【30代が仕事を辞めたい理由ランキング】男女500人アンケート調査
30代が仕事を辞めたい理由に関する意識調査
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/24227 )
誰しも一度くらいは「仕事を辞めたい」を思った経験があるのではないでしょうか。
「いい求人があれば」という思いで、仕事の合間に転職サイトをのぞいている人もいるかもしれませんね。
しかし30代になると、辞めたいと思っても家族や顧客のことを考えて思いとどまる人も多いです。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、30代の働く男女500人に「仕事を辞めたい理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:30代の働く男女
調査日:2021年12月24日~2022年1月1日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性328人/男性172人)
調査結果サマリー
・30代で仕事を辞めたいと思ったことがある人は8割超
・30代が仕事を辞めたい理由1位は「人間関係」
・仕事の悩みは「家族に相談」が4割超
・30代が仕事を辞めない理由1位は「生活のため」
30代で仕事を辞めたいと思ったことがある人は8割超
まず30代の男女500人に「仕事を辞めたいと思ったことがありますか」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
8割を超える人が「ある」と答えています。
30代にもなると、勤務先の社風や仕事内容にも慣れ、今後も問題なく働き続けられるように思えます。
しかし心のなかでは「辞めたい」と思う人も多いのですね。
20代では気づかなかった「会社への不満」が見えてきたり、経験を積んだからこそ「新しいことに挑戦したい」と考えたりする人もいるのかもしれません。
30代が仕事を辞めたい理由1位は「人間関係」
「どんなときに仕事を辞めたいと思いますか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位7位までをランキング形式で紹介します。
ダントツの1位は「人間関係に悩んだ(126人)」です。
かなり差が開いて2位は「理不尽な扱いを受けた(67人)」、3位「待遇に不満がある(64人)」と続きます。
全体的に、現職への不満が多くなっていますね。
なお「辞めたいと思ったことがない」と答えたのは72人。
辞めたいと思ったことがない人からは「自分の収入がなければ家庭を守れないから」「業務内容が時々しんどく思えても、有給がとりやすいため辞めたくない」などの回答が寄せられています。
では4位以降のランキングの解説も含めて、具体的な回答を紹介します。
【1位 人間関係に悩んだ】
・同じ部署の人とソリが合わないとき(30歳 男性 福祉業)
・どうしても気の合わない人がいるから(37歳 女性 接客業)
・上司や仲間に恵まれず、職場のコミュニケーションが取れない。雰囲気が悪い(39歳 女性 事務職)
仕事自体は好きでも「職場の人と気が合わない」「馴染めない」と、職場に行くのがツラくなってしまいますよね。
人間関係が悪いと気軽に相談しづらく、結果的に仕事にも影響が出てしまいます。
そのため「人間関係は悪いし仕事もやりにくいし、もう辞めたい」と感じる人が多いのでしょう。
また「テレワークで社内のコミュニケーションが激減して辞めたいと思った」という人もいました。
【2位 理不尽な扱いを受けた】
・仕事の割り振りのバランスがおかしく、自分にばかり仕事が割り振られたとき(33歳 女性 事務職)
・悪いことをしていないのに、自分自身の過失だと責められたとき(36歳 男性 事務職)
・顧客から八つ当たりレベルの理不尽なクレームが来たとき(38歳 女性 受付事務)
「理不尽なクレーム」「なぜか自分だけ業務量が多い」「ミスを押し付けられた」「納得できない怒られ方をした」などの回答が寄せられました。
優秀な人であっても、顧客からクレームを受けたり上司から叱られたりすることはあります。
「ある程度は仕方のないこと」と捉えている人も多いでしょう。
しかし責められ方や叱られ方に納得できないと、退職を考えるほどの大きなストレスになります。
【3位 待遇に不満がある】
・仕事量や責任が増えたのに、給料が下がったとき(31歳 男性 事務職)
・自分のやっていることが正当に評価されなかったとき(35歳 女性 エンジニア)
・成果を出しても給料が上がらないときです(36歳 男性 エンジニア)
とくに「成果を出したのに給料がそのまま」「業務量が少ない人と給料が同じ」など、仕事ぶりと収入が見合わないと感じたときに「辞めたい」と思う人が目立ちました。
「給料が全てではない」と考える人もいますが、やはり収入は大きなモチベーションになります。
また30代になって「学生時代の同級生」との収入差が大きくなり、ショックを受けた経験がある人もいるかもしれません。
【4位 仕事がうまくいかない】
・自分が頼りなく不甲斐ないばかりに、同僚や先輩に迷惑をかけてしまったとき(30歳 女性 事務職)
