カルティエ、危機的な地球環境に対応するため「CEO Carbon Neutral Challenge」に参加を表明
グッチ 社長兼CEO マルコ・ビッザーリによる呼びかけに応じ環境危機対策に取り組む
ジュネーブ、2022年4月22日 - 世界有数のラグジュアリーメゾンであるカルティエは、グッチ社長兼CEOであるマルコ・ビッザーリが提唱する「CEO Carbon Neutral Challenge」への参加を発表いたします。この取り組みは、温室効果ガス排出量を削減し、自然に配慮した経済への移行を目指すビジネスを展開するため、世界各地の企業が足並みを揃えてただちに取り組む必要があるということを呼びかけるものです。
2019年に開始された「CEO Carbon Neutral Challenge」は、企業が緊急の行動を起こし、360°の気候戦略を実施することにより、ポジティブな成果を生み出すことの必要性を強調するものです。企業がまず成すべきことは、自社が排出するすべての温室効果ガス(GHG)に対し責任と説明責任を果たすことです。そして、さまざまな方法で排出量削減に努めたうえで、さらに残存する排出総量すべてに関して自然由来の環境ソリューションを提供し、生物多様性の喪失や気候変動の緩和につなげることにあります。
カルティエ インターナショナル プレジデント&CEO シリル・ヴィニュロンは次のとおりコメントしています。「持続可能な業界実現への願いは、協力的な取り組みなくして達成できないと確信しています。世界の一市民としてカルティエは、生物多様性を保護し、地球にポジティブな影響を与えることが私たちの使命であると信じています。これは、マルコ・ビッザーリによって提唱される『CEO Carbon Neutral Challenge』をはじめとする革新的なパートナーシップに対するカルティエの支援を強化し、地球、そして人々にポジティブな影響を与えるために業種の垣根を超えて力を結集することを意味します。私たちは、他にも多くのプライベートセクターがこのチャレンジに参加することを望んでいます」
「国連が最近公表した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書でも強く警告されている通り、今後数十年にわたって排出量の削減のみに注力するだけでは不十分であり、地球のために今すぐ行動する必要があることは、2019年に『CEO Carbon Neutral Challenge』を提唱して以来、日に日に明らかになってきています」と、グッチ社長兼CEO マルコ・ビッザーリは語っています。「グッチは、ネイチャーポジティブなアプローチに積極的に取り組んでいます。そしてこの度、カルティエが『CEO Carbon Neutral Challenge』に参加することを大変嬉しく思います。CEOがリーダーシップを発揮し、科学的根拠に基づく目標を掲げて排出量削減に最優先で取り組み、それでもなお残存する排出量に対して責任を持ち、年次で自然生態系の保護・管理・回復につながる自然由来のソリューションに投資することは、気候と自然の危機に対処するために今すぐ始めるべき重要なアクションです」
常に自然界の美しさに創造性とインスピレーションを見出してきたメゾンにとって、生物多様性の保護と環境への取り組みは、戦略的に重要な優先事項となっています。過去数年間にわたるカルティエのサステナビリティへの取り組みは以下のとおり、「CEO Carbon Neutral Challenge」が定める基準を遵守しており、メゾンの活動が最終的に生物多様性に与える影響は限定的であることが確認されています。
・ カルティエは2020年より、カーボンフットプリントの測定範囲を拡大し、サプライチェーン全体にわたる二 酸化炭素排出量を削減対象に含めています。また、2021年には、気候問題に関して高い目標を掲げるScience Based Targets Initiative (SBTi)に加盟。これらの目標を通じて、メゾンは、2030年までに温室効果ガスの排出量を46%削減し、再生可能エネルギーの年間調達量を2019年の48%から2021年までに100%に引き上げ、2030年まで毎年100%再生可能エネルギーによる電力調達を継続することを約束しています。カルティエのCO2排出量削減目標は、メゾンのフットプリント全体において気温上昇が1.5度以内に収まることを示しており、パリ協定における最も大きな目標である地球温暖化を1.5度に抑えるために必要な削減量と合致しています。
・ 2022年初め、カルティエは、Science Based Targets Network(SBTN)よる企業参画プログラムに加盟しました。このワーキンググループは、私たちが自然に与える影響や自然への依存を理解し、それらを測定することにより、自然のための科学根拠に基づく目標設定を支援しています。
・ 2020年、カルティエが全額出資する独立組織で、生態系の長期的な保護、管理、回復に役立つ自然由来のソリューションを支援する「Cartier for Nature」を立ち上げるとともに、国連開発計画(UNDP)がパ―トナー企業と共同で設立し、野生動物の保護と動物愛護に取り組む「ライオンズシェア基金」に加盟しました。
・ 2021年、カルティエはケリングと共同で「ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030」を立ち上げました。「気候変動レジリエンスの構築」、「資源の保護」、「インクルージョンの促進」の3つをテーマに、意欲的かつ共通の目標にコミットする国内外の時計やジュエリーブランドの参加を呼びかけています。
お問い合わせ先:カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-301-757
カルティエについて
ラグジュアリーの世界を代表するカルティエ。その名前はオープンな姿勢と好奇心と同義であり、数々のクリエイションと共に燦然と輝き、美が存在するあらゆるところに、美を明らかにします。ジュエリーやファインジュエリー、ウォッチメイキングからフレグランス、レザーグッズやアクセサリーに至るまで、多岐にわたるカルティエのクリエイションには、卓越した職人の技と時代を超越するシグネチャーが融合しています。カルティエは現在、世界各地に300近くのブティックを展開し、その存在感をますます高めています。
https://www.cartier.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- ジュエリー・アクセサリー
- ダウンロード