浪華本染め(注染)展を開催しますー堺の伝統産業「注染」の魅力を発信ー
「浪華(なにわ)本染め」とは、一般に「注染(ちゅうせん)」と呼ばれる伝統的な手染めの技法であり、主に手ぬぐいやゆかたに用いられます。生地に染料を注ぎ込むことで表裏両面から染色するため、表も裏も同じ柄が同じ色合いになり、使い込んでも色あせにくく、また通気性に優れた製品に仕上がります。
夏のシーズンを控えた今、涼しげで色鮮やかな浪華本染め(注染)の手ぬぐいやゆかた等を、ぜひ一度ご覧ください。
1 日 時 令和6年7月1日(月)~7月5日(金)(実演は5日(金)のみ実施)
2 場 所 堺市役所 本館1階エントランスホール(堺市堺区南瓦町3-1)
3 展示内容 新作の注染手ぬぐい・ゆかた・日傘等、注染に使用する道具
4 販売内容 新作をはじめとした注染手ぬぐい・ゆかた(反物)・日傘等
注染手ぬぐい等は、以下のオンラインショップ等でもご購入いただけます。
・堺伝匠館オンラインショップ:https://www.emallsakai.com/
5 実演内容 柄や色分けを出すための「糊置き」や生地に染料を注ぐ「注ぎ染め」等
実演は5日(金)のみ、10時・11時・13時・14時・15時の計5回実施します。(各回30分程度)
6 アンケートの実施について
期間中、浪華本染め(注染)に関するアンケートを実施します。アンケートにご回答いただいた方には、注染コースターをプレゼントします。
※先着順でのお渡しとなり、数に限りがございます。
7 浪華本染め(注染)
明治20年頃に大阪で開発された技術であり、これにより手ぬぐいやゆかたの大量生産が可能となりました。
片面しか色がのらないプリントと違って、注染は糸の芯から染めるので、表・裏がないのが最大の特徴です。一度に複数の色を染められ、色と色が混じりあう表現ができるので、独特の色合い・絶妙なタッチや立体感が表現できます。
全て職人が手作業で染めているため、一つとして同じものがなく、繊細でやさしいぼかしや風合いのある染め上がりとなります。
<注染の魅力>
○職人の技が詰まったひとつとして同じもののない手作業だから生まれる希少性
○糸の芯から染めるため、裏表のないきれいな染め表現が可能
○一度に複数の色を染められるので、色と色が混じりあう表現(グラデーション)ができる
8 協同組合オリセン
昭和22年2月に中央公会堂(中之島公会堂)において創立集会が開催され「大阪府手染工業協同組合」として発足。
その後、手ぬぐい・ゆかたの生地である和晒を製造する会社や捺染会社、整理業者が加わり昭和28年に「大阪府織物染色協同組合」となり、平成25年に「協同組合オリセン」となった。
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