世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA 提唱者に聞く~不可能の壁に風穴を開けろ!~

『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)が2022年11月3日(木・祝)午後1時より大阪国際会議場5Fメインホールにて開催される。

 

 本日は、その『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』提唱者で代表顧問の中見利男氏(作家・ジャーナリスト)との一問一答をご紹介したい。

代表顧問・提唱者 中見利男氏代表顧問・提唱者 中見利男氏


――ご体調はいかがですか?
中見 ありがとうございます。4月6日に心筋再生シートの手術を受けた後、安静を保っていましたが、おかげ様で徐々に回復しております。ずい分、皆様にはご心配をおかけしました。

――大変でしたね。顔色もよくなっておられますね。
中見 ありがとうございます。まだ副症状があるので完全回復とはいきませんが、10%しか動いていない私の心臓も頑張ってくれています。

――お大事になさってください。では、お伺いします。今、社会問題化している標準治療ファシズムというのはどういうものでしょうか?
中見 簡単です。がん患者の皆さんを標準治療の中に囲い込み、そこから外の治療法を模索したり、選択したがん患者を一部の標準治療絶対主義者が叩きのめすためにSNSを使ったり、風評を流布させて排斥する活動のことです。
 私もこうした人々には慎重になるように呼びかけてきましたが、最近さらに患者の尊厳さえ踏みにじるような言動やSNSで誹謗中傷を行うなど悪質化してきたので、法的措置を執ることを決定したばかりです。

――多くの患者の皆さんは平穏な治療を望んでおられるので、あえて戦うことで波風を立てるのはどうかという考えはありませんでしたか?
中見 現実を見てください。彼らの暴挙によって批判の嵐に叩き込まれ希望を失う人もいます。私は以前、多様性と調和の間には緊張状態が生まれると申しました。今、われわれは今を生きる、あるいは後世のがん患者の皆さんのために犠牲になる覚悟で標準治療ファシズムと戦う覚悟を決めたのです。ですから志ある人々が数は少なくとも力を合わせていくことが重要だと思います。いわば過渡期の必然です。

――調和の時代は来そうでしょうか?
中見 標準治療絶対主義者の中には新しい治療法さえも叩き潰す覚悟の人々が大勢います。しかし日本人もやがて、がんから解放される時代が来ます。その視点から見れば、これはもはや国益を守るための戦いでもあります。だいたい我々は標準治療を否定したことはありませんからね。突然、殴り掛かられれば人間は防衛に動きますよね。

――しかし標準治療ファシズムまでいくと患者一人ひとりの人権問題や生存権にもかかわってきますね。標準治療絶対主義は、ほどほどにしなければ国民の怒りを買いますね。
中見 もう買っていることに彼らは気づいていないのです。もう少し冷静さを取り戻してほしいですね。

――しかし、こうした戦いの中に身を置きたいという患者さんは少ないでしょう。動員は大丈夫ですか?
中見 おかげ様で志ある患者の方々は全国にいます。入場エントリーも多数お寄せいただいております。

――SNSで中見さん個人を攻撃しているものがありますが、これについては?
中見 知人に教えられましたが、出禁の意味さえ分からない方と議論をしても仕方ありませんからね。推測だけで今時、そんなことをやればどうなるのかに考えが及ばないのですから標準治療ファシズムは一種の新宗教ではないかと思います。大事なことは偽の医療機関と標準治療ファシズムの双方に洗脳されないことですよ。

――しかしこのような事態になるまで手を打ってこなかったとすれば、どう考えても国立がん研究センターの情報担当者や厚労省の怠慢ですね。さて、今回Muse細胞の出澤真理先生(東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野教授)が講演されますね。2019年以来、2度目ですね。

東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野教授 出澤真理氏東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野教授 出澤真理氏


中見 出澤先生が発見されたMuse細胞の脳梗塞に対する治験結果は35例で二重盲検をしたうえで70%の寝たきりの人が立ち上がり、身の回りのことを自分でできるようになったばかりか、中には電車に乗ることさえできた人がいます。その70%のうちの30%の方は職場復帰を成し遂げているのです。しかしPMDAは条件付き早期承認さえ認めませんでした。

――どういうことですか?
中見 当初、治験は条件付き早期承認を目指してPMDAと双方合意して行われたのです。しかし、大詰めになった段階で、条件付き早期承認は認めない。大規模治験をやるように、という一大方針転換を迫ってきたのです。
治験グループは絶望したといいます。一体、何のためのPMDAとの合意だったのか? しかしこれは藤堂教授のウイルス療法G47Δでも同じようなことがありました。当初、単体施設での治験で合意してスタートしたものが、大詰めに来て専門家と称する方から単体ではだめだ。複数でなければならない。治験をやり直せという話があり、紛糾したのです。
そこで私も参加して様々な交渉を重ねるお手伝いを致しました。