・「思うように仕事をこなせていない」と強く感じるとき(34歳 女性 看護師)
・お客様とのトラブルがどうにもならない状況になってしまったとき(38歳 男性 営業職)
「ミスをしたとき」「トラブルが起きたとき」などの回答が寄せられています。
仕事にミスはつきものですが、失敗を繰り返したり同僚に迷惑をかけてしまったりすると、ダメージは大きくなりますよね。
「自分が職場で求められているレベルに達していない」と感じ、自信をなくす人も。
そんなときに上司や先輩から厳しく叱責されたりすると、「辞めたほうがいいのかも」と思いつめてしまいそうです。
【5位 仕事内容に不満がある】
・「この仕事が合っていないのでは?」とふと思ってしまうとき(33歳 男性 公務員)
・毎日毎日同じことの繰り返しで、飽きてきたとき(34歳 女性 事務職)
・やりがいを感じず、仕事へのモチベーションが上がらないとき(35歳 男性 システムエンジニア)
「仕事内容が自分に向いていない」「仕事内容にやりがいを感じない」などの回答が寄せられています。
仕事内容に違和感を覚えたときに、いきいきと楽しそうに働いている人を見ると「やりがいをもてる仕事に変わりたい」と感じそうですね。
【同率5位 労働時間に不満がある】
・遅く帰る日が何日も続いたとき(30歳 男性 公務員)
・繁忙期で残業が続いたとき(32歳 女性 CADオペレーター)
・残業ばかりで、家族との時間やプライベートな時間がとれないとき(34歳 男性 事務職)
「夜勤がツライ」という声もありましたが、目立ったのは「残業が続いたとき」という回答でした。
「たまに残業が発生する」という程度なら大きな不満にはならないかもしれませんが、長期間残業が続くと精神的にも体力的にもツライですよね。
30代ですと既婚・子育て中の人も多いため、「残業が多くて家族との時間がとれない」と不満を感じている人も多くいました。
【7位 体調面でツライ】
・体力的にツライと思ったとき(31歳 女性 福祉職)
・いくら寝ても疲れが取れなくて、その疲れがずっとたまり体力的にきついとき(35歳 女性 教師)
・病気をしてツライときです(37歳 女性 事務職)
体力的にツライ仕事であったり、仕事の疲れでクタクタになったりしたときに「辞めたい」と思う人も多いようです。
疲れて休日も寝てばかりだと「何のために働いているんだろう」「仕事のために自分の生活が犠牲になっている」と考えることもあるでしょう。
また「体調が悪くても休みづらい」と考えてしまい、しんどくなってしまう人もいるだろうと想像できます。
仕事の悩みは「家族に相談」が4割超
「仕事を辞めたいとき、誰に悩みを相談しますか」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「家族」と答えた人が44.4%で、4割を超えています。
また2位には友人・知人・恋人など「社外の人(22.2%)」が入りました。
「社内の人に相談すると波風が立ちそうだから、プライベートの知り合いに相談するほうがいい」と考える人が多いのだと考えられます。
その他には、SNS・WEBの掲示板や転職エージェントなどが入っています。
ただし社外の人や「SNS・WEBの掲示板」で相談する場合には、社外秘の情報を漏らさないよう注意しましょう。
30代が仕事を辞めない理由1位は「生活のため」
仕事を辞めたいと思いつつ、仕事を続ける人も多いですよね。
「仕事を辞めたいと思っても辞めない理由は?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
ダントツの1位は「生活のため(181人)」。
2位以降は「いいところもあるから(81人)」、3位「転職活動が面倒だから(44人)」と続きます。
また、4位「転職できなそうだから(44人)」、5位「今より良くなるとは限らないから(25人)」など、転職に対する不安を理由として挙げた人も目立っています。
では6位以降のランキングの解説も含めて、具体的な回答を紹介します。
【1位 生活のため】
・辞めたら生活に困るから(31歳 女性 事務職)
・貯金が少ないので、給料が途切れるのは困る。社宅住まいなので住むところがなくなる(33歳 女性 管理栄養士)
・家族のためです。転職をすれば給料が下がるのは明白で、妻とまだ小さな子ども2人のことを思うととても行動には移せません(34歳 男性 製造)
退職して転職活動をしても、すぐに転職先が見つかる保証はありません。
また30代であればある程度前職で昇給している人が多いため、転職後は一時的に収入が下がることも考えられます。
そのため「辞めたら生活に困るから」と、退職を思いとどまる人が多数いました。
【2位 いいところもあるから】
・給料がよいから。それだけが理由でしがみついています(30歳 女性 医療職)
・やりがいのある仕事だから(31歳 女性 看護師)
・福利厚生はいい会社なので(32歳 男性 営業職)
「仕事はハードだが、人間関係はいい」「待遇には不満があるけれど、仕事内容は好き」などの回答が寄せられています。
「給料も人間関係も、全てがパーフェクト」という職場はなかなかありません。
