ジールが花王グループカスタマーマーケティングのビッグデータ分析基盤をMicrosoft Azureへ移行
クラウドデータウェアハウスとPower BIでコト消費時代の販売戦略を支える
アバントグループで、国内唯一のビジネスインテリジェンス/データウェアハウス専業ソリューションベンダーである株式会社ジール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:岡部 貴弘、以下:ジール)は、花王グループカスタマーマーケティング株式会社(以下:KCMK)の統合ビッグデータ基盤およびデータ分析ソリューションの構築事例を発表いたします。
<KCMKのご要望>
▶ スケーラブルな分析基盤を構築し、コト消費時代の顧客ニーズに応えていきたい
▶ ユーザが使いやすいダッシュボードを実現したい
▶ 小売業からのデータの閲覧権限を厳格に行い、セキュリティを確保したい
KCMKは、オンプレミスでKCT(以下:Kao Collaboration Tools)と呼ばれるシステムをフルスクラッチで構築し、データ分析基盤として運用しておりました。しかし、その規模は大きくなり、今後POSデータ以上の規模を持つSNSデータなどを扱うことを考えると、オンプレミスでは性能や拡張性の面での限界がありました。花王グループでは、コスト削減や運用負荷の軽減を目的にクラウドへの移行を積極的に推進しており、次期KCTもクラウドを活用したスケーラブルな基盤で、データウェアハウスとBIツールをベースとすることがテーマとなっていました。
KCMKはさまざまな観点で複数のクラウドサービスを検討した結果、Microsoft Azureを選択。またBIツールはAzure SQL Data Warehouseとのシームレスな連携が可能なことからPower BIが選択されました。
そして、今回のKCTの構築パートナーとしてジールが採用。大きな決め手となったポイントは、日本マイクロソフト社のGold Partnerであり、Azure SQL Data WarehouseとPower BIの両方で有する豊富な実績と知見、優れた技術力を高く評価されたことでした。さらに、提案段階から顧客に寄り添った支援へ高い評価もいただきました。
<導入プロセスと効果>
▶ オンプレミスのデータ分析基盤をMicrosoft Azureへ移行、大量データ処理に応えるパフォーマンスと拡張性を実現
▶ アジャイル開発で、ユーザの声を反映しながら改善を繰り返し、ダッシュボードのユーザ満足度を向上
▶ 個々の担当者が特定の小売業のデータのみ閲覧できるようにするなど、細かなセキュリティ設計を工夫しながら実現
2018年2月、KCT構築プロジェクトは、Azure SQL DataWarehouseとPower BIを利用した実証(PoC)を実施。Power BIで既存のKCTと同じ帳票が出せるのか、またAzure SQL Data Warehouseと組み合わせて、KCMKが求めるデータの見える化を実現できるのかが焦点となりました。各小売業様からお預かりしているデータは、その小売業様の担当者しか見ることができないようにする必要があります。Azure SQL Data WarehouseとPower BIの機能による対応では実現が難しいものでしたが、ジールの提案により、データべース側の制御で運用上の工夫をすることで、難題を切り抜けることができました。
2018年4月、KCMKはPoCによる検証結果を踏まえ、次期KCTの構築を開始。構築フェーズでは、Power BIのダッシュボードに関するユーザとの検討会を開催しながらその精度を高めることや、ユーザ満足度につながるパフォーマンスの向上など、いくつかのポイントに注力して進めました。パフォーマンスの向上についてジールは、膨大なデータの中で、いかに性能を低下させることなく、レポート要件を実現するかを常に考え、データモデルの見直しやデータマートの作成など、走りながらチューニングを行いました。
2019年11月から次期KCTは本格的にサービスを開始し、Power BIは小売業への提案を行う約2000人の営業担当者に利用されています。
経営面では、営業の提案力を高めるために、Power BIで利用できる分析軸が重要なポイントになります。「こういう分析軸がほしいという要望に対し、迅速に対応することが可能になりました。またPower BIによるデータの可視化で、営業担当者に対して視覚的なレポートを作成する環境が提供できました」(KCMKご担当者様)
また、オンプレミスで次期KCTを構築した場合と比較し、コストを約半分に削減することもできました。
今後もジールは、KCMKのビジネス戦略における適切な環境作り、ツールのご提供などさまざまな側面において、お客様のご要望を反映したサービスの充実を推進して参ります。
【株式会社ジールに関して】
株式会社ジールは、BI分野における25年以上の経験に基づいた知見に加え、最新のビッグデータ技術を駆使した先進的なサービスをご提供しています。これからBIに取り組むお客様から、既存の分析から高度な分析へシフトされるお客様まで、「情報活用力」向上の実現をしっかりと支援します。2018年3月に東証一部に上場した株式会社アバントの100%子会社です。
社 名: 株式会社ジール
設 立: 2012年7月
代表者: 代表取締役社長 岡部 貴弘
URL: https://www.zdh.co.jp/
主要業務: ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービスなど
本社: 東京都品川区上大崎2丁目13番17号 目黒東急ビル6階
大阪支社: 大阪府大阪市中央区伏見町二丁目1番1号 三井住友銀行高麗橋ビル7F
【アバントグループに関して】
株式会社アバント(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「経営情報の大衆化」をミッションに掲げ、主にCFOやCIO組織を対象として、連結会計関連事業、ビジネスインテリジェンス事業およびCFO業務のアウトソーシング事業を展開し、経営情報を意志決定に役立つ「未来の地図に変えていく」ことを通じてお客様の価値創造に貢献しています。1997年5月に株式会社ディーバとして創業し、2007年2月の株式公開を経て、2013年10月に持株会社へ移行した際に、株式会社アバントに商号を変更。東証一部には2018年3月に上場しています。主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。
