「第25回グリーン購入大賞」優秀賞(農林水産特別部門)を受賞
カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが高く評価
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下グリーンコープ)所属のグリーンコープ生活協同組合連合会(以下、グリーンコープ連合会)は、「第25回グリーン購入大賞」優秀賞(農林水産特別部門)を受賞しました。本賞は「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度で、グリーンコープ連合会は環境保全と持続可能な社会創出に向けた取り組みと成果が評価されました。表彰式は12月12日(木)、都内で行われます。
取り組み概要
グリーンコープは、「生命(いのち)」「食べもの」「環境と農業」を守ることを根幹とする「グリーンコープ運動」を1988年の設立時から実践しています。「2027年カーボンニュートラルの実現」を宣言し、2027年までに事業活動におけるスコープ1・2のCO₂排出量12,602トン(※)をゼロにすることを目標に掲げ、以下の具体的な施策を展開しています。(※)当会で算出
1. フードマイレージ運動:国産食材の選択を推進し、輸送に伴うCO₂排出削減と国内農業の支援を目的としています。CO₂削減量を「ポコ(1ポコ=100g-CO₂)」という単位で請求明細書に記載し、組合員の認識向上を図っています。
2. 配送車のEV化と太陽光発電設備の導入:配送車両の電気自動車(EV)への転換や、事業所への太陽光発電設備の設置を進め、再生可能エネルギーの活用を促進しています。
3. 4R(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ)運動:リユース可能なびん容器の採用や、石油由来資源を使用しないせっけんの利用促進など、資源循環型社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
評価ポイント(グリーン購入ネットワーク(GPN)より)
グリーンコープ運動を発展させ、フードマイレージの提示や削減、4Rの推進等、さまざまな取り組みを網羅的に展開し着実な成果を挙げられている点は評価できる。また、長年にわたり、暮らしに直結するグリーン購入(消費と生産)を通じて環境を守る活動を展開されており、今後の更なる拡大を期待する。
グリーン購入大賞について
環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998年に創設しました。第25回グリーン購入大賞では、持続可能な調達(消費と生産)を通じたSDGsの目標達成、とりわけ、脱炭素社会やサーキュラーエコノミーの実現に寄与する取り組みを募集し、審査が行われました。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
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