エミレーツスカイカーゴ、5年間で4億キロ以上の医薬品を世界各地へ輸送

エミレーツ航空

  • エミレーツ航空の貨物部門エミレーツスカイカーゴは、これまでの5年間で約4億キロ(40万トン)以上の医薬品を世界各地に輸送してきました。 
  • 現在までに、2億5,000万回分の新型コロナワクチンをドバイ経由で75都市以上へ輸送しており、温度変化に敏感な医薬品の航空輸送において、確かな実績を積んでいます。 
  • さらに2021年9月以降、CargoWise(カーゴワイズ)プラットフォームを通じて、エミレーツスカイカーゴのフライトと在庫状況の確認および直接予約が可能になりました。


約5年前の2016年9月、エミレーツ航空の貨物部門エミレーツスカイカーゴは、ドバイ国際空港にEUの適正流通基準(GDP)認証を受けた医薬品専用施設を開設。3つの医薬品専門サービスを提供する『エミレーツ・ファーマ』も同時期に発表し、医薬品の安全かつ効率的な輸送のための航空貨物業界の水準を引き上げました。 


エミレーツ航空貨物部門上級副社長のナビル・スルタンは次のように述べています。「エミレーツスカイカーゴでは、お客様が貨物に対してますます専門的なソリューションを求めていることを早い時点で認識していました。これには大切な命を救うため、非常に厳しい条件で輸送しなければならない医薬品が含まれていました。緻密な計画、インフラ、手順、人材などへの多大な投資を経て、2016年9月GDP認証を取得したドバイの最先端施設を中心とした医薬品輸送のトータルソリューションを製薬会社のお客様に提供開始しました。市場から圧倒的な好評価を受け、『夏場のドバイは医薬品貨物が避けなければならない場所』というイメージを、『ドバイは一年中、製薬会社のお客様にとって信頼できるハブである』という認識へ短期間で転換することができました。医薬品の取扱量は年々増加しており、これまでに『エミレーツ・ファーマ』で4億キロ(40万トン)以上の医薬品を輸送してきました。」 


ドバイ のハブ施設:エミレーツスカイカーゴは、ドバイのハブ施設に20,000平方メートルを超えるGDP準拠の保管および取り扱いスペースを保有し、ワクチン、バイオ医薬品、がんや糖尿病などの治療薬、その他様々な医薬品など、毎日約20万キロ(200トン)の医薬品を取り扱っています。 



エミレーツスカイカーゴのドバイでの医薬品事業は、ドイツのビューローベリタス社によるGDPガイドラインに基づく厳格な評価を受けています。これには、複数の調査や監査を含む2回の認証サイクルが含まれます。また、エミレーツスカイカーゴの医薬品事業は、顧客や製薬会社が実施する複数の監査を受け、無事通過しています。 


エミレーツスカイカーゴは、温度変化に敏感な貨物の航空機と貨物ターミナル間の輸送中の温度管理を徹底することができるクールドーリーを世界で最も保有する航空会社の一つです。そのうち、医薬品専用のクールドーリーは約50台保有しています。また、エミレーツスカイカーゴは多くのコンテナ業者と連携することで、お客様の輸送ニーズに合わせた最適な選択肢を提供しています。 



治療薬を届けるネットワークの構築: エミレーツスカイカーゴが世界的な医薬品輸送ハブをドバイに設立したことで、医薬品の製造拠点から最終目的地までの迅速かつ安全な輸送が可能になりました。ここ数年、エミレーツスカイカーゴは、需要が増加傾向にあるインド、ドイツ、ベルギー、オランダ、英国、ロシア、米国、ブラジル、オーストラリア、韓国、日本、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプトを含む6大陸の市場間で、医薬品貨物を輸送してきました。また、毎年輸送する医薬品貨物の約3分の1がインドから出荷されています。 



