Indeed、「未経験転職に関する調査」を実施。転職経験者の半数以上(54.3%)が未経験転職をしたことがある。そのうち6割以上(61.3%)が「業種も職種もこれまで未経験」の転職を経験

人材不足により企業の未経験求人が増加する中、未経験転職は新たなキャリアの選択肢に。

Indeed Japan株式会社

世界No.1求人検索エンジン* 「Indeed (インディード)」の日本法人であるIndeed Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大八木 紘之、https://jp.indeed.com 以下Indeed)は、25歳~49歳の正規雇用の転職経験者(現在就業中の正社員、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員)の男女計8,399名を対象に、「未経験転職※1に関する調査」を実施しました。本調査は、労働市場における人材不足を背景に、企業の未経験人材の求人や異業種・業界への転職が増加していることを受け、未経験転職の実態や意識を明らかにするために実施しました。

■調査結果要約

  1. 未経験転職の割合:転職経験者の半数以上(54.3%)が未経験転職をしたことがある。そのうち6割以上(61.3%)が「業種も職種もこれまで未経験」の転職をしたことがある。

  2. 未経験転職をした理由:1位「給与を上げる」(25.8%)2位「現状の業種・職種に不満」(22.5%)など現状改善のみならず、3位「やりがい」(21.4%)や5位「新たな自分の可能性」「新しいことにチャレンジ」(ともに20.4%)を求めている。

  3. 未経験転職の満足度:未経験転職をして「良かったと思う」人は61.4%。「悪かったと思う」人は全体で4.4%。初めて未経験転職をした年齢に関わらず、満足度が高い傾向。

  4. 未経験転職をした人の「未経験転職」に対するイメージ:1位「新たな経験やスキルを積むことができる」(79.0%)、2位「新たな仕事やキャリアに挑戦できる/キャリアチェンジが実現できる」(77.4%)。35歳以上ではじめて未経験転職した人では「可能性の広がる転職である」が最多で8割以上(83.9%)。

  5. これから未経験転職する人へのアドバイス:1位「年収や待遇などがどのくらい変わるのか確認しておく」(35.1%)、2位「自分のキャリアを振り返り、未経験でも活かせる強みを明確にしておく」(26.9%)、3位「無計画ではなく、先のキャリアを見越して未経験転職をしておく」(26.5%)。

※要約2~5は、転職経験者から未経験転職をしたことのある男女計720名を抽出して質問しました。

■調査実施の背景

少子高齢化による労働人口の減少等を背景に人材不足が深刻化するなか、人材確保の観点から企業が中途採用において、未経験者を採用する動きも増えていると考えられます。

転職者の動向に着目すると、仕事や働き方に対する価値観やキャリアへの考え方の多様化が進み、物価高を受けた賃上げ機運の高まりもあり、転職希望者は年々増加している中で、実際の転職者数は微増に留まっています※2。しかしその内訳を見ると、業界・業種が異なる仕事への転職が増加傾向にあります。平成24年~29年の5年間の異業種転職の割合は54.4%であったのに対し、平成29年~令和4年では62.1%に増加しています※3。

新たな仕事へのチャレンジやスキルの取得によって、キャリアの可能性を広げたいと考える人にとって、未経験転職はひとつの選択肢となり得ると考えられます。

Indeedは「We help people get jobs.」をミッションに掲げ、あらゆる人々が公平に自分に合った仕事が得られる社会の実現を目指しています。今回の調査により、未経験転職の実態や意識を明らかにすることで、これから転職を検討する人、未経験の仕事に関心を持っている人、未経験の仕事に不安を感じている人にとって、新たな選択肢への気づきやきっかけを提供できればと考えています。

※1: 本リリースにおける「未経験転職」とは、業種や職種またはその両方が現在のものと異なる「未経験の仕事への転職」を指します。
※2: 総務省「労働力調査(詳細集計) 2022年(令和4年)平均結果」
※3: 総務省「令和4年就業構造基本調査」、「平成29年就業構造基本調査」より算出

■調査結果詳細

1.未経験転職の割合:転職経験者の半数以上(54.3%)が「未経験転職」をしたことがある。そのうち6割以上(61.3%)が「業種も職種もこれまで未経験」の転職をしたことがある。

転職経験がある25歳~49歳の正社員・公務員(以下、転職経験者)8,399名に、前職と業種も職種も同じ転職をしたことがあるか、もしくは、前職と業種や職種のいずれかまたはその両方が異なる転職(未経験転職)をしたことがあるかを尋ねました。その結果、業種や職種のいずれかまたはその両方が異なる転職をしたことがあると回答した人は、全体の54.3%という結果となりました。

転職経験者の半数以上が「未経験転職」をしたことがあることがわかりました。

転職経験者のうち、未経験転職をしたことがある4,564人の内訳を見ると、そのうち6割以上(61.3%)が「業種も職種も異なる転職」をしたことがあり、「職種のみ異なる転職」は23.8%、「業種のみ異なる転職」は23.3%でした。未経験転職の中でも、業種も職種もこれまで未経験の転職をしたことのある人の割合が高いことがわかります。

2.未経験転職をした理由:1位「給与を上げる」(25.8%)2位「現状の業種・職種に不満」(22.5%)など現状改善のみならず、3位「やりがい」(21.4%)や5位「新たな自分の可能性」「新しいことにチャレンジ」(ともに20.4%)を求めている。

