シニア専門求人メディア、カジュアル面談経由の内定率は48%と高め
求職者自身での応募の内定率より大幅に高く、企業からの招待に応じることにメリット
シニア転職支援の(株)シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵/以下、シニアジョブ)は、サービス提供するシニア専門求人メディア「シニアジョブ」における、求職者自身による求人応募と、「オファー(スカウト)」や「カジュアル面談」といった選考手順ごとの内定率の違いなど傾向調査の結果を発表しました。
2024年9月24日から10月24日までの期間のシニア求職者の応募について調査したもので、求職者自身は求人に応募した場合の内定率が6%であるのに対し、「カジュアル面談」を経由した場合の手順を合計した内定率は48%と極めて高いことがわかり、求職者や求人企業への活用を推奨しています。
■シニア専門求人メディアの選考手順の違いによる傾向調査の背景と用語解説
本調査は、シニア専門求人メディア(求人サイト)「シニアジョブ」(https://seniorjob.jp/)を活用して内定を獲得したシニア求職者について、「オファー(スカウト)」や「カジュアル面談」といった手順の違いによる選考の傾向を調査したものです。
求人メディア「シニアジョブ」は、シニアジョブの担当者が仲介や支援を行わず、シニア求職者や求人企業それぞれ自身が求人応募や採用選考を行うWebサービスであるため、「オファー」や「カジュアル面談」といった便利な機能を含めたアドバイスの機会が限られることから、これらの機能活用の実態を知るために今回の調査を行いました。
調査結果の公開にあたり、求人メディア「シニアジョブ」の一部の用語を簡単に解説いたします。
「オファー」とは、求人企業が採用したい求職者に対して応募を促すために送るもので、他のサービスでは「スカウト」と呼ばれているものに相当します。求職者が企業からの「オファー」に応えると、求人に応募した状態となり、選考に進みます。
「気になる」とは、求人企業が興味を持った求職者に対して送る「カジュアル面談」の招待です。求職者が企業からの「気になる」に応えると「カジュアル面談」に進みます。求職者にも「気になる」機能がありますが、求職者側の「気になる」機能は下記の「カジュアル面談オファー」に関連したもので企業側の「気になる」とは異なります。
「カジュアル面談オファー」とは、求職者が興味を持った求人に「気になる」ボタンによって意思表示を行い、それに対して求人企業が「カジュアル面談」を招待する機能です。求職者が企業からの「カジュアル面談オファー」に応えると「カジュアル面談」に進みます。
■シニア専門求人メディアの選考手順の違いによる傾向調査の主要ポイント
2024年9月24日から同10月24日までの1カ月間で、求人メディア「シニアジョブ」を活用して内定を獲得したシニア求職者について、「オファー」や「カジュアル面談」など選考手順の違いによる傾向を調査した結果の主要ポイントは次の3点です。
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企業からの「気になる」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率は32%と極めて高い
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企業からの「カジュアル面談オファー」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率も16%と高い
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一方、応募全体における「カジュアル面談」応募は合算して2.6%と少なく、企業からの「気になる」受信後に「カジュアル面談」に応募する求職者の割合も1.5%と少ない
これらのポイントから、「カジュアル面談」を経た選考では多くの内定が出ているものの、求人企業から「カジュアル面談」への招待である「気になる」や「カジュアル面談オファー」を受け取っても、実際に「カジュアル面談」を受けるシニア求職者が少なく、求職者自らの求人応募や企業からの「オファー(スカウト)」への応募に比べて割合が少ないことで、シニア求職者がより内定を得やすいチャンスを逃していることがわかります。
詳しくデータを見ると、企業からの「気になる」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率は32%、同じく企業からの「カジュアル面談オファー」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率は16%であり、何らかの形で「カジュアル面談」を経由した求職者の内定率は48%となっています。応募者全体の内定率5.8%や、求職者自身による求人応募の内定率6%、「オファー」をきっかけに応募した求職者の内定率2.8%などと比較しても高い割合となっています。
しかし、応募全体の中で、企業からの「気になる」を受信し「カジュアル面談」に進んだ割合は0.9%、企業からの「カジュアル面談オファー」を受信し「カジュアル面談」に進んだ割合は1.7%に過ぎず、この選考ルートが十分に活用されていない可能性があります。
特に、企業からの「気になる」や「カジュアル面談オファー」は一定数あるにもかかわらず、求職者が企業からの「気になる」を受けて「カジュアル面談」に進んだ割合は1.5%しかなく、求職者が企業の選考招待を受けず、機会を逃している可能性が高いと言えます。自身の希望に合わない求人企業からの「気になる」であるために「カジュアル面談」に進まない場合もあると思いますが、少しでも興味のある求人や企業であれば、できる限り「カジュアル面談」に進むとよいでしょう。
この背景には、シニア世代にとって正式な選考ではない「カジュアル面談」自体に馴染みが薄いことや、自身のペースや条件で応募を進めたいために、求人企業からの選考招待に興味がないシニアが一定数いることなどがあると考えられます。
シニア求職者ができる限り「カジュアル面談」に進んだほうがよいことは述べたとおりですが、それ以外にも、自身の経歴や希望業種などの情報をより細かく入力することで、求人企業からの「気になる」や「オファー」を得やすくなり、それだけでなく、自身で求人に応募した場合も書類選考にとおりやすくなるため、入力内容の充実を目指しましょう。また、求職者からも「気になる」によって企業に対して意思表示ができ、これに対して企業から「カジュアル面談オファー」を送ることができるため、求職者も積極的に「気になる」機能を活用しましょう。
求人企業にとっても、「カジュアル面談」の手順を挟む労力を割きにくい事情や、現時点で求職者に「気になる」を送っても多くの反響が得にくいことで、「気になる」の送付や「カジュアル面談」の実施を積極的に継続しにくい場合があるかもしれませんが、高い割合で内定が出され、良い人材に出会いやすいため、積極的に「気になる」と「カジュアル面談」を活用することを推奨します。
■調査結果データ
シニア専門求人メディア「シニアジョブ」における求職者自身による求人応募、オファー(スカウト)、カジュアル面談といった選考手順の違いによる傾向調査の結果データは次のとおりです。
●選考・応募手順別の求職者の内定率
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「カジュアル面談」を含めたすべての応募からの内定率: 5.8%
