小児がんなど病気と向き合う子どもたちの“新たな居場所”づくり ~横浜市メタバース交流企画第2弾~
横浜市では、小児がん※1等の病気と向き合うこどもたちが、安心して過ごせる“新たな居場所”づくりを目的として、メタバース空間を活用した交流事業を展開しています。
令和7年度は、小児がんと向き合う子どもたち※2や保護者が不安や悩みを相談できる相手・場所として、メタバースを活用した交流の機会を定期的に設け、何度も参加できる居場所づくりを目指しています。
このたび、メタバース交流企画第2弾として、「お菓子づくり」をテーマに開催しました。「横浜スイーツ&カフェ専門学校」の協力のもと、メタバース空間でグループごとに参加者が考えたオリジナル焼き菓子を同専門学校の学生が実際に製作し、参加者へプレゼントします。子どもたちの創造力が形になる体験を通じて、楽しみながら交流を深めることができるプログラムとなっています。
※1 小児期(一般的に15歳未満)にかかる、さまざまな「がん」の総称。
令和2年の1年間にがんと診断された0歳から14歳の人数は、全国で2,080人、横浜市で49人。
※2 小児がんの治療中の子、経験者、そのきょうだい
1 交流企画第2弾:「メタバースでお菓子づくり!?」

開催日時 |
令和7年10月4日(土)15:00~16:00 |
対象者 |
小児がん等の病気と向き合う子どもたち |
参加者 |
13名 |
参加方法 |
自宅や病院・施設からのオンライン参加 |
内容 |
横浜市メタバース空間でお菓子づくりに関するレクチャーを受け、グループで相談して焼き菓子の味やトッピングを考えます。グループで考案したオリジナル焼き菓子は後日、「横浜スイーツ&カフェ専門学校」の学生が実際に製作し、参加者へプレゼントします。さらに、同専門学校のウェブサイトでも販売します。 |
ウェブサイトでの販売 |
予約受付期間:10月8日(水)~10月14日(火)正午 発送日:10月16日(木)以降 ご購入をご希望の方は、下記ECサイトからお申込みください。 |


2 (参考)これまでの取組状況
(1) 「YOKOHAMAスペースアドベンチャー」
令和6年8月21日にメタバースによる交流を試行実施し、参加者18人がチームで協力しながらクイズやパズルなどのゲームを行いました。
(2) 「LUNARCRAFT(ルナクラフト)※3」ワークショップ(横浜市とJAXA宇宙教育センターの共催)
令和7年7月29日にワークショップを開催し、23名が参加しました。月に関する特別授業を受けた後、5~6人のグループで協力して「ルナクラフト」で探索や建築にチャレンジすることで、参加者同士のコミュニケーションの活性化を図りました。
※3 「マインクラフト」をプラットフォームとしてJAXA宇宙教育センターが開発した、月世界を体感し探査・開拓できる教材
【「LUNARCRAFT(ルナクラフト)」ワークショップ 当日の様子】


(3) 「メタバースでおしゃべり会 ~夏の思い出~」
令和7年8月22日に初めて、参加者同士のコミュニケーションを中心とした交流会を開催し、5名が参加しました。アットホームな雰囲気で、クイズやたき火を囲みながらのトークセッションを行いました。
【「メタバースでおしゃべり会 ~夏の思い出~」 当日の様子】

3 お問合せ
医療局がん・疾病対策課長 三室 直樹 Tel 045-671-2957
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