こども家庭庁「保育ICTラボ事業」に助成決定事業者では最多の全国5拠点で「ルクミー」が採択

保育現場のDX推進と保育の質の向上を目指し、全国5拠点で先進的な「選ばれる園創り」に貢献

ユニファ

 保育AI™を中心としたテクノロジーの力で保育や子育てに関する社会課題を解決するユニファ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:土岐泰之、以下「ユニファ」)が提供する保育総合ICTサービス「ルクミー」が、こども家庭庁が推進する「保育ICTラボ事業」において、助成決定事業者としては最多となる北海道厚沢部町、栃木県栃木市、千葉県柏市、東京都江東区、東京都町田市の全国5拠点で採択されたことをお知らせします※。

 ルクミーは、保育AI™を中心とした最新テクノロジーを活用し、今後も保育・子育て分野の社会課題解決と先進的な「選ばれる園創り」に貢献していきます。

※「保育ICTラボ参加者一覧」(保育ICTラボ特設ホームページ)

1.保育ICTラボ事業について

■ 保育現場における課題と本事業の実施背景

 保育現場では深刻な保育士不足が課題となっており、2025年1月の保育士の有効求人倍率は3.78倍と、全職種平均の1.34倍※1と比較して依然として高い水準で推移しています。また、2016年4月から2024年4月の8年間で、保育者登録者数の増加率は約4割強減少※2しており、保育士不足は今後も深刻化する見込みです。

 保育士の離職理由として、仕事量の多さや労働時間の長さ、煩雑な事務作業や紙媒体での業務により、こどもと向き合う時間が十分に取れないなどの点があります※3。

 保育現場における現状の課題を改善し、保育者がこどもと向き合う時間を確保するために、ICTの導入による業務負荷軽減と保育の「質」の向上は今後さらに不可欠とされています。こども家庭庁は、保育士不足問題の解決に向け、保育現場の働きやすい職場環境の整備や、学生など各層の課題に応じた魅力発信を通じて、さまざまな取り組みを進めています※4。

※1:出典「保育士の有効求人倍率の推移」(こども家庭庁、2025年4月)
※2:出典「保育士登録者数等(男女別)」(こども家庭庁、2024年10月)
※3:出典「省力化投資促進プラン―保育(案)」(こども家庭庁、2025年5月)
※4:出典「保育士・保育の現場の魅力発信に関する取組について」(こども家庭庁、2024年11月)

■ 保育ICTラボの概要
 こども家庭庁が推進する「保育ICTラボ事業」は、全国の保育現場でICT化を進め、保育者の業務負荷軽減、保育の「質」の向上、そして将来保育者を目指す若者への魅力発信を目的としています。保育ICTラボ事業は、以下3つの取り組みをパッケージとして実施し、本事業のための経費をこども家庭庁が支援するものです。

画像:「保育ICTラボ事業概要説明会資料 p.2」(こども家庭庁、2025年2月)

 ルクミーは、この度こども家庭庁より「保育ICTラボ事業」の助成決定事業者として、以下全国5拠点で採択されました。なお、助成決定事業者での採択数は、ユニファのルクミーが最多となります。

2.ルクミーが採択された全国5拠点について

 「保育ICTラボ事業」では下記の5自治体および保育施設とルクミーが連携し、ICT強化を推進していきます。

 ルクミーの「保育AI™」をはじめとする最新のテクノロジーを活用し、業務負担の軽減と保育の「質」の向上に繋がる具体的なロールモデルを創出し、本取り組みを一層強化していきます。

■全国5拠点の事業名および詳細※5

▼北海道 厚沢部町(認定こども園はぜる)

~厚沢部町における保育ICTやフォトAIの利活用と一時保育における活用の取組~

・一時預かりを複数実施する施設を中心としたショーケース化を実施。ICT相談窓口を設置し、ICT支援員による人材育成を行い、保育施設に限らず保育士養成校や保育ベンダーの顧客、他自治体へ普及啓発を図る。

▼栃木県 栃木市(認定こども園さくら)

~栃木市における保育ICT(基本4機能※6+午睡チェック・フォトAI)の先端的な利活用と地域子育て支援(誰でも通園制度・親子カフェ)における活用の取り組み~

・保育ICT基本4機能+午睡チェックに加え写真管理をフル活用しショーケース化を実施。ICT相談窓口を設置し、ICT支援員による人材育成を行い、保育施設に限らず保育士養成校や保育ベンダーの顧客、他自治体へ普及啓発を図る。

