創造力を育てるカギは小学校4年生から中学校3年生にあり

アドビ、高校生1200人を対象にした、創造性についての意識調査を発表

アドビ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェームズ マクリディ、以下アドビ)は、日本の高校生の創造力(クリエイティビティ)に関する意識調査の結果を発表しました。この意識調査は日本の学校に通う高校生 1,200人を対象に、創造力への認識、創造力に影響をあたえる要因、活動実態などを調べるため実施したものです。
今回の調査で明らかになった主な結果は以下の通りです。
・高校生が定義する「創造力」とは、「自分らしい個性を自由に表現する力」が63%で最も多いと同時に、一部の特別な人に備わった力ではなく「すべての人に備わった力」と考える割合が大きかった
・創造的だと思う有名人は「ピカソ」が1位、僅差で「野生爆弾くっきー!」が2位
・創造力に自信を持つのも失うのも小学校4年生から中学生の間が多い
・図画工作や美術の授業が、創造力に対する自信を失うきっかけになっている
・多くの高校生(78.2%)がコロナ後の社会ではより創造力が必要になると思うと答えている

全資料はこちらからご覧いただけます。
https://www2.slideshare.net/secret/uPgIJq8DXAdyJT

1.高校生が定義する「創造力」とは
「自分らしい個性を自由に表現する力」が63%で最も多く、「芸術性の高いものを生み出す力」(46%)、「何もないところから新しいものを生み出す力」(46%)、「育った環境や努力によって培われるもの」(45%)と続きます。今回の調査から、高校生たちは創造力を、先天的なもの(生まれ持ったもの)というより、後天的なもの(育った環境や努力によって培われるもの)と捉える傾向が強く、一部の特別な人に備わった力ではなく「全ての人に備わった力」と考える割合の大きいことが分かりました。

2.高校生が選ぶ、創造的だと思う有名人ランキング
自由回答で創造的だと思う有名人を聞いたところ、「ピカソ」が50ptを集め1位、その後「野性爆弾くっきー!」(48pt)、「米津玄師」(45pt)、「大野智」(38pt)、「HIKAKIN」(34pt)と続きました。

選定理由を見ると、多くの選出者が「独自性」を理由に選ばれており、独自性/オリジナリティが創造的なイメージに大きな影響を与えていることが分かりました。また、「多才」や「革新的」であることも創造的なイメージとつながっています。

3.創造力の有無に関する、高校生たちの自己認識
自分は創造力が「ある」と答えた高校生は55%で、「ない」を上回りました。

4.創造力に自信を失った時期
「自分は創造力がないと思う」人の63%が小学校高学年から中学生の間で自信を失っていることが分かりました。また、「創造力があると思う」人もその多くが小学校高学年から中学生の間で自信を得たと回答しています。

創造力に自信をなくした時期は、「中学生になってから」が37%で最も多く、続く「小学校4〜6年生頃」(26%)を含めると、自分は創造力がないと思う人の63%が小学校高学年から中学生の間に自信を失っていることが浮き彫りになりました。また、最初は自信を持っていたのに途中で自信をなくしてしまった人の間では、小学校高学年から中学生の間で自信を失った人が約80%を占めることがわかりました。

一方、創造力に自信を持った時期への回答でも同様に、小学校4年生から中学3年生までの6年間が多数を占めました。内訳は、「中学生になってから」が29%で最も多く、続く「小学校4〜6年生頃」(28%)を含めると、自分は創造力があると思う人の57%が小学校高学年から中学生の間で自信を得ています。

創造力を育てる鍵は小学校4年生から中学校3年生にあり、と言うことが調査から明らかになりました。

5.  創造力を養うはずの美術の授業が、自信を失うきっかけに
創造力への自信をなくしたきっかけが、図工や美術など創作系の授業での体験にあることが浮き彫りになりました。創造力を伸ばすうえで、創作系の科目である、図工や美術の授業のあり方が問われる結果となりました。

6.    創造力に自信を持つきっかけは、個性がほめられる体験
創造力に自信をもつきっかけとして、人と違う個性的なアイデアがほめられたり、図工や美術の授業でほめられた体験が大きいことも明らかになりました。

7.自分の創造力の今後に対する期待
自分の創造力を「伸ばしたいし、伸ばせると思う」人が56%なのに対し、「伸ばしたいが、伸ばすのは難しいと思う」「伸ばしたいと思わない」人も44%いました。

伸ばすのは難しいと思う理由は、「才能がないから」「もう手遅れだから」といった諦めのほか、「どうすれば伸びるか分からないから」「伸ばす環境が必要だから」のように自分一人でどうにかできるものではないという考えを持っていることが分かります。

8.コロナ後の社会における創造力の必要性
高校生の78%が、コロナ後の社会において創造力は「これまでより必要になると思う」と回答しました。特に、自分を創造的だと思っていない層でさえ73%が「これまでより必要になると思う」と回答しています。

必要になると思う理由として、「コロナへの対応に必要」という意見と、「コロナによって社会が変わろうとしているから」という意見が多く見られます。


アドビ株式会社マーケティング本部バイスプレジデントの秋田夏実は、次のように述べています。「今回の調査で、高校生にとっての創造力が単に技法や表現の上手下手ではなく、『自分らしい個性を自由に表現すること』であることがわかりました。そしてその創造力の成長を阻害する可能性のある時期や要因がわかったことはとても興味深い発見でした。アドビは、「Creativity for All:すべての人に『つくる力』を」のミッションのもと、高校生を始め、日本の子供たちの創造力を伸ばし、また自分の創造力に自信が持てるようにサポートしてまいりたいと思います。」


※この意識調査は、日本の学校に通う高校生 1,200人を対象としたインターネット定量調査で、2020年8月7日 (金) から19日 (水) に実施いたしました。

■「アドビ」について
アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。
アドビ株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、webサイト ( https://www.adobe.com/jp/ ) に掲載されています。
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