さらに、エミレーツスカイカーゴは35以上ある主要な医薬品発着空港のグランドハンドリングパートナーと協力し、医薬品の出発地から目的地までの温度管理を徹底してきました。エミレーツスカイカーゴのネットワークにおける主要な医薬品ステーションの一つであるシカゴでは、現地のグランドハンドリングパートナーと緊密に連携し、1,000平方メートルの広さを誇るGDP 認証を受けた医薬品専用エアサイドハブを設置しました。もう一つの重要な医薬品ステーションであるコペンハーゲンでも、2019年に医薬品業務がGDP認証を受けた専用施設に移されました。 



新型コロナウイルスによるパンデミックの影響: コロナ禍において、新型コロナやその他病気の治療に必要な医薬品の世界的なサプライチェーン維持の重要性が高まりました。エミレーツスカイカーゴは、旅客機を利用した貨物専用便の運航を増やすことで、緊急性の高い医薬品を継続的に輸送し、高い接続性を実現してきました。 


エミレーツスカイカーゴは、新型コロナワクチンの輸送に適したハブの開設準備を2020年8月に開始しました。さらに最近では、ドバイ国際空港にあるGDP認証を受けた医薬品専用設備の保管冷蔵室にパレット・ポジションを94箇所追加しました。この拡張エリアでは、適切な温度管理(2~25℃)ができ、一度に約6,000万~9,000万本の新型コロナワクチンを追加で保管することが可能になりました。 



2020年10月から2021年9月の期間中、エミレーツスカイカーゴは、2億5,000万回分の新型コロナワクチンをドバイのハブ施設から世界75以上の目的地へ輸送してきました。 



エミレーツスカイカーゴは、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス(ワクチン物流同盟)』を通じて、DPワールド、国際人道都市 (以下、IHC)、ドバイ・エアポーツと共同で、新型コロナワクチンをドバイ経由で途上国に迅速に輸送してきました。また、世界保健機関(以下、WHO)主導の取り組み『COVAX(コバックス)』の下で、公平なワクチン輸送を促進するために、ユニセフと基本合意書を締結しました。2021年5月、エミレーツスカイカーゴはインドへ人道的輸送ルートを開設し、貨物搭載スペースを無償でNGOに提供しました。インドの新型コロナ感染拡大危機の収束を支援するため、ドバイからインドに向けて、酸素ボンベ、濃縮器、救援テントなどの緊急物資を無償で輸送しました。 


シームレスな貨物予約:医薬品の輸送に加えて、エミレーツスカイカーゴは、利便性の高い貨物輸送プロセスの提供を常に模索しています。2021年9月、エミレーツスカイカーゴはロジスティクス業界のソフトウェアソリューションの大手プロバイダーである「ワイズテック・グローバル(WiseTech Global)」と協業し、新しいプラットフォームを発表しました。これにより、CargoWise(カーゴワイズ)プラットフォームを通じて、エミレーツスカイカーゴのフライトと在庫状況の確認が可能になりました。この新しい技術ソリューションは、貨物輸送の予約およびユーザー体験の利便性を向上させます。 



エミレーツスカイカーゴについて  
エミレーツスカイカーゴは、エミレーツ航空の貨物部門です。ドバイにある最先端のハブ空港を拠点に、エミレーツスカイカーゴはグローバルネットワークを通じて6大陸140都市以上へ貨物を輸送しています。最新のワイドボディ機のボーイング777型機とエアバスA380型機でお客様に貨物容量を提供しています。詳しくは公式ホームページをご覧ください。 https://www.skycargo.com/  


お問い合わせ先  
エミレーツグループ 広報  
Redhill株式会社  
Email: ekjapan@redhill.asia  

 

 

 

 

 

 

 

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会社概要

エミレーツ航空

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URL
https://www.emirates.com/jp/japanese/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都港区赤坂1-12-32 赤坂アークヒルズ・アーク森ビル 22階
電話番号
-
代表者名
サティシュ・セティ
上場
未上場
資本金
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設立
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