文教大学人間科学部の二宮雅也ゼミナールの学生達が、Deaflympics Teamメンバー、東ティモール国籍の選手達との交流会を開催しました
11月25日(火)、日本財団ボランティアセンター(以下、日本財団ボラセン)において、文教大学人間科学部の二宮雅也ゼミナールの学生達が、東京2025デフリンピックにDeaflympics Teamのメンバーとしてバドミントン競技に出場した東ティモール国籍の選手達との交流会を開催しました。

【東ティモール国籍の選手のデフリンピックへの参加について】
デフリンピックは、聴覚障害者のためのスポーツや競技会を統括・運営する組織「国際ろう者スポーツ委員会」(International Committee of Sports for the Deaf、以下ICSD)が主催する、4年毎に開催されるデフアスリートを対象とした国際スポーツ大会です。11月15日~26日の期間に東京都、福島県、静岡県で開催された東京2025デフリンピックは、世界70~80の国と地域から、約6,000人の選手・関係者が参加しました。
デフリンピックに参加するためには、所属国の団体がICSDに加盟していることが条件になりますが、2002年に独立したばかりの東ティモールでは、国内でろう者スポーツを管轄する団体がICSDに加盟していないため、東ティモール国籍の選手は、本来であれば、デフリンピックに参加することができません。
今回の大会では、国内ろう者競技連盟を設立する力が見受けられない小国の選手の参加を認める規約(デフリンピック規約 9.8)の適用により、東ティモールの3選手は Deaflympics Team の一員としてデフリンピックに挑み、日本財団ボラセンが滞在中のサポートを行いました。
【交流会について】
二宮雅也教授のゼミナールでは、スポーツと社会課題解決をテーマとして活動しており、各種スポーツイベントや地域イベントでのボランティアを実施しています。同教授が日本財団ボラセンの参与を務めていることから今回の交流会が実現しました。プログラムのはじめに、同ゼミナールの学生達から選手達に向けてゼミナール活動内容の紹介がありました。選手達からは活動内容への質問や感想が寄せられ、東ティモールの大学生のボランティア活動との比較や、海外での活動、ろう者を対象とした活動についての意見交換がされました。

活動内容紹介の後は、トランプゲームの「ババ抜き」を実施して交流を深め、最後には、学生達から選手達に、東ティモールの国旗と同色である赤色のタオルと手ぬぐいが記念品として贈られました。
東ティモールのデフアスリートと日本の大学生は、普段は大きく異なる環境で過ごしています。今回の交流会で同じ時間を過ごす中で、参加者達はたくさんの気づきを得ることができました。






文教大学人間科学部では今後も、「人間愛」の建学の精神のもと、人間を多面的に捉え、総合的に理解することにより、人間生活を向上させるために必要な理論的、実践的専門知識と技術を身 に付けた人材を育てていきます。
■文教大学概要:
学長/宮武 利江
建学の精神/「人間愛」
在籍学生/8,821名(2025年5月1日現在)
越谷キャンパス(教育学部・人間科学部・文学部)、湘南キャンパス(情報学部・健康栄養学部)、東京あだちキャンパス(国際学部・経営学部)の3キャンパスからなる総合大学です。
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