【保湿vs美白】“秋のスキンケア”で本当に優先されているのはどっち?
夏の蓄積ダメージ×秋の乾燥で“肌の悩みが交錯する季節”。スキンケアの正解は、保湿?美白?それとも両方…?

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■「秋のスキンケア」で重視するのは“保湿”派が多数派。一方で“美白ケア”や“美容医療”への注目も
■季節の変わり目に起こる肌悩み、「乾燥」と「シミ・くすみ」が2大トラブルに
■スキンケアの意識は“年齢とともに多角化”。20代は予防を意識、40代以降は年齢に応じたケアを求める傾向
調査概要
調査方法:アンケート調査
調査期間:2025/09/08~2025/09/16
調査対象:20代〜60代の女性
対象者数:100名
調査項目:「秋のスキンケア」に関するアンケート
アンケート結果
「朝は調子が良かったのに、夕方になると肌がつっぱる」
「夏の紫外線の影響か、シミやくすみが目立ってきた気がする」
「季節の変わり目になると、毎年肌が不安定になる」
そんな“秋特有の肌トラブル”を感じている方も多いのではないでしょうか?
秋は気温や湿度が下がり始め、乾燥が進みやすい季節です。
さらに、気温や湿度が下がり、乾燥が進む秋は、夏のダメージも表れやすい時期。
こうした“秋特有の肌トラブル”に対応するために「高保湿でうるおいを守る」「美白ケアを並行して行う」といったといったアプローチが注目されています。
今回は、そんな秋のスキンケア事情について、女性たちのリアルな声をもとに肌悩み・ケア実態について探っていきます。
今回アンケートにご協力いただいた100名の各年代の比率は、以下です。
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20代 12.0%
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30代 48.0%
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40代 32.0%
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50代 4.0%
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60代以上 4.0%
回答者の肌質に関しては、下記の通りです。
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乾燥肌 35.0%
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混合肌 39.0%
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普通肌 21.0%
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脂性肌 4.0%
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不明 1.0%
【普段、紫外線による「蓄積ダメージ」(シミ・黄ぐすみなど)を意識して過ごしていますか?/秋になると肌の調子に変化を感じますか?】

紫外線による「蓄積ダメージ」については、強く意識している人が34%、やや意識している人が57%と、9割以上の方が日常的に気にかけていることが分かりました。
反対に、意識していない人はわずか9%にとどまり、多くの人が日常的に紫外線の影響を意識している様子がうかがえます。
「シミ」や「くすみ」は加齢のせいだけではなく、日々の紫外線によっても少しずつ進行していくため、年齢にかかわらずケアが必要です。
最近では、一年中UVケアを取り入れる人や、美白(*1)・エイジングケア(*2)製品を使う人も増加しており、美容目的はもちろん、肌の健康を守るための“予防習慣”として、紫外線対策が定着しつつあります。
たとえば、紫外線は肌のバリア機能を低下させ、乾燥や肌荒れを引き起こす原因にもなるため、秋以降のスキンケアでも油断は禁物です。
ではこれからの季節、どのような肌の変化を感じている方がが多いのでしょうか?
アンケート結果を見てみましょう。
秋になると肌の調子に変化を「少し感じる」と答えた人が67%で最も多く、「とても感じる」と答えた人も15%にのぼりました。
あわせて8割以上が秋の訪れとともに肌状態の変化を実感しており、季節の影響が肌に現れやすいことがうかがえます。
一方で「感じない」と答えた人は18%と少数派。
秋は、朝晩の気温差や湿度の低下といった環境の変化が大きく、肌の乾燥やバリア機能の低下につながりやすいため、変化を感じる人が多いのも納得といえるでしょう。
このような肌の“ゆらぎ”を乗り越えるには、季節に応じたスキンケアの見直しや、コンディションに合わせた成分選びが鍵となりそうです。
(*1)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ、(*2)年齢に応じたケア
【秋に特に気になる肌悩みは何ですか?/秋になると「美白(*1)」と「保湿」どちらを優先したいですか?/秋用スキンケアに切り替えるのは、どんなタイミングが多いですか?】

