ファーウェイ、FusionCloud上で提供する31の新サービスと、FusionStorage 6.0、FusionStage PaaSプラットフォームを発表
鄭は「クラウド活用で、現在と未来をつなぐ(Shape the Cloud, Bridge Today to Tomorrow)」と題した講演のなかで、企業がビジネスを迅速にクラウドへ移行し、利用可能なサービスを最大限活用できるようファーウェイがどう支援できるかについて、自身の考えを共有しました。
クラウド・ベースの技術により、企業はより多くの情報に基づいて意思決定できるようになり、自動管理、アジャイルなイノベーション、オープンなエコシステムを実現することが可能となります。過去10年間で、クラウド・コンピューティングはIT業界の進化を牽引する革命的なテクノロジーとして考えられるようになりました。しかし、データ主権の制限、エンタープライズ・アプリケーションの移行の難しさなどの理由から、現在、クラウド上で稼動しているエンタープライズ・アプリケーションは20%未満にすぎません。
一方、今後10年間はクラウドへのサービスの移行が急速に進むと見られてます。こうした移行は、ミッション・クリティカルではないサービスや標準アプリケーションのみならず、生産システムやミッション・クリティカルなアプリケーションにまで及び、2025年までにエンタープライズ・アプリケーションの85%以上がクラウドから実行されるようになると予測されています。
クラウド・エコシステムの観点から、ファーウェイはOpenStack、Hadoop、Spark、Dockerなどのオープンソース・コミュニティに継続して貢献し、オープンなプラットフォーム構築に注力しています。鄭は講演で次のように述べています。「ファーウェイは現在から未来への架け橋となるべく、クラウド・イノベーションにおいてパートナーや開発者と連携しています。企業にとって、クラウドへの移行は価値創出の過程です」
インターネット・ベースのサービスは従来型企業のサービスとは大きく異なります。サービスの差別化への需要からクラウドの差別化へのニーズが生まれていますが、インターネット・サービスでは顧客企業のアプリケーション側がクラウドに対応するのに対し、従来型のサービスではクラウド側がお客様のアプリケーションをサポートする必要があります。中国企業のグローバル化や外資系企業による中国市場への参入には、グローバルなクラウドとプラットフォームが求められており、これにはAPI、アーキテクチャ、エコシステムの統合が必要です。ファーウェイは世界各地の通信事業者やその他の主要なパートナーとともに、世界中の企業がクラウドを最適な形で活用できるようにクラウド・ベースのネットワークを構築していきます。
ファーウェイはまた、アプリケーションのクラウド移行を支援する一連の革新的なクラウド・ソリューションも発表しました。このうち、ファーウェイのFusionCloud上で提供される31のクラウド・サービスは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、データ分析、データベース、試験と開発、管理サービスなどの10のカテゴリーに分類され、これまでに提供されているクラウド・サービスとともに、ファーウェイの包括的なIT IaaSフレームワークを構成します。
また、ますます増え続けるストレージへのニーズに応えて発表されたFusionStorage 6.0は、分散ブロック、ファイル、オブジェクトの各種ストレージに対応しています。完全分散型アーキテクチャのパフォーマンスと容量、柔軟性に富んだ最適なインフラ、オープンかつ互換性のあるアーキテクチャを提供する同ソリューションは、お客様がクラウドへのサービス移行時に遭遇しうる課題に対処できるよう支援することを目的として設計されています。
ファーウェイの新たなFusionStage PaaSプラットフォームは、アプリケーション開発から展開、運用、管理にいたるまでの環境を企業に提供するオープンなアーキテクチャが特長です。さらに、ビッグデータやIoT向けの幅広いミドルウェア・サービスと、各インダストリーに特化したアプリケーション・コンポーネントを提供します。FusionStageは主要な開発言語とプロトコルに対応し、小規模な新サービスから膨大な数のコンテナまで、迅速な展開をサポートします。
「HUAWEI CONNECT 2016」の詳細は、以下の特設サイト(英語)をご覧ください。
http://www.huawei.com/minisite/huaweiconnect2016
※本参考資料は2016年9月1日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像