世界メンタルヘルスデー調査:Z世代のGLP-1薬認知度は日本平均の1.7倍、やせ薬のマンジャロがSNSで話題か
イプソス「医療サービスレポート2025」を公開
世界最大規模の世論調査会社イプソス株式会社(日本オフィス所在地:東京都港区、代表取締役:内田俊一)は、日本を含む世界30か国23,172人を対象に、医療制度や健康課題に関する意識調査を実施し、「医療サービスレポート2025」を公開しました。
主な調査結果
GLP-1薬、日本での認知はわずか10%で世界30か国中29位
日本におけるGLP-1薬(オゼンピック、ウィゴビー、ゼップバウンド、リベルサス、マンジャロなど)の認知度は10%、30か国中29位となりました。(グラフ1)
世代別では、ベビーブーマ世代4%、Z世代17%と若い世代ほど認知が高く、明確な世代差が見られました。(グラフ2)

GLP-1薬に関する情報源をみると、若年層ではSNSを通じて情報を得る割合が高い一方で、年長層では医療専門家からの情報が中心となっていました。
Z世代(45%)、ミレニアル世代(52%)、X世代(57%)がSNSから情報を得ているのに対し、ベビーブーマー世代ではわずか8%にとどまり、52%が医療専門家を情報源としていました。(グラフ2)
特に若年層では、「マンジャロ」などを中心としたSNS上での話題性が、認知拡大の背景にあると考えられます。

最大の健康課題はメンタルヘルス
自国で人々が直面する最大の健康問題として、45%がメンタルヘルスを挙げました。これはがん(41%)、ストレス(31%)、肥満(25%)を上回っています。メンタルヘルスを重大な問題とみなす割合は、2018年の27%からパンデミック期間中に大きく上昇しました。
ワクチンに対する一般的なサポート
平均して、61%が重篤な感染症に対する予防接種を義務付けるべきであることに同意しています。
全体的に質の高い医療が提供されている
10人に4人(43%)が、自国で受けられる医療の質を「良い」と評価しています。受けているケアが貧弱であると評価しているのはわずか22%です。マレーシア人は最もポジティブ(75%が良いと答えています)、ハンガリー人は最もポジティブではありません(12%が良いと言います)。
ケアが改善されるのか悪化するのかを尋ねたところ、今後数年間で医療が改善されると考えているのはわずか28%でした。
ウェブサイト
世界で広がるGLP-1薬の認知、日本ではわずか10%―若年層に“マンジャロ”がSNSで話題 | Ipsos
【調査背景】
イプソスでは医療制度や健康課題に関する世界の人々の考え方やその変化の動向を観測し理解するための調査を継続的に行っています。
【 調査概要 】
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム 、IndiaBus プラットフォームを使用した対面・オンライン調査
調査対象: 世界30か国23,172人
インドでは18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、イスラエル、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国では18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他の国では16~74歳

イプソス株式会社
イプソスは、世界最大規模の世論調査会社であり、90の市場で事業を展開し、18,000人以上の従業員を擁しています。1975年にフランスで設立されたイプソスは、1999年7月1日からユーロネクスト・パリに上場しています。同社はSBF120およびMid-60指数の一部であり、繰延決済サービス(SRD)の対象となっています。
ISINコード FR0000073298, Reuters ISOS.PA, Bloomberg IPS:FP www.ipsos.com
【プレスルーム】
https://www.ipsos.com/ja-jp/pressroom
【会社概要】
会社名:イプソス株式会社
所在地:東京オフィス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
代表者:代表取締役 内田 俊一
事業内容:世論調査並びに各種市場調査の調査企画立案、実査、集計、分析、レポーティングに関する全てのサービス
HP:https://www.ipsos.com/ja-jp
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