秋に気になる肌悩みとして最も多く挙げられたのは「乾燥」でした。
気温や湿度が下がるこの季節は、肌の水分が奪われやすく、つっぱり感や粉ふきなどの乾燥トラブルを感じる人が多くなります。
2位は「シミ・そばかす」がランクイン。
夏に浴びた紫外線の影響が、肌表面に現れやすくなる時期でもあり、“蓄積されたダメージ”が可視化されるタイミングとも言えそうです。
そのほかにも、「毛穴の開き」や「くすみ」肌の質感・トーンにまつわる悩み、、「小じわ」といった加齢のサインなど、肌トラブルの多様化が見受けられました。
秋はまさに、夏のダメージと季節の変化が交錯する“肌の曲がり角”の時期であることが、今回の調査からも明らかです。
年代別の肌悩みの傾向は、20代では乾燥に加えてニキビや毛穴のトラブルなど、皮脂分泌や生活習慣の影響が出やすい悩みが目立ちます。
30代になると乾燥に加えて、毛穴やくすみなど肌のトーンやキメの乱れを気にする声が増加。
40代では毛穴やくすみに加えてシミも顕著に増加。代謝の低下やメラニン蓄積の影響が反映されやすい世代です。
50代では小じわやシミ・そばかすといった本格的な年齢肌の悩みが浮き彫りに。また、乾燥によるハリ不足も課題になることが多いようです。
60代になると「乾燥」「小じわ」「シミ」など、加齢による複合的な肌トラブルが強まる傾向が見られます。
このように、肌悩みは年齢によって変化していくことが分かります。
特に秋は、夏の紫外線による蓄積ダメージと気候の変化が重なり、世代を問わず肌がゆらぎやすい時期。
そのため、保湿・美白(*1)・エイジングケア(*2)などの多面的なスキンケアが求められる季節だと言えるでしょう。
また、秋に優先したいケアとしては、「保湿重視」が48%と最多に。
秋は「隠れ乾燥」が進みやすい季節。
肌表面はうるおって見えても、内側は水分不足になっている“インナードライ”の状態も多く見られます。
乾燥対策には、保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸など)が多く含まれたスキンケアを意識しましょう。
一方で、「美白(*1)と保湿の両方を同じくらい重視する」と答えた人も43%と多く、バランスを意識してケアを行う姿勢もうかがえます。
つまり秋は、「美白(*1)ケア」と「保湿ケア」のどちらかを選ぶというより、肌状態に合わせて柔軟に取り入れる“ハイブリッドケア”が求められている季節だと言えそうです。
特に近年は、シミ・そばかすを予防しながら、同時に乾燥やくすみにもアプローチできる多機能なスキンケアアイテムが充実してきており、「美白(*1)×保湿」が1本でできる高機能化粧品や、睡眠中の肌再生をサポートする夜用美容液の活用も人気を集めています。
こうした機能性の高いケアアイテムを賢く取り入れることで、肌負担を増やすことなく、季節特有の複合的な肌トラブルに対応する人が増えているようです。
秋にスキンケアを切り替えるタイミングとして最も多かったのは「10月に入ってから」で、全体の46%を占めました。次いで「11月以降」が17%、「9月中旬〜下旬」が16%と続き、「特に切り替えない」という人も16%となっています。
この結果から、多くの人が本格的に気温・湿度が下がりはじめる10月頃を目安に、乾燥対策などの秋ケアにシフトしていることがわかります。
秋のスキンケアに切り替える適切なタイミングとしては、「朝晩に肌の乾燥やつっぱりを感じ始めたとき」や「最低気温が20℃を下回り始めた頃(9月中旬〜10月上旬)」が、スキンケアの切り替えサイン!
特に気温・湿度の変化が肌に影響を与えやすいため、「カレンダー」よりも「肌の変化」にあわせてケアを見直すことが理想的です。
(*1)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ、(*2)年齢に応じたケア
【秋冬のお肌に合わせて、取り入れているスキンケアアイテムはありますか?/秋のスキンケアで最も重視するポイントは何ですか?】

秋冬に取り入れるスキンケアアイテムで、最も多く選ばれたのは「保湿クリーム」でした。
続いて「高保湿化粧水」が2位に入り、肌にうるおいを与えるだけでなく、その後の美容液やクリームの浸透を高める“ブースター”的役割も意識されていることがうかがえます。
3位には「美白(*1)美容液」がランクインし、夏の紫外線ダメージを引きずらないように、秋冬も引き続き美白ケアを継続する人が多いようです。
全体的には保湿系アイテムが上位を占める結果となりましたが、「特に取り入れない」「オイル」など少数派の回答も見られ、アイテムの選び方には個人差があることもわかりました。
加えて、年代によって重視するポイントにも傾向の違いが見られました。
若年層ほど「予防」としての保湿やベーシックなスキンケアを重視する傾向があり、年齢を重ねるにつれて「乾燥・シミ・小じわ」などに対応するエイジングケア(*2)を意識した選び方へと変化していく様子が明らかになりました。
肌悩みの変化とともに、スキンケアアイテムの“質”や“機能性”を見直す人が増えているのも秋冬ならではの傾向と言えそうです。
秋のスキンケアで最も重視されているのは「保湿力」で、67%の人が乾燥対策を第一に考えていることが分かりました。次いで「低刺激性」10%や「使用感の良さ」9%が続いており、肌にやさしく心地よく使えることも重視されていることがうかがえます。
一方で、「美白(*1)効果」6%や「価格」7%「ブランド信頼度」は1割未満にとどまり、機能性や価格よりも、保湿力や低刺激性といった“肌へのやさしさ”が優先されている傾向が見られました。
近年は、肌への負担を抑えながらしっかり保湿できる「敏感肌向け高保湿スキンケア」も注目されており、“やさしくうるおす”ケアが秋の基本になりつつあるようです。
(*1)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ、(*2)年齢に応じたケア
【美白(*)ケアで注目している成分はどれですか?/保湿ケアで欠かせないと感じる成分はどれですか?】

