約7割の経営者が、円安・物価高・コロナ禍によって意識が高まったこととは?
約半数の経営者が重要視する、将来の不確実性に備えるための対策とは
株式会社YKプランニング(所在地:山口県防府市、代表取締役社長:岡本 辰徳)は、従業員数300名以下の中小企業経営者を対象に「近年の情勢変化に対する経営者の意識調査」を実施しました。
近年、円安・物価高騰・コロナ禍などの影響により、社会やビジネスの環境が大きく変わりつつあります。これまでの常識が通用しないシーンも多く、大きな影響を受けた中小企業もあるでしょう。
では、具体的にどのような変化が起こり、その変化に対して経営者は何か対策を講じているのでしょうか。
そこで今回、経営支援クラウド『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)を提供する株式会社YKプランニングは、従業員数300名以下の中小企業経営者を対象に「近年の情勢変化に対する経営者の意識調査」を実施しました。
調査概要:「近年の情勢変化に対する経営者の意識調査」
【調査期間】2024年5月9日(木) ~ 2024年5月10日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,015人
【調査対象】調査回答時に従業員数300名以下の中小企業の経営者であると回答したモニター
【調査元】株式会社YKプランニング(https://www.yk-planning.com/index.html)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
約7割が経営に対する考え方に変化があった。その要因は物価高によるコストの増加
はじめに、企業経営において重視している点をうかがいました。
「企業経営において重視していることは何ですか?(3つまで選択可)」と質問したところ、『売上アップ(56.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『人材採用・育成(41.1%)』『顧客満足度の向上(33.1%)』と続きました。
優秀な人材を採用・育成することで顧客満足度の向上にも繋がり、売上に繋がる点からも、経営者はこれらの要素が企業経営において重要と考えていることがわかります。
次に、「近年の情勢変化(円安・物価高騰・コロナ禍)に伴って、経営に対する考え方に変化はありましたか?」と質問したところ、約7割の方が『はい(67.8%)』と回答しました。
「はい」と回答した方に「どのような変化がありましたか?(3つまで選択可)」と質問したところ、『リスク管理の強化(42.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『財務管理の強化(40.8%)』『事業モデルの見直し(35.3%)』と続きました。
パンデミックや経済の不確実性が高まる中で、いかなる情勢変化にも対応できるようリスク管理の強化が経営の重要課題となっていることが示唆されました。また、約4割の方が「財務管理の強化」と回答していることから、企業にとって財務管理がいかに重要かうかがえます。
続いて、「変化があった要因は何ですか?(3つまで選択可)」と質問したところ、『物価高によるコストの増加(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『コロナ禍の影響による市場環境の変化(44.6%)』『円安によるコストの増加(41.1%)』と続きました。
約半数の方が物価高によるコストの増加が変化の要因と考えており、物価上昇の影響を受けた中小企業が多いことがうかがえます。
「将来の不確実性に備えるために、どんな対策が必要だと思いますか?(3つまで選択可)」と質問したところ、『財務管理と強化(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『新規事業の展開(36.1%)』『人材育成とリーダーシップ開発(33.7%)』と続きました。
約半数の方が財務管理と強化が必要と考えており、財務内容を把握し強化することが安定した経営には重要だと感じている方が多いようです。また、新規事業の展開と人材育成とリーダーシップ開発を考える声も寄せられました。
約7割が情勢変化によって財務状態に対する意識が高まったと回答
「近年の情勢変化(円安・物価高騰・コロナ禍)に伴って、以前と比べて自社の財務状況を意識するようになりましたか?」と質問したところ、『とてもするようになった(34.7%)』『少しはするようになった(37.5%)』『変わらない(24.9%)』『以前よりもしなくなった(2.9%)』という回答結果になりました。
約7割の方が情勢変化に伴い財務状況への意識が高まったと回答しました。
円安や物価高騰、コロナ禍などの外部環境の変化が企業の経営環境に大きな影響を及ぼし、より慎重な財務管理を求められる状況が続いていることが示されています。
続いて、具体的に意識するようになった理由をうかがってみました。
■意識するようになった理由を教えてください
・いつ、物価高に歯止めがかかるか見通せないから(40代/男性/愛知県)
・為替の動向が売上に直結するので(50代/男性/宮崎県)
・環境の大きな変化の現実味が高まったことで、それに、対応する準備が必要になったため(60代/男性/千葉県)
・原材料高により、利益がでなくなった(60代/男性/兵庫県)
物価高や為替の値動きにより売上が減少したからという回答が複数寄せられました。
売上の減少を目の当たりにした結果、財務状況への意識が高まったことがうかがえます。
そこで、「財務状況はどのように把握していますか?」と質問したところ、『会計ソフト(34.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『エクセルなどのシート(20.5%)』『専門の会計士やコンサルタントの支援(17.3%)』と続きました。
時間やリソースの不足が要因で財務情報を経営に活かせないという企業も
「財務数値を経営に活かせていますか?」と質問したところ、約3割の方が『いいえ(34.8%)』と回答しました。
「活かせていない理由は何ですか?」と質問したところ、『あまり必要性を感じない(24.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『分析する時間がない(19.8%)』『リソースが不足している(19.6%)』と続きました。
財務分析の必要性を感じていない経営者が一定数いる一方、分析する時間やリソースが不足しており財務数値を経営に活かせていない方もいることが明らかになりました。
まとめ:先行き不安な現代、情勢変化に対応するには財務把握が重要
今回の調査で、近年の円安・物価高騰・コロナ禍に伴う情勢変化の影響を受けて約7割の経営者が経営に対する考え方に変化があったことが明らかになり、具体的には「リスク管理の強化」と「財務管理の強化」が変化したことが判明しました。
このような情勢変化を乗り越えるためには、約半数の方が財務管理と強化が重要と考えているという結果が出ています。自社の財務実態の把握が安定した経営の課題と感じている方は多いようです。
さらに、約7割が情勢変化によって財務状態に対する意識が高まったと回答していることから、財務把握の重要性が高まっていると言えるのではないでしょうか。
しかし、財務数値を経営に活かす必要性を感じないという方がいる一方で、時間やリソースの不足により、財務状況の活用がやりたくてもできていないという現状が垣間見える結果になりました。
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今回、「近年の情勢変化に対する経営者の意識調査」を実施した株式会社YKプランニングは、経営支援クラウド『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)を提供しています。
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ー料金プランー
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・プランニング:1社15,000円/月(税抜)
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■株式会社YKプランニング:https://www.yk-planning.com/index.html
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