【調査リリース】残業が減る一方、若手の「体調不良退職」の数は2倍超に/Z世代における「退職・転職理由」の実態レポート(2020年~2026年上半期)

第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した就業支援事業を運営するUZUZ(ウズウズ)グループ[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、キャリア相談申し込み時の事前アンケート34,686件(2020年1月30日〜2026年6月30日)を分析し、「Z世代における『退職・転職理由』の実態レポート(2020年~2026年上半期)」をまとめました。
■調査結果のまとめ
・退職理由で「体調を崩したため」を選んだ割合は、2020年10.8%から2026年上半期25.5%へ上昇。在職中の転職理由でも4.5%から11.2%へ増加【図1】
・月60時間以上の残業は、2020年7.1%から2025年2.8%へ低下【図2】
・退職・転職理由の統合ランキングで「年収が低い」が2023年以降上位化し、2024年に1位(29.6%)【図3】
・次の就職で「土日休み」を希望する割合は全期間高水準(2026年上半期36.1%)。「金銭面の条件がよい」は2020年17.0%から2025年26.3%へ上昇【図4】
■調査の背景
人手不足が続くなか、企業にとって若手の採用・定着はますます重要になっています。UZUZグループは、キャリア相談の現場で若手の退職・転職理由を定点観測してきました。今回、2020年以降の回答を集計し、若手が「なぜ辞めるのか」「次に何を求めるのか」の変化をまとめました。
■調査結果
1. 退職理由・在職中の転職検討理由の双方で「体調を崩したため」が上昇
「退職を決めた一番・二番の理由」(退職経験者)と、「現在転職を考えている一番・二番の理由」(在職中の正社員・契約社員)のいずれかに「体調を崩したため」を選んだ割合を、年ごとに比較しました。
退職理由では2020年10.8%(205人/1,890人)から2026年上半期25.5%(141人/554人)へ上昇。在職中の転職理由でも4.5%(65人/1,441人)から11.2%(80人/715人)へ増加しています。退職後の理由としてだけでなく、在職中から転職を検討する要因としても、体調不良の存在感が高まっています。
【図1】

2. 月60時間以上の残業は減少している
「残業の状況について、あてはまるものを選択してください」(在職中の正社員・契約社員)に回答してもらい、「60時間以上/月(3時間以上/日)」を選んだ割合を集計しました。
2020年7.1%(103人/1,441人)から2025年2.8%(42人/1,484人)へ低下。2026年上半期は3.4%(24人/715人)です。長時間労働は減少傾向にある一方、図1のとおり体調を理由に退職・転職を考える人は増えており、残業時間の数字だけでは若手の不調や離職リスクを把握しきれない可能性があります。
【図2】

3. 退職・転職理由の統合ランキングで「年収が低い」が2024年に1位
退職理由・転職理由の1番目・2番目を合算し、年別トップ3を算出しました(選択肢は全期間共通で21項目)。
2020〜2022年は「将来の目指す方向に近づくため」「スキルが身につかない」が上位でした。2023年以降は「年収が低い」が上位になり、2024年には1位(29.6%)となりました。キャリアアップ志向に加え、生活防衛としての賃金不安が、退職・転職検討と結びついていることがうかがえます。
【図3】

4.次の就職では「土日休み」が全期間1位——2位は「金銭面」へシフト
次の就職で一番・二番に希望する条件(全回答者、21選択肢から最大2つ)について、年別トップ3を算出しました。
「土日休み」は2020年から2026年上半期まで毎年1位(33.4%〜36.7%)。2位は2020〜2022年が「福利厚生が充実している」でしたが、2023年以降は「金銭面の条件がよい」が2位に上がり、2025年には26.3%まで伸びています。
若手が次の職場に求めているのは、高待遇だけではなく、生活リズムを保てることと、心身を削らず働き続けられることの両方であることがうかがえます。
【図4】

