山形市・TXP Medicalの「救急DX」が日本DX大賞2025【地域DX部門】にて大賞を受賞
~搬送困難を解消し、命を救う──現場起点の医療DXが地域医療を変える~
TXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:園生智弘、以下「TXP Medical」)と山形市は、2025年7月16日に開催された日本DX大賞2025サミット&アワード(主催:日本DX大賞実行委員会)において、地域DX部門の大賞を受賞いたしました。 TXP Medicalと山形市は救急DXとして「なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げることができるのか」をテーマに、搬送困難事例の構造的な解決と、地域医療の質・持続可能性の向上に挑み、「住民のいのちを救うDX」として高く評価されました。

■日本DX大賞とは
「日本DX大賞」は、全国の自治体・企業・教育機関などが取り組む優れたDX事例を選出・表彰し、日本全体のデジタルトランスフォーメーションを加速することを目的としたコンテストです。2025年は過去最多となる158件の応募があり、厳正な審査を経て24件のファイナリストが選出。最終審査を経て、地域DX・庁内DX・事業変革・業務変革・SX・支援の6部門でそれぞれ大賞が決定されました。
■大賞受賞プロジェクト
「なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げることができるのか」
~いのちを救う救急DX~ 搬送困難を解消し、命を守る連携と革新
背景と課題
医療機関の受け入れひっ迫や、救急隊と医療機関間の情報共有の非効率──。山形市の救急現場には、アナログな情報連携に起因する搬送困難や医療資源の偏在といった構造的課題が残されていました。
導入施策
TXP Medicalが提供する救急医療情報システム「NSER mobile」を山形市消防本部と医療機関に導入。救急隊が現場で入力した傷病者情報を、搬送中に医療機関へリアルタイム共有することで、患者の状態に応じた迅速かつ適切な受け入れを可能にしました。さらに山形市が中心となり、近隣自治体にもシステム連携を広げ、医療圏を超えた広域運用を実現しました。
成果
搬送困難事例の減少
救急隊・病院間のコミュニケーション円滑化
救急隊員の記録業務の大幅な効率化
地域医療の可視化とエビデンスベースの政策活用
TXP Medical株式会社 医療DX事業部長
大西 裕コメント
山形市の皆様、医療機関の皆様、当社TXP Medicalのメンバー、関わっていただいた全ての皆様に心からの感謝を申し上げます。
私たちの救急DXは、効率化だけではなく「安心して住める誇れる地域をつくる」ことを目指しています。
TXP Medicalは、消防の救急現場,医療機関,自治体をつなぎ、「救える命を救う」救急DXを全国に波及させていきたいと考えております。





TXP Medical株式会社
TXP Medicalは「医療データで命を救う」をミッションに、現役の救急集中治療医が立ち上げた次世代の医療インフラを牽引するスタートアップ企業です。基幹システムであるNEXT Stage ERは全国の大病院84箇所(大学病院・救命救急センターでのシェア約50%)で稼働、救急隊向けのNSER mobileは全国44地域、1200万人以上の人口カバレッジでの運用実績を有しています。
代表取締役:園生智弘(救急集中治療医)
設立:2017年8月28日
HP:https://txpmedical.jp/
・医療機関・自治体向け急性期医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」の開発と提供
・急性期医療AI技術の開発と提供、臨床研究支援事業
・900項目の検査データ・バイタルデータ等を利用した急性期領域の唯一無二のリアルワールドデータサービス
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