カメラ用画像センサー(CIS)グローバル市場の売上は、2022年中に219億ドル(2.52兆円)に達する見込みに
携帯電話向けが、CIS市場の売上全体の71.4%を占め、さらにそのトップ3社が、売上シェアの77%を占める見込み。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、スマートフォン、自動車、産業用などの需要増が伸びを牽引するカメラ用画像センサー(CIS)市場の売上は、2022年に7%伸び、219億米ドル(約2.52兆円)に達する見通しであるという最新調査を発表致しました。
用途別の同市場セグメントにおける業績に関して、カウンターポイント社アソシエイトディレクターのEthan Qi氏は次のようにコメントしています。
「CISの最大の用途である、携帯電話セグメントは2022年の売上の71.4%に達する見込みであり、これに自動車(8.6%)、監視カメラ(5.6%)が続く。」
Qi氏はさらに以下のように付け加えています。
「世界中でスマートフォンの出荷が回復を続けており、その中でもイメージセンサーによる解像度のアップグレードを進めていることから、携帯電話セグメントではCIS売上が前年比%で一桁台の真ん中あたりの成長をみせるだろう。一方で、自動車のインテリジェント化、コネクテッド化、自動化が進むにつれ、ADASやADSにつかう画像センシング用カメラは加速度的に増え、今後の新車へのCISの搭載が増加する。監視カメラセグメントも、COVID-19によるソーシャルディスタンス確保も追い風となって、一桁台の小さい値では成長する見込みである。」
図1: エンド市場におけるCIS売上シェア 2022年
※四捨五入で表示しているため、合計は100%ではありません。
メーカー別でみると、Sonyが2022年のシェアの39.1%を確保しそうにあり、これにSamsung(24.9%)、Ominivision(12.9%)が続きます。
Sonyは、高画素数の画像センサーとToFセンサーの世界最大の供給元であり、CISの顧客層を積極的に拡大しつつ、多様化にも同時に成功しています。同社は、スマートフォンの写真レベルをデジタル一眼レフ並みの品質に高める最近のトレンドの牽引役をになっており、SonyのCIS売上高は2022年に前年比3%成長する見通しです。
一方、SonyとSamsungの差は、さらに縮まりそうにあります。Samsungの中級~高級機種向けのスマートフォンで、低価格超高画素イメージセンサーで先行者利益を得たことと、積極的な製造能力拡大したことがその要因になります。
OminiVisionも2022年に売上が大幅増となる見込みで、その要因は、商品ポートフォリオを広げたこと、スマートフォン用超高画素センサーにブレークスルーがあったこと、自動車・監視・産業セグメントからの需要が高まっていることが挙げられます。
図2: ベンダー別CIS売上シェア 2022年
※四捨五入で表示しているため、合計は100%ではありません。
COVID-19が再び猛威を振るうことによるカメラ生産の混乱など、マクロ経済の不確実性は依然として世界のCIS産業に脅威を与えていますが、スマートフォンや自動車などのアプリケーションにおけるカメラの性能アップとCISコンテンツの充実してきている以上、CIS産業が今後数年にわたる成長を実現するための確固たる土台を築いていると言えます。そのため、今後もこのメガトレンドの動向には注視が必要になるでしょう。
包括的で詳細な調査報告 「CIS Sensor Report」を弊社サイトにて販売中です。最新調査や分析に関しては、お気軽にpress@counterpointresearch.comまでお問い合わせください。
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
「CISの最大の用途である、携帯電話セグメントは2022年の売上の71.4%に達する見込みであり、これに自動車(8.6%)、監視カメラ(5.6%)が続く。」
Qi氏はさらに以下のように付け加えています。
「世界中でスマートフォンの出荷が回復を続けており、その中でもイメージセンサーによる解像度のアップグレードを進めていることから、携帯電話セグメントではCIS売上が前年比%で一桁台の真ん中あたりの成長をみせるだろう。一方で、自動車のインテリジェント化、コネクテッド化、自動化が進むにつれ、ADASやADSにつかう画像センシング用カメラは加速度的に増え、今後の新車へのCISの搭載が増加する。監視カメラセグメントも、COVID-19によるソーシャルディスタンス確保も追い風となって、一桁台の小さい値では成長する見込みである。」
図1: エンド市場におけるCIS売上シェア 2022年
出典: カウンターポイント社
※四捨五入で表示しているため、合計は100%ではありません。
メーカー別でみると、Sonyが2022年のシェアの39.1%を確保しそうにあり、これにSamsung(24.9%)、Ominivision(12.9%)が続きます。
Sonyは、高画素数の画像センサーとToFセンサーの世界最大の供給元であり、CISの顧客層を積極的に拡大しつつ、多様化にも同時に成功しています。同社は、スマートフォンの写真レベルをデジタル一眼レフ並みの品質に高める最近のトレンドの牽引役をになっており、SonyのCIS売上高は2022年に前年比3%成長する見通しです。
一方、SonyとSamsungの差は、さらに縮まりそうにあります。Samsungの中級~高級機種向けのスマートフォンで、低価格超高画素イメージセンサーで先行者利益を得たことと、積極的な製造能力拡大したことがその要因になります。
OminiVisionも2022年に売上が大幅増となる見込みで、その要因は、商品ポートフォリオを広げたこと、スマートフォン用超高画素センサーにブレークスルーがあったこと、自動車・監視・産業セグメントからの需要が高まっていることが挙げられます。
図2: ベンダー別CIS売上シェア 2022年
出典: カウンターポイント社
※四捨五入で表示しているため、合計は100%ではありません。
COVID-19が再び猛威を振るうことによるカメラ生産の混乱など、マクロ経済の不確実性は依然として世界のCIS産業に脅威を与えていますが、スマートフォンや自動車などのアプリケーションにおけるカメラの性能アップとCISコンテンツの充実してきている以上、CIS産業が今後数年にわたる成長を実現するための確固たる土台を築いていると言えます。そのため、今後もこのメガトレンドの動向には注視が必要になるでしょう。
包括的で詳細な調査報告 「CIS Sensor Report」を弊社サイトにて販売中です。最新調査や分析に関しては、お気軽にpress@counterpointresearch.comまでお問い合わせください。
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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