■専門家コメント
今回の調査結果は、企業の人事戦略の抜本的な改善を強いるものだと感じました。長時間労働が減少傾向にあるにもかかわらず、若手の「体調不良」による退職・転職検討が急増している事実は、従来の「労働時間の削減=定着率向上」という単純な解決策の効果が期待できないことを示唆しています。何よりも「体調不良の理由」が明確にわかっていない点が、この問題の難しいところです。
注目すべきは、キャリアアップ志向に加え、物価高などを背景とした「生活防衛」としての年収不安が退職理由の1、2位になった点です。若手は単に「働き方」を改善したいだけでなく、安心して働き続けられる「経済的基盤」と「心身の健康」を両立できる環境を強く求めています。つまり、以前の若手人材よりも「多くのものを求めている」ということです。
今後、若手人材を採用する企業は、「労働(残業)時間」というわかりやすい指標だけではなく、若手のキャリア不安や経済的な悩みを解消する施策を提示する必要があります。同じ経営者、人事に関わる者として、「こんなに難しい問題ある?」と思ってしまう状況があります。労働力不足の解決策を「人材採用」だけに頼らず、「業務効率化」などの施策と絡めて対応していくことが重要だと感じています。

UZUZグループ 専務取締役/川畑 翔太郎
1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。2012年UZUZ立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターの就活支援に携わる。2024年2月より、株式会社UZUZ COLLEGE代表取締役。現在、東洋経済オンラインにてキャリア・人材育成関連の連載を行う。
■調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:34,686名
調査実施日:2020年1月30日〜2026年6月30日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
※各回答結果の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
■主な設問

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テーマ |
設問 |
対象 |
|---|---|---|
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退職理由 |
退職を決めた一番・二番の理由を教えてください。 |
過去に正社員・契約社員として働いた経験がある方 |
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転職理由 |
現在転職を考えている一番・二番の理由を教えてください。 |
現在正社員・契約社員として働いている方 |
|
残業 |
残業の状況について、あてはまるものを選択してください。 |
現在正社員・契約社員として働いている方 |
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希望条件 |
次の就職で一番・二番に希望する条件を選択してください。 |
全回答者 |
■「UZUZ(ウズウズ)グループ」について

「UZUZグループ」は、「100年先もウズウズはたらいている世の中をつくる」」をミッションに、第二新卒・既卒・フリーターを中心とした若者向けに就業支援事業、IT分野の教育研修事業、ITエンジニアのSES(派遣)事業を行っています。
「UZUZモデル」という、「株式会社」「奨学金制度」「学校法人」の3つの要素で成り立つエコシステムを実現することで、ミッション達成を目指しています。UZUZグループ各社の利益を、奨学金として学校法人に寄付し、奨学金制度を利用して、学びたくても学べない若者たちが学びの機会を得る。学んだ若者たちが、社会に出てウズウズ働く、そんなサイクルが回っていく世の中を目指しています。
UZUZグループ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:事業内容:若手人材(第二新卒、既卒、フリーター、新卒)に特化した就業支援事業、IT/DX分野を中心とした教育研修事業、ITエンジニアのSES事業、就労移行支援サービス
グループ会社
株式会社UZUZホールディングス:https://uzuz-holdings.jp/
株式会社UZUZ:https://uzuz.jp/
株式会社ESES:https://eses-inc.jp/
株式会社UZUZ COLLEGE:https://uzuz-college.jp/
株式会社Otaks:https://otaks.jp
株式会社UZUZ Plus:https://uzuz-plus.jp/
関連メディア
キャリア情報メディア「第二の就活」:https://uzuz.jp/service/career-support/column/
UZUZの新卒就業サポート:https://uzuz-shinsotsu.jp/
ウズカレセコカン:https://sekokan.uzuz-college.jp/
YouTubeチャンネル「ウズウズカレッジ」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
YouTubeチャンネル「ITエンジニアch【ESES社長・白川】」:https://www.youtube.com/@itengineer-career/videos

UZUZグループ
【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
UZUZ(ウズウズ)グループ 広報担当:川畑、渡邊
TEL:03-5333-0802 FAX:03-5333-0803
e-mail:r.watanabe@uzuz.jp
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