実は20年以上前から存在していた!心理的ハードルも大きな要因。「生理の貧困」若年層だけでなく社会人にも大きな課題
―22〜45歳の女性1123名の、約5人に1人が「生理用品を手に入れるのに苦労した」―
専門家から直接アドバイスを受けられる日本最大※の育児支援サイトを運営する株式会社ベビーカレンダー(旧社名:株式会社クックパッドベビー、本社:東京都渋谷区、代表取締役:安田啓司、以下「ベビーカレンダー」)は、2022年2月25日(金)~3月1日(火)の期間、子育て中のママ1,123人(22歳~45歳)を対象に「生理の貧困」に関するアンケートを行いました。その分析結果についてお知らせします。
※2021年11月時点において各メディア(当社選定競合サイト4社)が発表している月間PV数(当社調べ)において。
※2021年11月時点において各メディア(当社選定競合サイト4社)が発表している月間PV数(当社調べ)において。

<サマリー> 1.22歳〜45歳の女性も、約5人に1人が「生理用品を手に入れるのに苦労した」―若年層だけでない生理の貧困 2.苦労した時期として最も多い回答は「中学生時代」(39.0%)、次いで社会人時代(31.9%) 3.金銭的ハードルだけでなく心理的ハードルも「生理の貧困」の要因に 4.「生理は人間の仕組み」「女性としてショック」ー生理の貧困に対する女性たちの声 |
■22〜45歳の女性も、約5人に1人が「生理用品を手に入れるのに苦労した」―若年層だけでない生理の貧困
これまで「生理の貧困」は、コロナ禍の学生など若年層の問題として取り上げられることが多いものでした。しかし今回の調査結果から、生理の貧困は本アンケートの回答者層(22〜45歳)が中学生であった10年〜30年以上前から存在し、また「社会人時代」という回答も次いで多かったことから若年層だけの問題ではないことが明らかとなりました。
■金銭的ハードルだけでなく心理的ハードルも「生理の貧困」の大きな要因に
一般的に「貧困」という言葉から連想されるのは経済面ですが、生理の貧困については経済的なハードルだけでなく、心理的なハードルにより生理用品にアクセスでない状態からも生じていることがわかります。
実際、「中学生時代に困った」と回答した方からは、具体的にどのような状況で困ったかについて下記のようなエピソードが挙げられました。

・中学生や高校生のときは、親から生理用品やサニタリーショーツを買うお金をなかなかもらえず、おこづかいを残しておいたり、たくさん買いたくても足りないので、容量の少ないものを選んだりしていました。生理日に家に生理用品がないこともあり、お金もないときには、学校の保健室で借りたり、友達に頼んで譲ってもらったりしていました。 ・父子家庭だったので生理が初めての時どうしたらいいのか分からず恥ずかしく買えなかった。 ・家族が用意したナプキンが肌に合わなかったが、言えなかった。自分で買いに行きたいけどお金がないのと恥ずかしいのとで苦労した。 ・学校で急に来たときに焦った。 友だちが持っていて助かったが、トイレットペーパーで過ごしたこともあった。 ・薬局のレジの店員さんが男性だと、ナプキンを買うのをためらった。 |
また、「社会人時代に困った」と回答した方からは下記のようなエピソードが挙げられました。

・産後、子どもを連れて夫の実家に滞在した際、ナプキンがなくなってしまったが、義母にも夫にも購入を頼むのは抵抗があってできなかった ・出張先で近くに購入できる店舗がなかった ・海外にいて、自分の肌にあう生理用品をなかなか見つけれなかった ・災害が起きたときやコロナ禍の初期は近所で売り切れになっていた |
上記を比較してみると、中学生時代の困りごととしては経済面・心理面の両方が挙げられる一方、社会人時代の困りごととしては心理面でのアクセスのしづらさや行動範囲が広がったことで生理用品が入手できなかった経験が挙げられているとわかります。
■「生理は人間の仕組み」「女性としてショック」ー生理の貧困に対する女性たちの声
最後に「昨今報じられている『生理の貧困』について、あなたはどう思いますか?」というフリーコメントでの問いに対しては、下記のような声が寄せられました。

