New Relic、最新調査レポート「The 2026 State of AI Coding Report 日本語版」を発表

New Relic株式会社

AI生成コードの普及が高まる一方、本番環境でのインシデント増加が顕在化

「評価」と「現実」のギャップを埋めるオブザーバビリティの重要性が拡大

デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都中央区、執行役員社長:古舘 正清、以下「New Relic」)は、ソフトウェア開発における生成AIおよびエージェンティックAIの活用実態と課題を調査した最新レポートThe 2026 State of AI Coding Report 日本語版を発表しました。本レポートは、New RelicがHanover Researchに委託し、ソフトウェア開発に生成AIを取り入れている米国の中堅企業および大企業の技術リーダー200名(マネージャー職以上)を対象に実施したアンケート調査に基づいています。

発表背景およびハイライト

現在、ソフトウェア開発の現場ではAIによるコード生成(いわゆるバイブコーディング)の導入が急速に進んでいます。本調査によると、テクノロジーリーダーの67%が「自社で毎週作成されるコードの51%〜75%をAIが生成している、または大幅にリファクタリングしている」と回答しました。AI生成コードは実験段階を超え、本番環境においてもメインストリームとなっています。一方で、開発初期の「コードレビュー時の高い品質評価」と、リリース後の「本番環境での運用リスク」との間に深刻なギャップが生じていることが明らかになりました。

1. レビュー段階での高評価と、本番環境でのトラブル増加の矛盾

  • レビュー時の高評価(94%):94%のリーダーが「AI生成コードは人間が書いたコードよりも品質が高い(やや高い:61%、大幅に高い:33%)」と評価しています。

  • 本番環境インシデントの増加(78%):一方で、本番環境への投入後にインシデントが増加したと回答した組織は78%に上ります。

  • 障害の経験(82%):過去6か月間にAI生成コードに起因する本番環境での障害を1回以上経験した組織は82%に達しています。主な障害原因として、統合の失敗(30%)、コンプライアンス上の問題(30%)、データ完全性の問題(29%)、セキュリティ脆弱性の混入(28%)が挙げられます。

2. 未検証でのリリース(過信)がもたらす「エージェント負債(Agent Debt)」

  • バイブコーディングは急速に普及しています。88%の組織がバイブコーディングを正式な本番環境ポリシーに盛り込み、非本番環境に限定しているのはわずか5%で、この手法を完全に禁止している回答者はいませんでした。

  • 62%のリーダーが「AI生成コードへの信頼から、人手による行単位の手動による検証を行わずに本番投入することが頻繁にある」と回答しています。

  • この過信や前提の誤りにより、AI生成コードの25%以上で大幅な手直しが必要(74%が回答)となっており、86%の組織で「上級エンジニアが手直しに費やす時間が増加した」と報告されています。

3. オブザーバビリティが必須要件に

  • AI生成コードを活用するうえで、96%のリーダーが「オブザーバビリティが非常に重要、または極めて重要である」と回答しました。やや重要、または重要でないと評価した回答者はゼロでした。

  • さらに、78%のチームが「生成するコード自体にメトリクス、ログ、トレースなどのテレメトリーデータを含めるよう、あらかじめAIのプロンプトで指示している」と回答しており、開発初期段階からオブザーバビリティを組み込む動きが定着しています。

New Relic チーフ・テクニカル・ストラテジスト Nic Benders(ニック・ベンダース)のコメント

「AIコーディングエージェントは、単にコードを自動補完するレベルを超え、企業全体におけるソフトウェア開発の大部分を担うようになっています。しかし、今回のレポートは、懸念すべきトレンドとして『エージェント負債(Agent Debt)』が蓄積している実態を明らかにしました。初期レビューでスピードと見た目のコード品質が称賛される一方で、企業は検証されていないアーキテクチャやロジックを本番環境へ引き継ぎ、結果として障害を引き起こしています。このエージェント負債をいかに管理・軽減するかが、これからのエンジニアリング組織における最大の課題となります」

「The 2026 State of AI Coding Report 日本語版」について

レポートの全容(PDF)は、以下のリンクよりダウンロードいただけます。

https://newrelic.com/jp/resources/white-papers/ai-coding-report-2026

調査の概要

調査名称: The 2026 State of AI Coding Report(2026年 AIコーディングの現状レポート)

調査手法: オンラインアンケート調査(Hanover Researchへの委託調査)

調査対象: ソフトウェア開発に生成AI/エージェンティックAIを活用している米国企業のIT・エンジニアリング意思決定者(マネージャー職以上)200名

対象企業: 従業員数500名以上、中堅上位・大企業層中心(売上高2.5億ドル以上が88%)

※回答者は全員、ソフトウェア購入に関する重要な権限を持つマネージャーレベル以上です。

■ 本プレスリリースのURLはこちらです。

https://newrelic.com/jp/press-release/20260730

■ New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。

https://newrelic.com/jp/about/media-assets

■New Relicについて

2008年に創業したNew Relicは、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の特長

New Relicはオブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータドリブンなアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリー(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、シンプルで透明性の高い価格体系を採用しています。開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(MTTR)の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。

※New Relicは、New Relic, Inc.の登録商標です。

※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

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会社概要

New Relic株式会社

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URL
https://newrelic.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区八重洲2丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー7階
電話番号
03-4577-9065
代表者名
古舘正清
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年08月