文化財を未来へつなぐ!江戸時代の大名の宿「二川宿本陣」、二川宿の豪商「商家 駒屋」の保存修理へ向け支援者を募集
愛知県豊橋市は江戸時代の大名の宿「二川宿本陣」などの保存修理費をクラウドファンディングで募っています。二川宿本陣は東海道沿いに2カ所しか現存していない本陣の1つで、参勤交代の様子を伝える貴重な文化財。歴史的価値のある建物でも維持管理が難しく、惜しまれながらも解体されてしまう事が少なくありません。貴重な文化財を次世代に伝えていくため、ぜひご協力をお願いいたします。
江戸時代、豊橋市二川町と大岩町には東海道五十三次中33番目の宿場町である二川宿が置かれていました。本陣は、大名が参勤交代の際に休憩宿泊した施設。現在、東海道沿いには二川宿本陣と滋賀県草津宿本陣の2軒のみ現存しています。二川町には「本陣」「旅籠屋」「商家」が残されており、この3つの建造物がそろう全国で唯一の宿場町でもあります。
1985年に本陣当主馬場家より二川宿本陣の屋敷と敷地が豊橋市に寄贈され、1988年から3年かけて改修・復原工事を実施。二川宿本陣は、江戸末期の安政年間(1854〜1860年)の姿に蘇りました。
現在、資料館を併設した「二川宿本陣資料館」として一般公開されています。資料館は、江戸時代の旅道具や旅日記などの展示や、二川宿の賑わいを再現したのジオラマがあり、江戸時代の旅や宿場、大名行列などについて詳しく知ることができます。
クラウドファンディングで集まった寄附金は、修理が急務である二川宿本陣主屋と商家「駒屋」の北土蔵の壁面の漆喰塗替えに使います。
商家「駒屋」は、二川宿で米穀商・質屋を営む傍ら、問屋役や名主などの宿村役人を勤めた田村家の遺構です。2012年から3年で、改修復原工事を行い、これらの文化財が江戸時代から大正期の姿に甦りました。駒屋は、主屋・土蔵など8棟の建物からなります。
二川宿本陣は1991年の竣工以来、大掛かりな改修を行っていません。また、商家「駒屋」も復原改修からまもなく8年が経過します。近年の大雨や大型台風などの異常気象の影響で、壁面の漆喰が剥がれ落ちるなど、早急に塗替えを行う必要があります。工事は今秋から着工し、来年3月に完成予定です。
駒屋スタッフで、二川宿を中心に二川地域の歴史文化を全国に発信する「NPO法人二川宿」は、「駒屋は改修復原工事から数年が経過し、漆喰壁の落下等少しずつ補修が必要となっています。当法人では、駒屋において文化財としての価値や各種事業の情報発信を行うとともに、地域の交流、活動の場として活用してまいります。そのためにも皆さまのご協力をお願いし、二川宿が、多くの皆さまに愛され、これまで以上に賑わいのある場所となることを願っております」と話しています。
返礼品として、二川宿本陣資料館への名前の掲示や資料館招待券、二川宿と吉田宿の宿場印などを用意しています。
寄付は、ふるさと納税を扱うポータルサイト「ふるさとチョイス」内のガバメントクラウドファンディングで受け付けています。
【募集期間】9月20日(火曜日)23:59まで
【目標額】250万円
目標額に達しなかった場合、市予算の範囲で事業を実施します。また、目標金額以上の寄附をいただいた場合にも、二川宿本陣と商家「駒屋」の保護事業費に充てさせていただきます。
【プロジェクトURL】https://www.furusato-tax.jp/gcf/1708
※豊橋市企業版ふるさと納税でも協力を募っています。
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