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求人企業から「気になる」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率: 32%
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求人企業から「カジュアル面談オファー」を受信し「カジュアル面談」に進んだ求職者の内定率: 16%
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求職者が自ら求人応募した際の内定率: 6%
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求人企業から「オファー」を受信し応募した求職者の内定率: 2.8%
●応募全体に占める選考・応募手順の割合
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求職者が自ら求人応募: 77.8%
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求人企業から「オファー」を受信して応募: 19.6%
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求人企業から「カジュアル面談オファー」を受信して「カジュアル面談」: 1.7%
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求人企業から「気になる」を受信して「カジュアル面談」: 0.9%
●求人企業からの選考招待への求職者の反応割合(※1)
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求人企業から「オファー」を受信したのち応募した割合: 6.9%
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求人企業から「気になる」を受信したのち「カジュアル面談」に進んだ割合: 1.5%
(※1)求人企業から「カジュアル面談オファー」を受信したのち「カジュアル面談」に進んだ割合は求人メディア「シニアジョブ」管理画面の集計機能に項目が無いため集計できず。
■調査概要
シニア専門求人メディアにおける求職者自身による求人応募とオファー(スカウト)またはカジュアル面談等、選考手順の違いによる傾向調査
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調査期間: 2024年9月24日〜10月24日
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調査機関: 自社調査
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調査対象: 上記調査期間にシニア専門求人メディア「シニアジョブ」のサービス上から行われた何らかの求人応募815件(※2)
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対象地域: 全国
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調査方法: 上記調査期間内にシニア専門求人メディア「シニアジョブ」のサービス上から行われた何らかの求人応募について、求職者自身による求人応募、オファー(スカウト)、カジュアル面談等の選考手順別に内定率等の傾向を調査。(※3)
(※2)求人応募には、求職者自身が掲載求人に応募したもの、企業から「オファー(スカウト)」を受信した求職者がそれに応えて求人に応募したもの、企業から「気になる」を受信した求職者がそれに応えて「カジュアル面談」に進んだもの、企業から「カジュアル面談オファー」を受信した求職者がそれに答えて「カジュアル面談」に進んだものが含まれる。
(※3)調査には、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」の管理側向け機能である集計機能、および退会ユーザーを除く求職者および求人企業の履歴データからの主導集計を使用。
■シニアジョブ 代表取締役 中島康恵からのコメント
今回の調査結果に表れているように「カジュアル面談」はシニアの転職・再就職においても内定獲得に近づくための有効な手段であるため、お仕事を探しているシニアの方には企業から「気になる」や「カジュアル面談オファー」が届いた場合には、積極的にチャレンジしてほしいと思っています。
求人企業の方の目線でも、同じ「カジュアル面談」でもシニアの場合、若手人材のような反応にはなかなかならずに戸惑うかもしれませんが、内定に至る割合が高い手段となります。また、「オファー」もそうですが、「気になる」や「カジュアル面談オファー」も何件送っても採用を決めた際の料金以外、現時点で発生する料金はないため、ぜひ積極的に「気になる」や「カジュアル面談オファー」を送ってみてください。
■シニア専門求人メディア「シニアジョブ」について
50歳以上のシニアに特化した求人サイト事業として、2022年8月にオープンしました。求人の対象が主に50歳以上になることを了承した企業のみが求人を掲載しており、また、求人企業の平均年齢や、50代・60代・70代以上の勤務人数といったシニアの活躍情報がわかるなど、シニアが安心して応募や就職活動ができる機能が揃っています。
求人企業もキャンペーン期間中は初期費用無料、成果報酬制で、採用決定までは、求人を何件掲載しても無料で使用できます。
お仕事をお探しのシニアの方や、シニア人材採用をお考えの企業の採用担当者の方は、サイトからご登録・お問い合わせをお願いいたします。
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お仕事をお探しのシニアの方はこちら https://seniorjob.jp/
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企業の採用担当者の方はこちら https://seniorjob.jp/landing/client/lp-03/
【会社概要】
代表 : 代表取締役 中島 康恵
本社 : 東京都新宿区大久保2丁目5−22セキサクビル8F
URL : https://corp.senior-job.co.jp/
事業内容 : シニアの人材ビジネス提供
運営サイト:
シニアジョブ: https://seniorjob.jp/
シニアジョブエージェント: https://senior-job.co.jp/
シニアタイムズ: https://senior-job.co.jp/magazine/
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株式会社シニアジョブ 広報部 安彦(あびこ)
TEL:080-4107-5851 e-mail:m-abiko@senior-job.co.jp
株式会社シニアジョブ
50歳以上のシニアに特化した人材紹介、人材派遣、求人サイトの各サービスを提供する会社です。学生起業家出身である代表取締役の中島が、人材不足にも関わらずシニアの就職が困難であるという社会課題に気づき、その解決をライフワークとするべく業種転換。徹底した効率化とスピードによって、シニアの総合人材会社としてそれぞれ延べ9万件を超える求職者と求人企業が登録。
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