スキマ時間に地域で働くことに「興味あり」は9割。希望の通勤距離は自転車で20分以内の「半径5キロ圏内」が6割
PIAZZA、地域で働くことアンケートを実施
地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を運営するPIAZZA株式会社(代表取締役 CEO:矢野 晃平、以下 PIAZZA)は、スキマ時間に短時間だけ働くスポットワークのニーズの高まりを受けて、「ピアッザ」のユーザー男女520名を対象に「地域で働くことアンケート」調査を実施しました。
■調査結果のポイント
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地域で働く意欲:地域で働くことに「興味がある」人は9割(90.8%)。共働き世帯の方が専業主婦/主夫世帯よりも意欲が高い結果に。
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地域で働く希望条件:地域で働くときに「自宅からの移動距離」を重視する人が9割(86.9%)。許容可能な通勤距離は自宅から半径5キロ圏内の「自転車で20分以内」が6割。
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地域で働く目的:女性は「自由に使えるお金」のため、男性は「社会貢献」が最多。「社会とのつながりを得る」ためとする人は全体4割以上(42.2%)で、女性よりも男性の方が多い。
■調査の背景
2023年度の合計特殊出生率が過去最低(※1)を記録するなど、少子高齢化による人口減少が進む日本は、生産年齢人口の減少による慢性的な人手不足が深刻化しています。一方で、副業の普及を背景に、スキマ時間に短時間だけ働く「スポットワーク」のニーズが高まっています。人手不足を解消する新たな働き手として注目を集めており、スポットワークは学生からシニア世代にまで広がっています。
そこでPIAZZAでは、全国98エリアで展開する地域コミュニティアプリ「ピアッザ」のユーザー520名を対象に、スキマ時間に地域で働くことに関するアンケート調査を実施しました。PIAZZAは「人々が支え合える街をつくる」ことをミッションに掲げ、リアルとデジタルを掛け合わせた持続可能なまちづくりに取り組んでいます。今回の調査結果をふまえて、地域事業者や地域住民同士をつなぎ、地域の人手不足解消や暮らしの助け合いが生まれる求人事業も今後検討していきます。
※1 出典:厚生労働省「令和5年人口動態統計月報年計(概数)」
■調査結果(詳細)
1. 地域で働く意欲
住んでいる街や近隣エリアで働くことに興味がある人は90.8%、共働き世帯では91.3%。
地域コミュニティアプリ「ピアッザ」のユーザー520名に、ご自身の住んでいる街や近隣エリアなど地域で働くことに興味があるかを尋ねました。その結果、「興味がある」と回答した人は90.8%(ある:64.4%、どちらかといえばある:27.8%の合計)でした。
また世帯別でみると、専業主婦(主夫)世帯や単身世帯よりも、共働き世帯の方が地域で働く意欲が特に高い結果となり(91.3%)、副業として地域で働くことへの興味関心が高まっていることが伺えます。
2. 地域で働く希望条件
地域で働く際に「自宅からの移動距離」を重視する人は9割。
許容可能な通勤距離は自宅から半径5キロ圏内の「自転車で20分以内」が6割。
地域でスキマ時間に働く際に重視することを尋ねたところ、約9割の人が「自宅からの移動距離」を重視していることが判明しました(86.7%)。次いで「希望の日程、時間帯(83.1%)」が続いており、仕事内容よりも生活との両立がしやすいかどうかが重要であることが伺えます。
また、自宅から職場までの移動距離について聞いたところ、許容可能な通勤距離は「自転車で20分以内」が最多4割という結果となりました(40.0%)。これは、職場までの距離がおよそ半径5キロ圏内を指しており、「徒歩で10分以内(20.6%)」と合わせて6割の人が、スポットワークとして働く場合は、身近な生活圏内で仕事探しをしていると考えられます。
3. 地域で働く目的
女性は「自由に使えるお金」、男性は「社会貢献」が最多。「社会とのつながりを得る」ためとする人は全体42.2%で女性よりも男性の方が多い結果に。
地域で働くことに興味があると回答した472名に、その目的を尋ねたところ、「自由に使えるお金」が半数以上で最も多く、次いで「社会とのつながりを得るため」(42.2%)、「生活費のため」(41.5%)となりました。
一方、男性に注目すると「社会貢献」が最多(52.5%)で、次に「社会とのつながりを得るため」(44.6%)となりました。仕事を通じて地域との接点を求める男性が多いことがわかりました。
4. 地域の仕事内容
4人に1人が「教育関連」の職種を希望。
自由回答では、代行業などで近所の手助けをしたい人、地域との交流を求める人も。
