ブライトリング、「コ・パイロット」誕生70周年を記念して、初代REF. 765 アヴィをベースにした3つの新モデルを発売
ブライトリングの先駆的なパイロットウォッチが、より身近な存在になりました。新しいクラシック アヴィ ラインは、46ミリのスーパー アヴィが優れた過去の実績をもとに確立したデザインコードを42ミリのサイズに落とし込んだものです。その結果、ラギッドでありながら、多くの人の腕元に馴染みやすい腕時計が誕生しました。
さて、ここでアヴィの誕生の時を振り返ってみましょう。1930年代、ブライトリングのユイット・アビエーション部門は、当時まだ黎明期にあった航空分野向けに精密なコックピットクロックと専用の腕時計型クロノグラフを製造し、その名を轟かせました。その20年後の1953年、ブライトリングは、飛行時間を記録するための12時間回転ベゼルを備えたパイロット用クロノグラフ、Ref. 765 アヴィというまたもや斬新な飛行計器を世に送り出しました。操作しやすく視認性の高い時計は、パイロットにとって欠かせないツールであることを証明し、すぐに「アヴィ コ・パイロット」と改名されました。
2021年、この先駆的なパイロットウォッチからインスピレーションを得たのがスーパー アヴィです。46ミリの存在感あるサイズのコレクションとして発表されました。歴史に残る偉大な4機の航空機に敬意を表し、配色とデザインをノースアメリカン社のP-51 マスタング、ヴォート社のF4U コルセア、カーチス社のP-40 ウォーホーク、そしてデ・ハビランド社のモスキートから取り入れました。
ブライトリングのジョージ・カーンCEOは、「スーパー アヴィの頑丈で控えめな外観は高く支持されていますが、本格的な計器の雰囲気を醸し出す大ぶりなケースサイズにあった手首を持つ人はそう多くはありません」と語ります。「クラシック アヴィは、お客様が求めていた無駄のないフォーマットを実現するために、いくつかの機能を入れ替えたものです。42㎜のクラシック モデルと46㎜のスーパー モデルが共存することになり、より多くの選択肢をご提供できるようになりました」。
クラシック アヴィには、スーパー アヴィの特長の一つであるGMT機構が搭載されていません。ブライトリング キャリバー 23 クロノグラフムーブメントを採用することにより、外観がより洗練され、価値という視点からもクラシック アヴィの魅力を高めています。
このシリーズのファンなら、4機の伝説的な航空機に捧げられた配色が変わっていないことに気づくでしょう。ブラックダイヤルとゴールドブラウンのレザーストラップは万能なマスタングを表し、ブルーダイヤルにブラックストラップは海軍機コルセアへのトリビュート、カーキダイヤルにブラウンストラップはウォーホークの迷彩柄、そしてブラックのセラミックベゼルを備えたブラックダイヤルとブラウンストラップは、「木造機の奇跡」として知られるモスキートを表現したものです。航空機の丸窓とマーキングのカラーが、針とサブダイヤルに鮮やかなタッチを添えています。
ケースバックには機体のシルエットがエングレービングされており、ケースは全モデルでステンレススチール製。マスタングには18Kレッドゴールドバージョンもあります。
どのモデルでも、ステッチが入ったカーフスキンレザーストラップ、または5連メタルブレスレットのいずれかをお選びいただけます。
クラシック アヴィの通好みな話題として、ダイヤルをスキャンすると、ブライトリング・クロノメトリーの「隠された」GPS座標を見つけることができます。
これは、ユイット・アビエーション部門が製造したものも含め、ヴィンテージのコックピットクロックにスペックスタンプが刻印されていたことにちなんだものです。
力強いモノクローム:スーパー アヴィ モスキート ナイトファイター
アルミニウムや鉄が恒常的に不足していた時代、デ・ハビランド モスキートの開発に携わっていたエンジニアたちは、まだ豊富にあった木材を活用しました。「木造機の奇跡」が同時代の金属機の性能を上回り、1940年から1950年の間に製造された最速の飛行機の1機になると、衝撃が広がりました。
モスキートには、軽爆撃機、輸送機、写真偵察機など多くの機種がありました。ただし、スーパー アヴィ モスキート ナイトファイターは、夜空を密かに滑空する目的で製造されたオールブラックの2シーター機、ナイトファイター 2にインスピレーションを得ています。この時計は航空機の黒っぽいカラーリングに敬意を表し、ブラックのセラミックケース、ブラックのミリタリーレザーストラップ、そしてアンスラサイトサブダイヤル付きのブラックダイヤルを備えています。全体がモノクロで統一された外観は、チタン製プッシャー、リューズ、バックルとのコントラストが際立っています。
すべてのスーパー アヴィと同様に、視認性の高い大きなアラビア数字や直径46ミリの頑丈なケースなどを採用し、一目でそれとわかるデザインに仕上がっています。また、刻み入りベゼルと溝付きリューズのおかげで、手袋を着用していても指の感覚だけで認識できます。パイロットや旅行者にとって、インナーベゼルと先端がグレーのGMT針による24時間目盛りでセカンドタイムゾーンを表示する機能は大変便利です。スーパー アヴィのムーブメントは、約70時間のパワーリザーブを誇るCOSC公認のキャリバー ブライトリングB04(自社開発製造)です。ムーブメントは、ナイトファイターの輪郭が刻まれたチタン製のオープンケースバックから鑑賞できます。
生ける伝説:Ref. 765 アヴィ 1964 リ・エディション
1953年に初めて発表された初代のRef. 765 アヴィはコ・パイロットと呼ばれ、単座コックピットという過酷な条件下で操縦することが多いパイロットのために設計された頼もしいタイムピースです。そのサイズ、視認性、優れた操作性から、航空計器として高い信頼を得ました。
1960年代には、そのシンプルなスタイルと大型のプロポーションにより、アヴィは航空界以外の人々にも着用される時計になります。その中でも特に、1964年に発表されたブラックベゼルと逆パンダダイヤルを備えた765 アヴィは、1968年冬季オリンピックにおいてアルペンスキー3種目すべてで金メダルを獲得したフランスのスキー選手ジャン=クロード・キリーなど、有名人やスポーツ界のスター達に愛用されました。本日、その時計が極めて希少な限定版として復活します。
164本のいずれのモデルも、このバージョンのデザインを忠実に再現しており、かの時代を反映したヘサライトクリスタルに加え、初代に使用されていたバトンインデックスと夜光針などが採用されています。今回の復刻版には、ベゼルのブラック仕上げに非結晶ダイヤモンドライクカーボン(ADLC)コーティングを施すなど、現代的な改良点も見られます。この時計はヴィンテージ風の特徴を保つために、ブライトリング最新の自社製ムーブメントであるキャリバーB09で駆動します。もちろん手巻き式です。復刻モデルの限定版であることは、初代が1964年に発売されたことを示すケースバックの刻印「One of 164」で判別できます。
ジョージ・カーンCEOは次のように語っています。「この復刻版のあらゆる点が、航空用計器のルーツを明らかに感じられる点で、ブライトリングらしいものです。そしてこのシンプルさこそが普遍的な魅力を与えています。また、アヴィがあらゆる形で時の試練に耐え、ブライトリングの最も象徴的なコレクションの一つになった理由も、そこにあります」。
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