「敗者復活のない社会」から「生きやすい社会」へ ~ 新刊『わからないことは希望なのだ』、2010年1月14日発売。
株式会社アルク(東京都杉並区永福 代表:平本 照麿)より、
新刊『わからないことは希望なのだ-新たな文化を切り拓く15人との対話』
のご案内を申し上げます。
日本語教育の月刊誌『月刊日本語』に連載してきた原稿を単行本化にあたっ
て改めて文字起しし、多文化的取り組みを現場で実践する15人との対話集と
してまとめました。
勝ち負けが大きく取り上げられる今日。新たな文化を切り拓くための強いこ
とばに満ちた一冊です。
新刊『わからないことは希望なのだ-新たな文化を切り拓く15人との対話』
のご案内を申し上げます。
日本語教育の月刊誌『月刊日本語』に連載してきた原稿を単行本化にあたっ
て改めて文字起しし、多文化的取り組みを現場で実践する15人との対話集と
してまとめました。
勝ち負けが大きく取り上げられる今日。新たな文化を切り拓くための強いこ
とばに満ちた一冊です。
「老いや病、障碍や依存症、外人性や異文化を抱える当事者の体験のなかにこそ、
社会を再生、変革、創造していく大切な情報や知恵が集積されている。」(本書より)
現代の日本社会で「課題」といわれる事象に、少子高齢化、格差、地方再生、
医療崩壊、教育再生などがあげられます。世界的規模で国境を越えた人の移
動が活発になり、課題を抱えた日本の地域コミュニティには日本国籍ではない
人々が数多く暮らすようになりました。彼らは定住を前提とした「移民」です。
多様な背景をもつ人々との暮らしは、一方の価値観を優先させ、他方がその価
値観を押し付けられるという関係では成り立ちません。お互いに認め合い、新
たな価値を創造していくことが不可欠となります。その上で、どんな背景をも
っていても安心して暮らせる社会の構築が求められます。では、そのような社
会はどうすれば実現できるのでしょうか。
本書では、日本語教育の現場で長年、外国籍の人とかかわってきた春原憲一郎氏
が、さまざまなフィールドを訪ね、多文化的な取り組みを重ねる実践家と対話し
ていきます。15人の対談者は、強さを前提とした既存の価値観を否定し、これま
で切り捨てられてきた弱さを、弱いままに包括した新しい文化を切り拓くため、
現場で考え抜き、闘っている方々ばかりでした。その1年間の対談を通じて見え
てきたのは、「わからないという希望」にほかなりません。
※15人のうち12人は『月刊日本語』(2008年4月号~2009年3月号/アルク刊)誌
上で1年間連載した対談に大幅な加筆修正を加え、月刊誌未収録部分と書き下ろ
し原稿を再録しています。
【対談者一覧】 (敬称略)
小菅正夫[旭山動物園名誉園長]
村嶋孟[銀しゃり屋げこ亭店主]
向谷地生良[ソーシャルワーカー]
山下洋輔[ジャズピアニスト]
下館和巳[演出家]
龍村仁[映画監督]
ルダシングワ真美[義肢装具士]
杉山春[フリーランスライター]
岡真理[現代アラブ文学研究者]
雨宮処凛[作家・活動家]
J・F・モリス[歴史学者]
上野千鶴子[社会学者]
日野原重明[聖路加国際病院名誉院長]
色平哲郎[佐久総合病院地域医療部医師・京都大学医学研究科非常勤講師]
最首悟[社会学者・評論家]
【編著】春原憲一郎 プロフィール
1954年、東京生まれ。上智大学中退後、長野県野辺山で野菜作りをしたり、ケニアで
アフリカ事情を学んだりした経験をもつ。1980年から(財)海外技術者研修協会で技
術研修生への日本語教育に従事し、現在、理事兼AOTS日本語教育センター長。日本語
教師や日本語ボランティアの研修などでも幅広く活動中。著書に『移住労働者とその
家族のための言語政策』(ひつじ書房)、共著書に『日本語教師必携ハート&テクニ
ック』(アルク)、『日本語教師の成長と自己研修』(凡人社)など多数。
<書籍情報>
【タイトル】『わからないことは希望なのだ-新たな文化を切り拓く15人との対話』
http://shop.alc.co.jp/spg/v/-/-/-/7009088/
【本体】2,000円(税込2,100円)
【ISBN】978-4-7574-1839-4
【仕様】A5判、336ページ
『月刊日本語』
http://www.alc.co.jp/gn/