25歳~49歳の正社員・公務員の転職経験者8,399名の中から、未経験転職をしたことのある男女計720名を抽出し、「未経験転職をした理由」を尋ねました。その結果、「給与を上げるため」(1位:25.8%)や「現状の業種・職種に不満があった」(2位:22.8%)など待遇や現状からの改善を求める転職理由が上位となりました。一方、「よりやりがいのある仕事をする」(3位:21.4%)、「新しいことにチャレンジする」「新たな自分の可能性を探す」(同率5位:20.4%)などが挙げられました。現状の改善に加え、仕事に対するモチベーションアップや自身の可能性を広げる機会として、未経験転職を選択していることがうかがえます。

3.未経験転職の満足度:未経験転職をして「良かったと思う」人は61.4%、「悪かったと思う」人は4.4%。初めて未経験転職をした年齢に関わらず、満足度が高い傾向。

未経験転職をした人に、未経験転職をして良かったと思うかどうかを尋ねたところ、6割以上(61.4%)が「良かった」(「とても良かったと思う」、「良かったと思う」の合計)と回答しました。「どちらとも言えない」の中立回答が34.2%でしたが、「悪かった」(「とても悪かったと思う」、「悪かったと思う」の合計)と回答した人は4.4%にとどまっています。

さらに、はじめて未経験転職をした年代別に見てみると、18歳〜34歳で初めての未経験転職をした人は61.5%、35歳~49歳で経験した人は60.7%が「良かった」と回答し、ほぼ差がないことがわかりました。「悪かった」と思う人も18歳〜34歳では4.4%、35歳〜49歳では5.4%にとどまりました。35歳以上ではじめて未経験転職をした人は全体の7.8%(56名)と割合は低く、年齢を重ねてから未経験転職をする人は少ない傾向ですが、未経験転職の満足度は年齢に関わらず高い傾向にあることがわかりました。

また、未経験転職をして「良かった」と感じる理由を自由回答で尋ねたところ、以下のような声がありました。

  • 「それまで活かせていなかった、大学で学んだ知識を活かせるようになった」(26歳/男性/製造業)

  • 「視野が広がり、人として成長できる機会になった」(36歳/女性/医療・介護・福祉関連)

  • 「向いていないと思っていた職種が天職だった」(40歳/女性/卸売・小売業)

  • 「一から覚えようと必死になれた」(40歳/男性/情報通信・IT関連)

4.未経験転職をした人の「未経験転職」に対するイメージ:1位「新たな経験やスキルを積むことができる」(79.0%)、2位「新たな仕事やキャリアに挑戦できる/キャリアチェンジが実現できる」(77.4%)。35歳以上ではじめて未経験転職をした人では「可能性の広がる転職である」が最多で8割以上(83.9%)。

未経験転職をした人に、「未経験転職」のイメージを尋ねたところ、「新たな経験やスキルを積むことができる」(1位:79.0%)、「新たな仕事やキャリアに挑戦できる/キャリアチェンジが実現できる」(2位:77.4%)が上位となりました。

また、はじめて未経験転職をした年齢が35歳以上の人は、最も多かった回答が「可能性の広がる転職である」「新たな経験やスキルを積むことができる」の2つで、8割以上(ともに83.9%)にのぼりました。年齢を重ねてから未経験転職をした人も、未経験転職に可能性を感じ、ポジティブに捉えていることがわかりました。

5.これから未経験転職する人へのアドバイス:1位「年収や待遇などがどのくらい変わるのか確認しておく」(35.1%)、2位「自分のキャリアを振り返り、未経験でも活かせる強みを明確にしておく」(26.9%)、3位「無計画ではなく、先のキャリアを見越して未経験転職をしておく」(26.5%)。

未経験転職をしたことがある人に、これから未経験転職をする人へ向けたアドバイスをうかがいました。その結果、3人に1人が「年収や待遇などがどのくらい変わるのか確認しておく」(35.1%)ことだと回答し、最も多い結果となりました。次いで「自分のキャリアを振り返り、未経験でも活かせる強みを明確にしておく」(26.9%)、「無計画ではなく、先のキャリアを見越して未経験転職をしておく」(26.5%)となりました。

未経験転職をしたことのある人は、事前に待遇などをきちんと確認しておくこととともに、キャリアを振り返って自身が持つ強みやスキルを棚卸し、今後のキャリアにつなげる視点が重要であると考えている傾向が明らかになりました。

「未経験転職に関する調査」概要

  • 調査主体:Indeed Japan株式会社

    調査対象:
    <事前調査>
    現在就業中の25歳~49歳の正社員(無期雇用/フルタイム就業者)、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員の転職経験者 男女計8,399名
    <本調査>
    現在就業中の25歳~49歳の正社員(無期雇用/フルタイム就業者)、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員の未経験転職をしたことのある男女計720名

    割付方法:未経験転職の有無およびそのパターン、性年代、現在の職種にて割り付けし、均等回収。
    ※事前調査のみ、正社員・公務員の性年代人口構成比に基づいてウェイトバック集計を実施。

    調査方法:インターネット調査

    調査期間:2023年10月17日~10月23日
    ※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

Indeed (インディード) について

Indeedは、最も多くの人が仕事を見つけている世界No.1求人検索エンジン*です。現在60ヵ国以上、28の言語でサービスを展開し、求職者は何百万もの求人情報を検索することができます。 約350万の企業がIndeedを利用して従業員を見つけ、採用しています。また、月間3.5億人以上のユニークビジター**がIndeedで求人検索や履歴書の登録、企業の情報検索を行っています。詳細はhttps://jp.indeed.comをご覧ください。

*出典:Comscore 2023年6月総訪問数
**出典:Indeed社内データ 2023年4~7月

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代表者名
大八木 紘之
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年10月