過疎地でも、より安心して子育てができるようにー奈良県三宅町、「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」を町民に提供開始

三宅町民の方は無料でサービスをご利用いただけます

株式会社Kids Public

この度、株式会社Kids Public (東京都千代田区 代表:橋本直也)は奈良県三宅町(町長:森田浩司)からの委託を受け、同社が運営する「妊娠と授乳のくすり案内ボット くすりぼ」を三宅町の住民向けサービスとして2022年4月1日(金)より提供開始しました。三宅町の住民は無料でサービスを利用できます。
三宅町では、2020年3月より、ICTを活用した新しい母子保健の取り組みとして、スマートフォンから産婦人科医・助産師・小児科医に気軽に相談できる「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」が採用されていました。
「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」に加えて「妊娠と授乳のくすり案内ボット くすりぼ」を提供することで、三宅町にお住まいの方がより一層、安心して妊娠、出産、子育てができる支援を行います。
(※「くすりぼ」は自治体や法人、医療機関向けに販売を行い、導入自治体の住民の方や企業従 業員の皆様は無料でお使いいただけるサービスです。)

■導入の背景
奈良県三宅町は全国でも面積が2番目に小さな町で、人口は6,661人(令和4年3月1日現在)と人口減少も著しく、奈良県において平地でありながら過疎地指定を受けています。

このため、三宅町では深刻化する少子化、人口減少に歯止めを打つため、子育て支援を最重要政策と位置づけ、妊娠・出産から子育て期までの切れ目のない支援体制づくりに取り組んでいます。しかし、町内には産婦人科がなく隣町に車で片道15分かけて行く状況であったり、子育て世代に就労者が多いため終業後だと時間内に受診することが困難であったりという状況であり、そういった問題を解消するためにICTを活用したオンライン医療相談サービスを提供しておりました。

この度、「くすりぼなら即時回答で情報が得られるので子育て世代には重宝する」「妊娠中・授乳中の薬の使用はさまざまな情報に振り回されることが多いが、日頃からオンライン相談で信頼のある弊社の産婦人科医が監修している点が安心できると感じた」との思いで、新たに「くすりぼ」を導入いただきました。「くすりぼ」を通して、妊娠中や授乳中の不安や負担を少しでも減らし、安心して子育てができる環境づくりに貢献してまいります。


■「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」とは
妊娠中や授乳中は、女性の身体に大きな変化が生じます。そして、個人差はありますが妊娠してから授乳を終えるまで1〜2年間とかなりの長期間を要するため、その間に様々な症状に悩まされることがあります。

<多くの妊産婦が悩まされる症状>
  • 妊娠中:頭痛、便秘、胃のムカムカ、皮膚のかゆみ・湿疹、風邪症状(鼻水、咳など)など
  • 授乳中:発熱、頭痛、関節の痛み、腰痛、よく眠れないなど

これらの時期にも安全性を考慮した上で実際に広く使われている薬はありますが、自分自身では適切な情報収集が難しく、時間帯や小さなお子さんを抱えている場合などでは、すぐに病院を受診できないことも少なくありません。

 「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」は、これまでオンライン相談により寄せられた8万件以上の相談データを分析し、妊娠中・授乳中の状況を踏まえた薬の情報検索ができるシステムを構築しました。これが「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」です。

  • 妊娠中:妊娠週数、お持ちの合併症・持病、困っている症状
  • 授乳中:産後月数、授乳状況、お持ちの合併症・持病、困っている症状
を入力すれば、ご自身の状況に合った薬の情報をいつでも検索できます。

それぞれの薬に関する情報ページは2名以上の産婦人科専門医で作成・監修し、「セルフケアの方法」や「自己判断すべきでない状況」、「早期に受診した方が良い状況」などについても記載することで安全性に十分配慮しています。


■産婦人科オンライン代表/くすりぼ開発代表 産婦人科医 重見大介 コメント
今回、「くすりぼ」を三宅町の住民の皆さまにご活用いただけること、大変嬉しく思っています。私自身、妊産婦さんから「困った症状があったけど健診まで薬も使わず我慢していました」というお話を聞くことが多く、これまで心苦しい思いを抱いていました。
今回ご導入いただいたチャットボット「くすりぼ」は、シンプルな操作でご自身の状況を入力していくだけで、妊娠週数や産後月数、授乳状況、お持ちの合併症・持病を踏まえた薬の情報(回答文)が表示されます。回答文のパターンは2000種類以上にも及び、これは過去に例のない情報量を持つサービスだと考えています。また、安全性にも十分考慮して作成しました。夜間でも休日でも、いつでもご利用いただけます。
この「くすりぼ」が、三宅町にお住まいの多くの妊産婦さんのお役に立つことを願っています。



■お問い合わせ先
株式会社Kids Public 広報室
(担当:川畑)
https://kids-public.co.jp/
所在地:東京都千代田区神田小川町1-8-14 神田新宮嶋ビル4階
TEL:03-6206-8803
E-Mail:contact@syounika.jp
設立日:2015年12月28日
代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)
事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。
提供サービス:
【遠隔健康医療相談サービス】
「小児科オンライン」
https://syounika.jp/
「産婦人科オンライン」https://obstetrics.jp
【医療メディア】
「小児科オンラインジャーナル」
https://journal.syounika.jp/
「産婦人科オンラインジャーナル」https://journal.obstetrics.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社Kids Public

35フォロワー

RSS
URL
https://kids-public.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都千代田区神田美土代町11-8 SK美土代町ビル5階
電話番号
03-6774-7937
代表者名
橋本直也
上場
未上場
資本金
600万円
設立
2015年12月