタートアップ企業は採用しやすい状況にあると思われます。

  • 非首都圏では、特に宮崎県のスタートアップ経済に伸びが見られる
東京都を除いた46道府県におけるWANTEXに着目すると、昨年同月比164%と大幅な成長を見せた宮崎県が先月に引き続きトップという結果に。

※道府県別WANTEX:該当する道府県を所在地として登録しているスタートアップ企業の掲載募集数を、それに対する応募者数で割り込んだ数を指します。
 
  • 職種別ではエンジニアリング系がトップに。緊急事態宣言下からの伸びはコンサルティング系が最も大きいという結果に

 

2020年11月時点の職種別WANTEXに着目するとエンジニアリング系職種がトップという結果となり、エンジニアリング関連の仕事の需要が高まっていると思われます。また、緊急事態宣言下にあった5月からのWANTEXの変化を見るとコンサルティング系職種では221%と、最も大きな伸びが見られました。IT・情報通信、コンサルティング業界全体のWANTEXの高まりに伴い、親和性の高い職種の仕事の需要が高まっていると考えられます。

 
  • 非IT系業種のなかで、デジタル系人材のWANTEXが高かったのはコンサルティング業界という結果に。DX加速の影響か
情報通信業を除いた業界において、デジタル人材の WANTEXが1を越えていたのはコンサルティング業界、金融・保険業界という結果に。これらの業界では特にDX推進の波を受け、デジタル系人材のニーズが高まっている状況にあるのではないかと思われます。


※デジタル人材定義:「エンジニアリング」「PM・Webディレクション」「デザイン・アート」の3職種でWantedlyに登録している人を指します。
 
  • スタートアップ雇用指数「WANTEX」について
■ スタートアップ雇用指数「WANTEX」の定義
【算出式】「WANTEX」 = (スタートアップ企業が掲載している公開状態にある)募集数 ÷ (スタートアップ企業への)応募者数

※スタートアップ雇用指数は上記式の各項を月次で合算して算出しています。
※募集数、応募者数ともに、Wantedlyで公開された募集、応募した登録者を算出対象としています。
※スタートアップ企業は算出月から創業10年以内の企業を指します。

■ WANTEX公開の背景
Wantedlyはスタートアップ企業とともに成長し、2020年の情報・通信業に分類されるマザーズ上場企業のうち、約7割(20/12/22時点)にご利用いただくに至りました。世界的には米国、中国を中心にスタートアップ経済が活況を示す中、未来の日本の産業を創る新興企業のトレンドを可視化することで、私達は日本のスタートアップ経済をより一層盛り上げていきたいと考えています。そのため、2020年11月よりスタートアップ経済の成長性を示唆する新たな先行指標として、スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を開始いたしました。

ウォンテッドリーは、企業の潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しております。スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を通じて、未来の日本の産業を創るスタートアップシーンの盛り上がりを加速させることで、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させてまいります。

 
  • ウォンテッドリーについて
ウォンテッドリーは、『シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、はたらくすべての人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。  2012年2月のサービス公式リリースから現在まで、登録会社数36,000社、個人ユーザー数270万人を突破し、国境を越えて『はたらくすべての人のインフラ』を創っていきます。

<会社概要>
会社名               : ウォンテッドリー株式会社
URL                : https://www.wantedly.com
本社所在地          : 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
代表取締役          : 仲 暁子                                    
設立             : 2010年9月
事業概要            :
270万人以上が利用するビジネスSNS「Wantedly」
- 会社訪問アプリ「Wantedly Visit」
- つながり管理アプリ「Wantedly People」
ビジネス向け
- 採用マーケティング
- エンゲージメントSuite

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会社概要

ウォンテッドリー株式会社

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URL
https://www.wantedly.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル 4F
電話番号
-
代表者名
仲暁子
上場
東証グロース
資本金
3424万円
設立
2010年09月