▼千葉県 柏市(オハナゆめ保育園柏の葉)

~千葉県柏市における保育ICT(基本4機能+午睡チェック・フォトAI)の先端的な利活用と保育士の力を引き出す取り組み~

・保育ICT基本4機能+午睡チェックに加えインカム、AIカメラの利活用によりショーケース化を実施する。ICT相談窓口を設置し、ICT支援員による人材育成を行い、保育施設に限らず保育士養成校や保育ベンダーの顧客、他自治体へ普及啓発を図る。

▼東京都 江東区(区立亀戸第三保育園)

~江東区における保育ICT・フォトAIの利活用と保活DX・導入手法とチーム作り~

・登降園管理、保護者との連絡帳機能、保育に関するドキュメント(計画・記録)管理、フォトAIの活用によりショーケース化を実施。保活におけるICTの活用事例も構築予定。ICT相談窓口を設置し、ICT支援員による人材育成を行い、保育施設に限らず保育士養成校や保育ベンダーの顧客、他自治体へ普及啓発を図る。

▼東京都 町田市(町田自然幼稚園など市内保育施設と連携)

~町田市における大規模保育園での保育ICT(基本4機能+午睡チェック・フォトAI)の先端的な利活用と安全テック~

・基本4機能+午睡チェックに加えAIカメラの利活用によりショーケース化を実施する。ICT相談窓口を設置し、ICT支援員による人材育成を行い、保育施設に限らず保育士養成校や保育ベンダーの顧客、他自治体へ普及啓発を図る。

 これらの拠点では、ICTを活用することで保育士、保育教諭が子どもと向き合う時間を確保し、働きがいを高めるための具体的な実践が公開されます。

※5:出典「保育ICTラボ事業実施事業一覧」(こども家庭庁、2025年7月)
※6:基本4機能・・・①保育に関する計画・記録 ②保護者との連絡 ③こどもの登降園管理等の業務 ④実費徴収等のキャッシュレス決済

3.保育ICTラボに関するイベント情報について

 ルクミーは、この度の「保育ICTラボ事業」採択に伴い、『保育ICTラボ見学会』を各拠点で実施します。

 ICTを活用することで保育者がこどもと向き合う時間を確保し、働きがいを高めるための具体的な実践を各拠点ごとに紹介します。

▼保育ICTラボ見学会 一覧

▼各見学会は以下からお申込みいただけます(無料)
https://forms.gle/NuGPmjNHMn2p2JWH7

 各拠点の詳細な取り組み内容や、見学会・研修会のスケジュール、参加方法なども以下保育ICTラボ特設ホームページからご確認いただけます。
https://hoiku-ict.jp/

※上記スケジュールは一部変更になる可能性があります。詳しくは、上記保育ICTラボ特設ホームページにてご確認ください。

4.ルクミー「保育AI™」について

 ユニファが提供するルクミーの『保育AI™』機能では、連絡帳・おたよりなどの文章作成を支援する『たよれるくん』や保護者に共有される写真に子ども達が偏りなく撮影されているかのチェックを支援する『ばらつきチェック』といった機能を提供しています。

 これらにより、保育者は事務作業の負担を軽減し、こどもたちと向き合う時間や心の余裕を増やすことができます。また、保護者には、より丁寧な情報共有が安心感と信頼を高めることにつながります。

 また、2024年10月からはこども家庭庁の「こども・子育て分野における生成AI利用実証団体公募要領」に基づき、岩手県北上市、神奈川県横須賀市、東京都狛江市の保育施設において、生成AI技術を活用した実証実験を開始しています。

 ルクミーの『保育AI™』サービスを利用しても、「機械的になる」「冷たい保育になる」という心配は、ありません。いつもそばでこどもたちを見守ってくれている保育者の想いがあるうえで保育が成り立ちます。その保育者の思いを『保育AI™』サービスがアシスタントとして細かなことをサポートし、こどもたちとの時間を生み出すお手伝いをしてくれます。

 今まで園とともに、全国47都道府県の施設の保育者と伴走してきたルクミーが生み出した『保育AI™』サービスと保育者の想いをかけ合わせた保育メソッドがあります。ルクミーは『保育AI™』サービスで、人の温かみをしっかりと体現できる保育を実現し、愛があふれる・こどもにより寄り添う保育をめざします。