地域で働く際の希望の職種を尋ねたところ、1位「事務・オフィスワーク」(47.5%)、2位「販売・接客」(37.3%)に続いて、3位は「教育関連職」(25.0%)となりました。
特に、子どもがいる方は「教育関連」の仕事をしたいと考える割合が6.5pt高く(子ども有:26.5%、子ども無:20.0%)、自身の子育て経験を活かして働きたいと考える人が多いと推測できます。
最後に、地域の仕事に対して期待することを自由回答で尋ねました。その結果、子育てしながら働けること、近所の手助けができること、地域交流を求める声などが挙げられました。その一部をご紹介します。
・子育てしながら働ける職場環境
- 託児付きや、小さな子同伴でも働ける仕事がしたい。(公務員、30代女性)
- 子どもがいると体調で予定が左右されるので、子連れでも可だとありがたい。(専業主婦、30代女性)
・自分にできる範囲で近所の人や地域事業者の手助けになる
- 近所での買い物代行、近所での短時間のベビーシッター(保育園や習い事の送迎、ワンオペの方の入浴介助など)、ペットシッター(犬の散歩など)がしたい。(IT関連、30代女性)
- 地域の飲食店さんのSNSの運用代行や撮影・投稿内容作成のお手伝いがしたい。(個人事業主、30代女性)
・地域社会との交流機会が欲しい
- 地域イベントへの出店、地域事業者の手伝いなどの仕事を通じて地域社会と交流がしたい。(クリエイティブ・編集・出版、30代女性)
- 老人ホーム、介護施設、保育園などの掃除や雑務系を行いながら地域の人と話をしたい。(教育関連、20代女性)
■PIAZZA 代表取締役CEO 矢野 晃平コメント
短時間・単発で働けるスポットワークは、仲介サービス事業者の新規参入・拡大を受けて、市場規模は前年度比27.2%増の824億円規模になる見込み※だと言われています。今回の調査結果から、スポットワークには「お小遣い稼ぎ」のような金銭的報酬だけではなく、「社会貢献」や「社会とのつながりを得る」といった社会的報酬を目的とする人も少なくないことがわかりました。スポットワーカーが仕事を通じて地域との接点を持つことで、高齢化や人材不足が問題となる「地域の担い手」としても活躍できる可能性が見えてきます。
今後は、企業や店舗だけでなく地域団体や個人の手伝い等も含めたスポットワークを、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」内で依頼し報酬の受け取りができるような仕組みも検討していきます。
※出所:矢野経済研究所「スポットワーク仲介サービス市場に関する調査を実施(2023年)」
■「地域で働くことアンケート」調査概要
- 調査期間:2024年4月25日〜5月17日
- 調査主体:PIAZZA株式会社
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:地域コミュニティアプリ「ピアッザ」ユーザー
- 有効回答数:520人(女性:396名、男性:116名、性別未回答:8名)
- 回答者属性
▽性別)女性:76.2%/男性:22.3%/性別未回答:1.5%
▽年代)20代以下:3.7%/30代:31.2%/40代:35.0%/50代:19.0%/60歳以上:11.2%
▽職業)正社員:32.7%/会社役員:2.1%/契約・派遣社員:9.0%/パート・アルバイト:21.9%/公務員:5.2%/個人事業主・フリーランス:5.4%/専業主婦(主夫):19.4%/その他:4.2%
▽世帯)共働き世帯:50.4%/専業主婦 (主夫)世帯:29.2%/単身世帯:14.2%/その他:6.2%
※本調査における構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
■PIAZZA株式会社について
“人々が支え合える街をつくる”というミッションのもと、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」の開発・運営やコミュニティ施設を企画・運営し、地域の住民同士やそこで働くひとたちをつなぎ、リアルとデジタルを掛け合わせたまちづくりに取り組む。グローバルで進む都市化とともに、希薄化する地域内でのコミュニケーション、その受け皿となる地域コミュニティの減少を起因とした地域社会の課題解決を目指す。
・社名:PIAZZA株式会社(https://www.about.piazza-life.com/)
・所在地:東京都中央区日本橋茅場町 1 丁目 10 番 8 号 グリンヒルビル 5 階
・代表者:代表取締役 矢野 晃平
・設立日:2015年5月
・ミッション:人々が支え合える街をつくる
・事業内容:地域コミュニティアプリの開発・運営/コミュニティ型スペースの企画・運営/ローカルプロモーション支援/エリアマネジメント
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