【MERY Z世代研究所 AIに関する調査】Z世代の「生成AI」利用率は約半数に留まる結果に。使いこなしている層と、使いたいと思わない層の二極化傾向も。
株式会社MERY(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:藤田 欣司)が運営する『MERY』(https://mery.jp/)では、Z世代の意識や行動について研究するため、定期的に「Z世代調査」を実施しています。
今回、2025年7月に実施した『AIに関するMERYアンケート』について、調査結果をご報告いたします。
本調査では、全国のZ世代(15歳〜29歳)の男女1,000人を対象に、生成AIの利用状況や意識についてアンケートを実施。生成AIの利用経験や利用頻度、主な利用シーン・目的、および生成AIに対する印象やスタンスに関する質問を行いました。
総務省が2025年7月に公開した『情報通信白書(概要版)』 の統計データを参照し、Z世代の特徴を分析いたします。
■生成AIの利用率は、Z世代でも約5割。
はじめに「利用したことがある生成AIツール」を伺ったところ、何らかのツールを使ったことがあると回答した方は回答者の49.2%となり、残りの50.8%の方は、生成AIツールの利用経験がないことがわかりました。
男女別の利用経験をみると、男性が約56%、女性が約46%と、特に男性の利用経験者の割合がやや高くなっています。
総務省の調査では、2024年の個人の生成AI利用経験は26.7%、うち20代は44.7%が利用経験ありと回答しており、この世代の利用率は日本全体平均の約2倍となっています。
一方、今回のアンケートで「利用経験なし」と答えた方(50.8%)のうち、約6割は「今後使ってみたいツール」についても「特にない」と答えており、Z世代でも興味の有無が二極化しています。

(参考)総務省 情報通信政策研究所『令和7年版情報通信白書(概要)』2025年7月
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/summary/summary01.pdf
■「毎日」使う人は14%、「週1回以上」使う人の合計は6割超え。
続いて、生成AIの利用経験がある方に「利用頻度」についてのアンケートを実施。
生成AIを使ったことがあるZ世代の約6割が、週1回以上の頻度でAIを活用しており、そのうち14%は「毎日」と回答し、日常的なツールとして定着しつつある様子が伺えます。
一方で、「1度試しただけ」というライトユーザーも12%存在し、利用経験はあっても継続的には使っていない層も見られました。

■よく使うツールは「ChatGPT」を筆頭とした、テキスト系ツールが上位に。
次に、生成AIの利用経験がある方に「よく使うツール」を伺ったところ、最も利用率が高かったツールは「ChatGPT」でした。
2位以下は「Gemini」、「Microsoft Copilot」、「Grok」と続き、テキスト系のツールがランキングの上位を占める結果となりました。

■Z世代が考える「AIと上手につきあっている人」とは、使いこなすだけではなく、AIに頼りすぎず、自分の考えも踏まえて判断できる人。
「AIと上手につきあっている人」についての自由回答では、デジタルリテラシーが高く、AIの長所短所を理解した上で創造的に活用できる人、例えば 「自分のアイデアとAIの力を融合させ新しいものを生み出す人」や「AIに任せられる簡単な作業は任せて生まれた時間で付加価値を出す人」が“上手につきあっている”と捉えられていました。
AI活用へのスタンスは一様ではないものの、総じてZ世代自身はAIを前向きかつ主体的に活用できる人材像を思い描いている傾向が伺えます。

『AIに関するMERYアンケート』調査概要
〖調査方法〗インターネット調査
〖調査期間〗2025年7月2日〜7月6日
〖調査対象〗全国の15歳〜29歳の男女
〖集計サンプル数〗1,000名
■MERY Z世代研究所とは
メディア「MERY」事業における記事や各SNSをはじめ、コミュニティ運営を通してリアルなZ世代との接点からインサイトを抽出し、クライアント企業様やメディアに対して研究内容を発信し、企業マーケティングの課題解決に生かしています。
■『MERY』サービス概要
若年層、特に“Z世代”にフォーカスした効果的なブランドコミュニケーション及びプロモーションをサポート
企業ビジョンである『UPDATE MY HAPPINESS』のもと、情報社会を生きる生活者ひとりひとりの幸せの一歩を応援するべく、特にZ世代を中心としたブランドコミュニケーション及びプロモーション分野での企業サポートに注力。
発信メディアの主軸をAPPからSNSへと移行し、ファンとして集ってくださるユーザーをコミュニティメンバーとして組織化。メディア運営の知見、ユーザーインサイト情報を活用し、メディアに留まらない事業へと展開。
MERYサイト:https://mery.co.jp/
■株式会社MERYのご紹介
社名 : 株式会社MERY
代表者 : 代表取締役社長 藤田 欣司
所在地 : 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-3 SFⅢ
事業内容 :「MERY」の運営、マーケティングに関する各種コンサルティング事業、制作受託事業、Eコマース事業、小学館メディアのサポート業務、新デジタルメディアの開発
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社MERY
担当者名:広報担当 高橋
Email:pr@mery.co.jp

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