『保育AI™』サービスの詳細などは以下よりご覧ください。
https://lookmee.jp/hoikuai/

5.「すくすくレポート™」について

 保育者は、こどもの成長を日々個別記録や写真などで記録し、保管しています。

 「すくすくレポート」はAI機能と共に、これらの膨大な過去の記録から、指定した期間ごとのこどもの成長を要約したり、写真の中から印象的な出来事を可視化します。また、膨大な写真の中からクラス全員分の記録を手間なく探すことも可能です。

 本機能により、保育者の記録を遡って探すといった作業負担を軽減し、より保育の本質に集中できる時間を生み出すことができます。こどもの夢中になっている遊び、保育の中にある成長の過程やこども一人ひとりの個性を見つけやすくなり、保育者同士の対話や自身の保育の振り返り、次の保育目標設定にも役立てられます。また、作成したレポートは保育計画や要録にも活用できます。

 「すくすくレポート™」は、保育者がこども一人ひとりの成長を深く理解し、「質」の高い保育をサポートするため、開発されました。過去に残されたすべての記録が、こどもの未来を広げる貴重な価値となることを実感いただけるサービスです。

「すくすくレポート™」サービスの詳細などは以下よりご覧ください
https://lookmee.jp/hoikuai/sukusuku-report.html

以下より、動画でもご視聴いただけます

6.ルクミーおよびユニファについて

■ 保育総合ICT「ルクミー」とは < https://lookmee.jp/ >

 保育者の業務は、こども達の登降園管理やお昼寝(午睡)時の見守り、保育日誌や保育計画の作成、保護者や自治体へ提出する書類作成、保育者のシフト管理まで、非常に多岐にわたります。

 「ルクミー」シリーズは、登降園状況や検温、睡眠、食事、排便などのデータや、ルクミーフォトで撮影した写真が自動で集約され、帳票や連絡帳へ自動転記されます。また、ルクミー午睡チェックにより、センサーが体動を検知、アプリが体の向きを自動記録します。ルクミー午睡チェックは、業界シェアNo.1※1を獲得しています。「ルクミー」シリーズにより、保育関連業務をDX(デジタル・トランスフォーメーション)し、業務負荷の大幅な削減を実現し、保育者の心と時間のゆとりの創出を目指します。また、創出できた時間によって保育者にとって重要なこどもと向き合う時間を増やし、写真ドキュメンテーション作成機能の提供により、保育者同士でこどもたちの成長に関する気づきをさらに共有しやすい環境を作り、豊かなコミュニケーションを増やします。これらを通じて、保育者のやりがいの創出や保育の質の向上にも貢献します。これまでの「ルクミー」シリーズ導入数は累計20,000件超であり、約70の自治体へ導入されています※2。

※1:デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポートMonthly」2023年10月号「午睡チェックセンサー市場における有力ベンダーの導入実績比較分析」より。2022年度における累計センサー出荷台数、累計利用園児数、累計導入施設数それぞれで一位を獲得。https://mic-r.co.jp/micit/

※2:2024年9月時点。自社調べ。

■ ユニファ株式会社 < https://unifa-e.com/ >

 ユニファは、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出す あたらしい社会インフラを 世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、保育AI™を中心とした最新のテクノロジーを活用した保育総合ICTサービス「ルクミー®」を開発・提供しています。「スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®」構想を通じて、子育てしながら働きやすい豊かな社会作りに貢献しています。2017年にStartup World Cup初代チャンピオンに選出をはじめ、これまでに著名なアワードを複数受賞している他、2021年にJ-Startup 、2023年10月にはJ-Startup Impact に選定されています。また、2023年2月に設立された一般社団法人こどもDX推進協会の理事も務めています。

※スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®はユニファの登録商標です。

■ 会社概要

会社名: ユニファ株式会社

代表取締役CEO: 土岐 泰之

設立: 2013年

所在地: 東京都千代田区永田町2-17-3 住友不動産永田町ビル 1F

企業URL: https://unifa-e.com/

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会社概要

ユニファ株式会社

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URL
https://unifa-e.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル 1F
電話番号
-
代表者名
土岐 泰之
上場
未上場
資本金
8億7486万円
設立
2013年05月