・初めて「生理の貧困」という言葉を聞いた時、また社会問題になっていることに対し、女性としてとてもショックです。 なかなか声をあげにくい問題だと思うので、社会でもっともっと認知されることが必要だと感じます。 ・女性には不可欠なものなので、最低限の補助が必要と思う。 ・生理は人間の仕組み。女性だけの問題とせず全ての人が知識を深めるべきで、義務教育で男性もしっかり学ぶべき。 ・とてもつらい思いをしてしまうことだと思う。学校などで性教育の時に、困ったときはどこに相談すればいいかなども一緒に教育できたらいいなと思う。 ・最近はトイレの個室にナプキンが置いてあるお店もあるが、こういった配慮があると助かる ・女性にとって生理用品は生活必需品であり、生理用品を入手することが困難な状態は非常に精神的苦痛が大きいと思う。すべての女性が容易に生理用品を入手できるよう、生理の貧困は解決すべき問題だと思う。 |
生理用品は女性にとって必需品なので、最低限の補助や公共の場所での無償提供が必要と考える方々の声が多く見受けられました。また物資の補助という観点のみならず、「教育」不足を指摘する声も上がり、困ったときの相談窓口や、男女一緒に生理について学ぶ機会が必要という意見も見られました。
■海外で急増する生理用品の無償提供や課税撤廃の動きなど、生理情報サイト「ムーンカレンダー」にて全文を掲載
生理についての情報をまとめた情報サイト「ムーンカレンダー(https://moon-calendar.jp/)」では、今回の調査結果および海外での”Period Poverty(生理の貧困)”に関する社会の動きなどについても紹介した全文を掲載しております。
▼全文はこちら
「22〜45歳の女性1123名に聞いた「生理の貧困」。海外では課税撤廃や無償提供の動きも」
https://moon-calendar.jp/mooncalendar/33612
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その他「ムーンカレンダー」では、専門家監修による「生理の基礎知識」「生理トラブル」「生理コントロール」から、人には聞けない生理での失敗談やマナーなどの「みんなの生理のリアル」など、生理に関する記事を1500本以上掲載中。長い期間つきあうものだからこそ、知識を持って、心や体を幸せにしてほしいという思いから2020年11月14日にオープンいたしました。
今後もベビーカレンダーおよびムーンカレンダーでは、女性の一生を応援する情報をお届けしてまいります。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ベビーカレンダープレゼント」「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2022年2月25日~3月1日
有効回答数:1123件 (22~45歳の女性)
<運営会社「ベビーカレンダー」に関して>
社名:株式会社ベビーカレンダー(https://corp.baby-calendar.jp)※2021年3月25日 東証マザーズ上場
本社所在地:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-38-2 ミヤタビルディング10F
代表者:代表取締役 安田啓司
設立年月日:1991年4月
主要事業:メディア事業、産婦人科向け事業、webマーケティング事業
多くの医療専門家監修による、日本最大のPV数を誇る育児支援サイト「ベビーカレンダー」を運営。ベビーカレンダー以外にも、女性のライフスタイルにあわせた情報提供サイトを展開し、事業を拡大中。2021年に東証マザーズ上場。
<運営メディア一覧>
■ベビーカレンダー:医師・専門家監修の妊娠・出産・育児の情報サイト
URL:https://baby-calendar.jp/
■ウーマンカレンダー:オトナ女子によるオトナ女子のためのアンチエイジングサイト
URL:https://woman-calendar.jp/
■介護カレンダー:高齢者向け介護施設検索サイト
URL:https://kaigo-calendar.jp/
■赤ちゃんの名づけ・名前ランキング:赤ちゃんの名前、よみのランキング検索サイト
URL:https://nazuke-nameranking.jp/
■ムーンカレンダー:女性の毎月をもっとラクに!自分らしく生きるための生理サイト
URL:https://moon-calendar.jp/
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