美白(*)ケアにおいて、最も注目されているのはビタミンC誘導体でした。紫外線によるダメージを受けた肌のケアに取り入れやすく、保湿や透明感のある肌を目指すアイテムにも多く配合されています。
次いでトラネキサム酸やナイアシンアミドも支持を集めており、乾燥によるくすみや年齢に応じた肌悩みに多角的にアプローチできる点で注目されています。
一方で、アルブチンや4MSKなどの美白有効成分は一定の認知度があるものの、選択率はやや低めでした。
近年では、韓国コスメや敏感肌向け製品を中心に、肌への刺激が少ない“次世代型の美白(*1)ケア成分”にも注目が集まりつつあります。
例えば、グルタチオンやα-アルブチンなど、くすみを抑えながら肌全体のトーンを整える処方に多く取り入れられ、ナチュラル志向の層からも支持を得ています。
また、美白(*)ケアの目的も「透明感を高めたい」「くすみを抑えたい」「紫外線による肌ダメージに備えたい」など多様化しており、年代や肌状態に応じたアプローチの使い分けも進んでいます。
20〜30代では将来的なシミ予防や肌トーンの安定化を意識する一方で、40代以降は保湿やハリ感ケアと併用したエイジング対策を求める傾向が見られました。
こうした背景から、「ひとつの成分だけにこだわる」のではなく、肌状態や季節、目的に応じて柔軟にケアを取り入れる姿勢が、今後ますます重視されていくと考えられます。
保湿ケアで欠かせない成分として最も多く挙げられたのは、セラミドでした。
肌のバリア機能をサポートしながら、うるおいを閉じ込める“守りの保湿”として注目されています。
次いで、水分保持力に優れたヒアルロン酸、ハリ・弾力のサポートが期待されるコラーゲンが続き、いずれも「肌の内側からうるおいを守る」ケアとして高い人気を集めています。
「乾燥性敏感肌」への意識の高まりに加え、マスク・紫外線・花粉といった外的刺激も影響し、肌のバリア機能を意識した保湿ケアが主流になりつつあります。
中でもセラミドは、肌本来のうるおいを支える成分として注目され、韓国コスメや敏感肌向け製品にも多く使われています。
また、“落としすぎないクレンジング+守る保湿”というケアの見直しも進み、成分の浸透力や持続力を重視する傾向が高まっています。
保湿成分には、単なるうるおい補給にとどまらず、外部刺激から守りつつ内側からも支えるような処方が求められています。
こうした流れから、年齢や季節に応じて“保湿+α”の機能を取り入れる意識が高まり、保湿ケアは“乾燥対策”から“トータルケア”へと進化しています。
(*)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
【今後、秋に試してみたいスキンケア商品・施術】
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夏の紫外線ダメージが気になるので、美白やシミケアに効果がある美容液を試してみたいです。(50代/混合肌)
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ビタミンC誘導体の入った化粧水を買ったのでこの秋試してみたいです(40代/混合肌)
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乾燥対策でセラミド配合の美容液を試してみたいです。(30代/乾燥肌)
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秋になったら使っている化粧水をもっと高保湿タイプに変えるかもしれません。今は美白に全振りしたものを使っているので。(30代/普通肌)
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夏に紫外線を浴びた肌を鎮静するスキンケア(20代/乾燥肌)
秋に試したいスキンケアとして多く挙がったのは、夏の紫外線ダメージを意識した美白(*)・シミケア、そして乾燥対策のための高保湿アイテムでした。
中でも、ビタミンC誘導体やセラミドなどの定番成分に注目する声が多く、肌状態の変化にあわせて「透明感ケア」と「保湿強化」を両立させたいというニーズが見られました。
秋のスキンケアは、「紫外線ダメージのリセット」と「乾燥への備え」がカギ。
うるおいと透明感のある肌をキープするためには、季節の変わり目に合わせた“攻めと守り”のケアがポイントとなりそうです。
(*)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
まとめ・考察
今回の調査では、秋のスキンケアにおいて「夏の紫外線ダメージのリセット」と「乾燥対策」の両立を意識する人が多いことが明らかになりました。
特に、ビタミンC誘導体やセラミドといった成分への関心が高く、美白(*1)×保湿×エイジングケア(*2)を叶える“多機能型スキンケア”のニーズが高まっている傾向が見て取れます。
また、季節や肌状態に合わせてスキンケアを柔軟に切り替える人が増えており、「肌の変化に応じたケア」が今後のスタンダードとなるでしょう。
<関連コラム>
10種類の美白(*1)有効成分の特徴:https://onecosme.jp/column/89980
エイジングケア(*2)化粧品の選び方:https://onecosme.jp/column/4502
(*1)メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ、(*2)年齢に応じたケア
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