
アカリクは、15年間に渡る大学院生向け就職活動支援を通して、学生の専門性を活かす企業とのマッチングを実施してまいりました。支援する中で、大学院に進学するか悩む学部生も多く見受けられ、その背景には大学院修了後の企業側の受け入れに対する懸念や、経済的な理由も多く挙げられていました。アカリクの調査(※)によると、61.9%の学生が、自身の大学院進学後のキャリアについて「学部生時代に情報が充実していなかった」と回答していることに加え、進学後のキャリアについての相談先も「相談したかったが、相談先がなかった」(12.9%)や、「相談先はあったが、十分ではなかった」(37.6%)といった声が多く挙がりました。学部生のうちに自身のキャリアについてしっかりと相談できたり、大学院進学後のキャリアについて潤沢な情報があることで、より自信を持ってキャリアに関する意思決定ができるといえます。加えて、約6割の学生が生活費に「不安」を感じていると回答しており、昨今の物価高騰の影響で生活費が圧迫され、より一層就活にお金がかけられなくなっている学生の実態も明らかになりました。



そこでアカリクでは、学部生を対象に、大学卒業後のキャリアについて、個々の得意領域や専門性を分析した上でご提案する「潜在大学院生に向けたキャリア支援」を開始いたします。アカリクが培ってきた専門性を活かすキャリアサポートのノウハウを活かし、学部卒業後に活躍し得るキャリアの選択肢を早期段階で提示することで、大学院への進学もしくは、専門性を活かせる企業とのマッチングを提案いたします。学生が自身の可能性を最大限に発揮できるよう、視野を広げる一助となることを期待しています。また、経済的な問題を抱える学生に対しては、アカリクスカラシップ制度の提供も視野に入れてまいります。
※アカリク「24卒大学院生」調査
調査期間:2022年11月29日〜12月6日
調査対象:2024年新卒の大学院生202名(内訳:修士66.3%、博士33.7%)
調査方法:インターネット
・キャリアアドバイザーへのキャリア相談サービス
・学部生向けキャリアセミナーの開催
・学生コミュニティにおける情報収集の機会提供
※その他、今後も様々な支援内容を追加予定です。
アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。
会社名:株式会社アカリク(
https://acaric.co.jp/)
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。