<アバントグループ>
○株式会社ディーバ
○株式会社ジール
○株式会社インターネットディスクロージャー
○株式会社フィエルテ
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
▶ スケーラブルな分析基盤を構築し、コト消費時代の顧客ニーズに応えていきたい
▶ ユーザが使いやすいダッシュボードを実現したい
▶ 小売業からのデータの閲覧権限を厳格に行い、セキュリティを確保したい
KCMKは、オンプレミスでKCT(以下:Kao Collaboration Tools)と呼ばれるシステムをフルスクラッチで構築し、データ分析基盤として運用しておりました。しかし、その規模は大きくなり、今後POSデータ以上の規模を持つSNSデータなどを扱うことを考えると、オンプレミスでは性能や拡張性の面での限界がありました。花王グループでは、コスト削減や運用負荷の軽減を目的にクラウドへの移行を積極的に推進しており、次期KCTもクラウドを活用したスケーラブルな基盤で、データウェアハウスとBIツールをベースとすることがテーマとなっていました。
KCMKはさまざまな観点で複数のクラウドサービスを検討した結果、Microsoft Azureを選択。またBIツールはAzure SQL Data Warehouseとのシームレスな連携が可能なことからPower BIが選択されました。
そして、今回のKCTの構築パートナーとしてジールが採用。大きな決め手となったポイントは、日本マイクロソフト社のGold Partnerであり、Azure SQL Data WarehouseとPower BIの両方で有する豊富な実績と知見、優れた技術力を高く評価されたことでした。さらに、提案段階から顧客に寄り添った支援へ高い評価もいただきました。
<導入プロセスと効果>
▶ オンプレミスのデータ分析基盤をMicrosoft Azureへ移行、大量データ処理に応えるパフォーマンスと拡張性を実現
▶ アジャイル開発で、ユーザの声を反映しながら改善を繰り返し、ダッシュボードのユーザ満足度を向上
▶ 個々の担当者が特定の小売業のデータのみ閲覧できるようにするなど、細かなセキュリティ設計を工夫しながら実現
2018年2月、KCT構築プロジェクトは、Azure SQL DataWarehouseとPower BIを利用した実証(PoC)を実施。Power BIで既存のKCTと同じ帳票が出せるのか、またAzure SQL Data Warehouseと組み合わせて、KCMKが求めるデータの見える化を実現できるのかが焦点となりました。各小売業様からお預かりしているデータは、その小売業様の担当者しか見ることができないようにする必要があります。Azure SQL Data WarehouseとPower BIの機能による対応では実現が難しいものでしたが、ジールの提案により、データべース側の制御で運用上の工夫をすることで、難題を切り抜けることができました。
2018年4月、KCMKはPoCによる検証結果を踏まえ、次期KCTの構築を開始。構築フェーズでは、Power BIのダッシュボードに関するユーザとの検討会を開催しながらその精度を高めることや、ユーザ満足度につながるパフォーマンスの向上など、いくつかのポイントに注力して進めました。パフォーマンスの向上についてジールは、膨大なデータの中で、いかに性能を低下させることなく、レポート要件を実現するかを常に考え、データモデルの見直しやデータマートの作成など、走りながらチューニングを行いました。
2019年11月から次期KCTは本格的にサービスを開始し、Power BIは小売業への提案を行う約2000人の営業担当者に利用されています。
経営面では、営業の提案力を高めるために、Power BIで利用できる分析軸が重要なポイントになります。「こういう分析軸がほしいという要望に対し、迅速に対応することが可能になりました。またPower BIによるデータの可視化で、営業担当者に対して視覚的なレポートを作成する環境が提供できました」(KCMKご担当者様)
また、オンプレミスで次期KCTを構築した場合と比較し、コストを約半分に削減することもできました。
今後もジールは、KCMKのビジネス戦略における適切な環境作り、ツールのご提供などさまざまな側面において、お客様のご要望を反映したサービスの充実を推進して参ります。
【株式会社ジールに関して】
株式会社ジールは、BI分野における25年以上の経験に基づいた知見に加え、最新のビッグデータ技術を駆使した先進的なサービスをご提供しています。これからBIに取り組むお客様から、既存の分析から高度な分析へシフトされるお客様まで、「情報活用力」向上の実現をしっかりと支援します。2018年3月に東証一部に上場した株式会社アバントの100%子会社です。
社 名: 株式会社ジール
設 立: 2012年7月
代表者: 代表取締役社長 岡部 貴弘
URL: https://www.zdh.co.jp/
主要業務: ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービスなど
本社: 東京都品川区上大崎2丁目13番17号 目黒東急ビル6階
大阪支社: 大阪府大阪市中央区伏見町二丁目1番1号 三井住友銀行高麗橋ビル7F
【アバントグループに関して】
株式会社アバント(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「経営情報の大衆化」をミッションに掲げ、主にCFOやCIO組織を対象として、連結会計関連事業、ビジネスインテリジェンス事業およびCFO業務のアウトソーシング事業を展開し、経営情報を意志決定に役立つ「未来の地図に変えていく」ことを通じてお客様の価値創造に貢献しています。1997年5月に株式会社ディーバとして創業し、2007年2月の株式公開を経て、2013年10月に持株会社へ移行した際に、株式会社アバントに商号を変更。東証一部には2018年3月に上場しています。主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。
<アバントグループ>
○株式会社ディーバ
○株式会社ジール
○株式会社インターネットディスクロージャー
○株式会社フィエルテ
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
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