英国式救命救助・海での安全・東日本大震災と防災など海をキーワードにしたサマーキャンプに文京学院大学女子高等学校生21名が参加
サマーキャンプが掲げるSDGs3つの目標に対して行動目標を宣言
学校法人文京学園(理事長 島田昌和)は、7月26日から29日迄、文京学院大学本郷キャンパスにて開催された「Atlantic Pacific Japan サマーキャンプ2021~海と日本PROJECT~」(主催:一般社団法人Atlantic Pacific Japan)に、文京学院大学女子高等学校(校長:清水直樹)の生徒21名が参加したことをお知らせいたします。
- Atlantic Pacific Japan サマーキャンプ2021 実施内容
本校生徒が参加したプログラムは、「海洋汚染」「海での安全」「釜石での取り組み」という「海」に関する3つの内容を軸に、海を次世代へ引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本PROJECT」”の一環として毎年実施されています。
今年は、文京学院大学本郷キャンパスで開催され、東京近郊の11校から30名を超える中高生が集合しました。さらにロンドン、ウェールズ、大阪、釜石とオンラインで繋げ、連日40名近い参加者と共に、本校生徒たちはグループ毎に意見交換や質疑応答を繰り返しながら理解を深め、最終的には自らの言葉で発信するという探究型学習を実践しました。
また、初日に行われたプラスチック・リユース・ワークショップでは、本校3年生2名が講師として登壇し、「海洋プラスチック汚染」をテーマにした探究実践のセッションを行いました。
今回のプログラムでは、SDGsの3つの目標「12.つくる責任つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」を取り扱っており、キャンプ終了後も、継続して取り組むよう参加者が行動目標を宣言しました。
<ワークショップでプレゼンターを務めた文京学院大学女子高等学校3年生のコメント>
参加者の皆さんに、私たちが海洋プラスチック問題対策のために行っている活動を紹介し、ペットボトルラベル再利用のワークショップを展開しました。ワークショップの盛り上がりが、活発なMy Action宣言につながったと思います。この発表に向け卒業生の方々から助言と当日もオンライングループへのフォローを担当して頂き、今自分のできる最善の発表ができました。私は今後も自分のNPO活動を継続します。そして、皆さんがMy Action宣言を有言実行してくださると嬉しいです。
<ワークショップでプレゼンターを務めた文京学院大学女子高等学校3年生のコメント>
皆さんが私達のプレゼンを真剣に聞いて下さり、話しやすく、嬉しかったです。 私は、3年間Atlantic Pacificのプログラム に参加して、海をキーワードに、この地球で起きている様々な問題を多くの方々から学ぶことが出来ました。特に、海洋プラスチック問題は、強く印象に残っています。今までは“生徒”としての参加でしたが、来年からは“サポーター”として関わっていきたいと考えています。そのために、英語力を身に付け、環境についての知識をもっと増やしていきたいです。貴重な経験を有難うございました。
<文京学院大学女子高等学校中川由美子教諭からのコメント>
4日間、オンラインと対面を合わせ連日40名近い参加者が、海をキーワードにした諸問題について学びを深めました。対面は、連日会場入りが自然と早くなり、生徒同士が学年や学校を超え交流していました。このプログラムで扱ったテーマは、決して初耳のものではありません。しかし、自分ごととして考え、意見交換し、質問やプレゼンテーションでアウトプットする探究型の学習が、生徒の満足感に繋がった印象があります。Webで情報を入手するスキルも大切ですが、人からお話を伺い、質疑応答を繰り返し理解を深め、自分の言葉で発信することを今後も継続して欲しいと思います。
【サマーキャンプ4日間の学び】
- 1日目(7/26) 「海洋プラスチック汚染について」
mymizuの創立者ロビン・ルイス氏から海洋プラスチック問題について講義を受けた後、本校3年生2名がプラスチック・リユース・ワークショップを実施。参加者は各自のエコ生活やそれぞれが持ち寄ったエコグッズを紹介した。
- 2日目(7/27) 「海での安全と防災について」
釜石の高校生による「防災出前授業」の実践報告や、Atlantic Pacific代表であるロビン・ジェンキンス氏から、海の安全についてのレクチャーとロープ結びが行われた。オンラインを利用して活発に質疑応答が繰り返された。
- 3日目(7/28) 「震災後の釜石での取り組み」
釜石市の根浜地区の高台移転についてや、英国式救命救助艇導入について、オンラインセッションが実施された。東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの青山潤教授からは「海と希望の学校in三陸」での実践を通し、学問とローカルアイデンティティの再構築の関わりについての講義が行われ、参加者と熱いセッションが繰り広げられた。
- 4日目(7/29) 「アウトプット」
3日間の振り返りから、これまで学び考えてきたことを様々な手法でプレゼンテーションを行った。短時間でパワーポイントを仕上げたグループやニュース仕立ての寸劇、現代文で学習した教材をベースに自分たちの分析を解説したグループなど自ら多様な手法を考え発表をした。
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