そのため自分の「優先順位」や「譲れない条件」を見つめ直し、折り合いをつけることも必要でしょう。
また「待遇は悪いが、今後転職する際に武器になるスキルが身につくため」と、将来の転職を前提に考えている人もいました。
【3位 転職活動が面倒だから】
・他職種への転職が面倒だから(30歳 男性 営業職)
・自分で事業を立ち上げたり転職活動をしたりする気力が起こらないから(32歳 男性 営業職)
・以前に転職しているので、年齢も考えると転職の大変さが面倒に思えてしまう(38歳 女性 小売業)
転職活動には時間も労力も必要です。
また離職期間があると保険や年金などの手続きも必要なので、「面倒」と感じてしまいがち。
「転職活動の大変さ・煩わしさ」と「今の職場への不満」を天秤にかけ、現状維持を選んでいる人も多いとわかりました。
面倒かもしれないがやはり転職したいと思うなら、転職エージェントを利用する方法もあります。
転職エージェントを利用すれば、仕事探しや日程調整の手間が省けますよ。
【4位 転職できなさそうだから】
・手に職がないので転職できるか不安だから(30歳 女性 営業職)
・年齢的に再就職が厳しいため(34歳 女性 事務職)
・辞めた後の再就職への不安が少なからずあって、なかなか決断に至らない(36歳 男性 飲食業)
「年齢」「スキルや職歴」「住んでいる地域の求人状況」などから、転職するのが難しそうだと感じている人も多いとわかりました。
自身のスキルやキャリアで転職可能か知りたいなら、転職エージェントに相談したり、転職サイトに登録して「スカウトが来るかどうか」を試してみたりするのも手です。
【5位 今よりよくなるとは限らないから】
・転職後、今と同等の待遇で仕事できるという保証がないから(30歳 女性 事務職)
・今よりも状況が悪くなりそうだから(33歳 男性 エンジニア)
・転職先でも人間関係に悩まされるかもしれないと思うので(35歳 女性 事務職)
「人間関係の問題はどこでも起こる」「同業種なら、職場環境はどこも似たりよったり」などの回答が寄せられています。
人間関係や仕事内容は異動によって変化することもあるため、ひとまず現職にとどまって様子を見るのもアリでしょう。
また収入アップのために転職する場合でも、「前職での実績が高く評価される人」「転職先でも成果を出せる人」でないと、満足できる収入に達しない可能性は高いです。
【6位 次の仕事が決まっていないから】
・辞めたところで次の仕事のあてがない(31歳 女性 販売員)
・次が見つからないうちに辞めるのはリスクが高すぎるので(38歳 男性 調理師)
転職先が決まらないまま辞めると、収入が一時的になくなり、生活に困る可能性があります。
そのため、次が決まるまでは辞められないと考える人も多くなりました。
実際に転職活動をした人からは「転職先が見つからなかった」「なかなか転職活動が思うように進まない」という意見も寄せられています。
【7位 イチからのスタートは不安】
・仕事内容を覚えるのも人間関係もイチからになるので不安(32歳 男性 製造業)
・長く勤めているから慣れているし、新しい職場でまたイチから関係を作り出すのが嫌だから(36歳 女性 事務職)
・新たな環境になれるのがストレス(39歳 男性 販売員)
転職すると人間関係はイチからのスタートになります。
30代で転職すると、転職先の先輩や上司が年下になるケースもあり、接し方に悩む人も多いです。
また異職種への転職なら仕事内容も覚え直す必要がありますね。
同業他社への転職であっても、社内ルールや社風に慣れるのにはある程度の時間がかかることでしょう。
長く同じ会社で勤務してきた人ほど、「環境や仕事内容が変わること」への抵抗感が強いかもしれませんね。
まとめ
30代の男女500人にアンケートを実施したところ、仕事を辞めたいと思った経験がある人は85.6%でした。
「仕事を辞めたいと思うとき」第1位は「人間関係に悩んだとき」。
「待遇への不満」「労働時間への不満」など、職場への不満を感じたときに辞めたくなる人が多数でした。
また「辞めたくても辞めない理由」第1位は「生活のため」。
「転職できなさそう」「転職活動が面倒」など、転職への不安を挙げた人も多くなりました。
「辞めたいが、転職先が見つかるか不安で勇気が出ない」と悩んでいるなら、転職エージェントなどで一度相談してみることをおすすめします。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/24227
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
■Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役。
2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
※プロフィール詳細はこちら
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
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