――PMDAというところは新しい治療法を認めるどころか、遅らせるのが狙いですか?
中見 私もそう思いました。今回のMuse細胞の件も調べてみますと審査責任者が別の治療法の推進者でした。これは明らかにコンプライアンス違反です。こうしたこと1つとってみてもPMDAの今の考え方ではとても世界に通用する審査機関とは言えません。司令塔の厚労省も猛省すべきですね。

――なるほど、がん医療界は課題、問題だらけですね。結局、がん撲滅サミットの役割は古くなった制度と悪しき風習、権益構造のエージェント、標準治療ファシズムとの戦いを前提としていたということですね。
中見 すべては今を生きる患者の皆さんと後の世の患者の皆さんのための行動です。すべての人々が心穏やかに治るというベクトルに向かって治療を開始し、寛解を得て、社会に対してもう一度チャレンジする。こういう世界を築き上げるための活動を開始したわけですから、当然、障害もあるでしょう。
たとえば、こうした活動は何も国会議員にならなくても在野の民間人でもできるんだ、ということを示したいですね。国家権力によって患者の治療を規制したり、新しい治療を封殺することは愚かです。まったく患者をだましている医療機関に対してはそれこそ、その類のエビデンスをしっかり取材してから物申すべきです。でなければ営業妨害や業務妨害になりますからね。
先日もセルメディシンの自家がんワクチンを提訴した裁判がありましたが、判決はセルメディシン側の完全勝利でした。論理的バックボーンとなった著名な腫瘍内科医は以前からSNSでセルメディシンはインチキだと騒いでいましたが、その結果がこれです。本来なら営業妨害や名誉棄損で訴えられてもおかしくはありません。皆さんも標準治療ファシズムに惑わされないように、しっかり免疫療法なら免疫療法、抗がん剤ならその道の専門家に意見を求めたらいいのです。抗がん剤の専門家が免疫療法について、したり顔で論評することはがん患者の生存権の観点、免疫療法を確立させている世界の動向から見てひじょうに危険です。生兵法は大怪我のもとですからね。


――そのためにはがん患者も情報リテラシーを強化すべきですね。
中見 今回、我々は未来医療をテーマとしています。しかしこれは明日の治療ですから、もしかすると今を生きるがん患者の皆さんも享受できる可能性があるんです。光免疫療法にしてもG47Δウイルス療法にしても、今回のMuse細胞にしても我々がサミットでご紹介した時は標準治療ファシズムによってインチキだのサギだのと騒がれました。しかし今はどうですか?
 彼らの妨害に一歩も引きさがらなかったからこそ実用化が進んだのです。こうした治療によって、救われた人々も大勢いるのです。もしかすると、これを読んでいただいているあなたもその1人かもしれません。1人でも多くの人を救うためにプレシジョンとしてのエビデンスと多くの人を救うためのマス、ユニバーサルとしてのエビデンスは両立させなければなりません。
つまり、こうした問題点についてこれまで日本人があきらめていたり、無力感を感じていることに対して立ち上がるのです。不可能の壁に風穴を開けることが大事です。これが今の日本と日本人に求められているのです。人は希望を見出していかなければならないのです。よく政界は一寸先は闇といいますが、がん医療の一寸先は希望であるべきなのです。

――一寸先は希望ですか。そうですね。そうありたいですね。
中見 がん患者の皆さんが心穏やかに過ごせるよう私も頑張ります。

――本日はありがとうございました。どうぞ無理をされずお大事になさってください。成功を期待しています。
中見 貴重なお時間ありがとうございました。

 以上で、中見利男氏のインタビューは終わるが、同氏は講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(2022年12月9日、東宝にて映画化公開、主演:二宮和也×北川景子)、『男たちの大和』など綿密な取材で知られる有名なノンフィクション作家・故・辺見じゅん氏のブレーンであった。おそらく今回も綿密な取材を経て不可能の壁に立ち向かおうとしているのだろう。その結果、勝算ありと見たに違いない。期待しよう。

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医療・病院医薬・製薬
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URL
https://cancer-zero.com
業種
医療・福祉
本社所在地
神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング15階
電話番号
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代表者名
原丈人
上場
未上場
資本金
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設立
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