汗と涙の冬の風物詩全国高校サッカー選手権大会 監督から選手たちへ贈るラストメッセージ『最後のロッカールーム 魂の言葉』発売

「あのときの負けがあったから、今の僕がある。」 元日本代表/サッカー解説者 城 彰二

今年も、12月30日から、第94回全国高校サッカー選手権が開催されます。予選を勝ち抜いた48校が、2016年1月11日の埼玉スタジアムでの決勝を目指します。しかし、優勝校は1校。それをのぞけば、すべてのチームは敗者となりグランドを去らなければなりません。
本書は、毎年、日本テレビで放映される「全国高校サッカー選手権大会」の人気コーナー「最後のロッカールーム」を書籍化したものです。敗戦校の監督が試合後のロッカールームで選手たちにかける感動的な言葉を88収録。85回大会以降(2016年は94回大会)の感動シーン、名場面だけを厳選しました。加えて、強豪校監督の独占インタビューも収録。名将たちの珠玉の言葉の数々は、泣きじゃくる選手たちだけではなく、サッカーファンはもちろん、すべての人に感動と勇気を与えてくれます。

『最後のロッカールーム 魂の言葉』『最後のロッカールーム 魂の言葉』

【目次】
第1章: 負けて何を思うかだな!
優勝校をのぞけば、すべてのチームは敗れ去る。敗戦の瞬間、悔しさ、後悔、満足、感謝……。さまざまな感情が渦まく。負けたのは微妙な勝負のアヤのなせるわざ、運命。だが、全力で戦った選手一人ひとりが、必ずや未来につながる「何かを思う」。
「大事なのは、国立に行くとか、優勝したとかの問題じゃない。それを本気で目指したかどうか。お前ら、本気で目指しただろ。本気で国立行こうと思ったし、本当に優勝しようと思ったやろ。一番大事なのはそこなんだよ。結果じゃなくて、本気で目指したかどうか、これが一番大事。だから、なんで泣くんや。お前ら、本気で目指したから、それでええがな。ずっと笑ってサッカーしよったわけやろ。本気で目指した。それが素晴らしいこと。顔上げろ。泣いてもう1試合できるなら、俺も泣くよ。泣いても試合できんぞ、いいかい。元気だして、いいかい!」
●神村学園高等部[鹿児島] 竹元 真樹監督(第88回大会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2章: 3年間の努力に胸を張れ!
負けた瞬間、選手の心は折れそうになる。そこから寂しさ。もうこのチームのメンバーでサッカーはできない。その時に「3年間の努力に胸を張れ」という監督の言葉が選手を慰める。監督、仲間と3年間全力を注ぎ込んだという事実が、清々しい気持ちにさせる。
「3年生は仲もよくて、ここまでよく来たと思う。これで高校サッカー卒業するんだけど、3年生はな。でも私のこといろいろね、不満あって文句あったけど、よくついてきてくれて、ここまで来れたと思う……。それと、もらったメダルはあなたたち一人ひとりの3年間のご褒美なんだから、お前らがお父さんになった時、自分の子供に見せられるものだよ。全国4千何百校もあって、ここ来れないんだからね。メダルちゃんと持ってよ。人生のメダルなんだから。はい、わかった? じゃ、今から泣いて、出たらやめよう。いい? いいか?」
大分高等学校[大分] 朴 英雄監督(第90回大会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第3章: ナイスゲーム! ナイスゲーム!
大敗、惜敗、後半挽回したのに、あと一歩足りなかった、格下の相手にやられた、PKで勝利の女神の悪戯が……。さまざまな敗戦があるが、高校サッカー最後の敗戦はすべてがナイスゲームだ。敗戦には、未来に向けて学ぶこと、生かせること、役立つ知恵があふれている。
「本当に心を打たれました、ほんとに。やっぱり、こういう心を打たれるサッカーが、俺は大好きだよ。こういうことをやってくれた3年生も大好きだ。野洲高校相手に5対5だぞ。十分胸張っていいよ。試合中リードされたか? されてねぇよな。全国大会優勝経験のあるチームに、ここまでのゲームをしてくれた……。続けてくれ、これを。苦しいこと、探してくれ。この次は絶対いいことあるよ。いいな。本当にありがとう。感動させてもらった。ありがとう」●松商学園高等学校[長野] 高山 剛治監督(第89回大会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第4章: 絆は終わらない!
監督と選手、選手同士、試合に出る選手と出られない選手、応援してくれる学校の友だち、応援団、両親、先生……。高校サッカーは、“絆”で満ちている。そして一度結ばれた絆は、一生続いていく。選手一人ひとりにとって、宝物のような3年間。
「ほんと、ありがとう、みんな。ほんと、国立なんて来れると思ってなかった部分もあったけど。震災のあと、みんなと会えないのかな、と本当に思った。メールでみんなが『今日、練習しました』とか『今日、友だちとグラウンドでボール蹴りました』とか送ってくれた時に、まだ戦えるのかな、って、本当このメンバーで戦えるのかな、って。なんでこんな年にこんなことが起きるのか、すげぇ悔しかったけど、みんなのおかげでやるって決めたし、戦えるって思った。実際にね、ここまで来たし……。お前らほんと最高だよ。福島に元気を与えたよ。最高だったよ。福島、喜んだと思うよ。心と体と全部戦ったと思うから、胸張って帰ろうぜ、それだけ約束しよう。ありがとう!」●尚志高等学校[福島] 仲村 浩二監督(第90回大会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第5章: 今日がお前たちの〝あけましておめでとう″
全国高校サッカー選手権を戦っていく選手たちに、正月はない。チームが敗退した時、彼らにとっての正月を迎えることになる。3年生は旅立ちの時を迎え、1,2年生は新しい年の飛躍を誓う。監督が贈るのは、「おめでとう、これからもがんばれ」という言葉である。
「今日PKになった時、俺の心の中でも勝ったと思ったよ。やったと思ったよ。ここのところで、負けねぇぞって気持ちをな、もう1回つくれたら負けなかった。チャンスだ、勝った、やったと思った時にな、こういう悔しさっていうのはまたくる。……お前らにはさ、正月は1月1日じゃねぇよと、この選手権終わるまでは『あけましておめでとう』って言葉はない。でも今日なんだよ。お前らの『あけましておめでとうございます』は今日なんだよ。もう一度、胸張ってここ出ていくから、いいかい、泣きながらでもいいから出ていけ。わかったか。いくら泣いたって構わないから」●西武台高等学校[埼玉] 守屋 保監督(第89回大会)

◆強豪校監督独占インタビュー
星稜[石川]河崎 譲監督「失敗が大きいほど、成功も大きくなる」
前橋育英[群馬]山田 耕介監督「Jリーガー60人を育てた監督の“選手を観る目”
成立学園[東京]宮内 聡総監督「サッカーをやるならサッカーで男を磨け」
四日市中央工業[三重]樋口 士郎監督「ひとつのことに真剣に打ち込む大切さ」
日章学園[宮崎]早稲田 一男監督「伝説のストライカーが語る、決断していく強さ」

▼ 出版物概要
1.書籍名:『最後のロッカールーム 魂の言葉』
2.発売日:2015年12月21日
3.定価:本体1,300円+税
4.判型:四六判 80頁
▼ 世界文化社HP→http://www.sekaibunka.com/
 

 

















 

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
雑誌・本・出版物スポーツ
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
http://www.sekaibunka.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段北4-2-29
電話番号
03-3262-5111
代表者名
鈴木美奈子
上場
未上場
資本金
-
設立
1946年02月