[株式会社アルクとは]http://www.alc.co.jp/
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を
掲げ事業を推進してまいりました。語学学習者のための通信講座の企画制作をはじめ、
eラーニング教材、書籍(単行本、情報誌など)、各種デジタルコンテンツの提供など、
語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。
社会を再生、変革、創造していく大切な情報や知恵が集積されている。」(本書より)
現代の日本社会で「課題」といわれる事象に、少子高齢化、格差、地方再生、
医療崩壊、教育再生などがあげられます。世界的規模で国境を越えた人の移
動が活発になり、課題を抱えた日本の地域コミュニティには日本国籍ではない
人々が数多く暮らすようになりました。彼らは定住を前提とした「移民」です。
多様な背景をもつ人々との暮らしは、一方の価値観を優先させ、他方がその価
値観を押し付けられるという関係では成り立ちません。お互いに認め合い、新
たな価値を創造していくことが不可欠となります。その上で、どんな背景をも
っていても安心して暮らせる社会の構築が求められます。では、そのような社
会はどうすれば実現できるのでしょうか。
本書では、日本語教育の現場で長年、外国籍の人とかかわってきた春原憲一郎氏
が、さまざまなフィールドを訪ね、多文化的な取り組みを重ねる実践家と対話し
ていきます。15人の対談者は、強さを前提とした既存の価値観を否定し、これま
で切り捨てられてきた弱さを、弱いままに包括した新しい文化を切り拓くため、
現場で考え抜き、闘っている方々ばかりでした。その1年間の対談を通じて見え
てきたのは、「わからないという希望」にほかなりません。
※15人のうち12人は『月刊日本語』(2008年4月号~2009年3月号/アルク刊)誌
上で1年間連載した対談に大幅な加筆修正を加え、月刊誌未収録部分と書き下ろ
し原稿を再録しています。
【対談者一覧】 (敬称略)
小菅正夫[旭山動物園名誉園長]
村嶋孟[銀しゃり屋げこ亭店主]
向谷地生良[ソーシャルワーカー]
山下洋輔[ジャズピアニスト]
下館和巳[演出家]
龍村仁[映画監督]
ルダシングワ真美[義肢装具士]
杉山春[フリーランスライター]
岡真理[現代アラブ文学研究者]
雨宮処凛[作家・活動家]
J・F・モリス[歴史学者]
上野千鶴子[社会学者]
日野原重明[聖路加国際病院名誉院長]
色平哲郎[佐久総合病院地域医療部医師・京都大学医学研究科非常勤講師]
最首悟[社会学者・評論家]
【編著】春原憲一郎 プロフィール
1954年、東京生まれ。上智大学中退後、長野県野辺山で野菜作りをしたり、ケニアで
アフリカ事情を学んだりした経験をもつ。1980年から(財)海外技術者研修協会で技
術研修生への日本語教育に従事し、現在、理事兼AOTS日本語教育センター長。日本語
教師や日本語ボランティアの研修などでも幅広く活動中。著書に『移住労働者とその
家族のための言語政策』(ひつじ書房)、共著書に『日本語教師必携ハート&テクニ
ック』(アルク)、『日本語教師の成長と自己研修』(凡人社)など多数。
<書籍情報>
【タイトル】『わからないことは希望なのだ-新たな文化を切り拓く15人との対話』
http://shop.alc.co.jp/spg/v/-/-/-/7009088/
【本体】2,000円(税込2,100円)
【ISBN】978-4-7574-1839-4
【仕様】A5判、336ページ
『月刊日本語』
http://www.alc.co.jp/gn/
[株式会社アルクとは]http://www.alc.co.jp/
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を
掲げ事業を推進してまいりました。語学学習者のための通信講座の企画制作をはじめ、
eラーニング教材、書籍(単行本、情報誌など)、各種デジタルコンテンツの提供など、
語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。
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