株式会社NEXT MOTIONがスカイディベロッパーとして「S:ROAD」を導入、空の道開拓へ
ドローン空路整備システムS:ROADを活用、鳥取から空路整備事業を開始
協業の背景
株式会社トルビズオンが提供するドローン空路整備システム「S:ROAD」は、ドローンに対する社会受容性を高め、地域を巻き込みながら安全かつ効率的なドローン空路を敷設するためのシステムです。このたび、同システムを株式会社NEXT MOTIONが導入、強力なパートナーシップを築くことになりました。
株式会社NEXT MOTIONは鳥取県を拠点とし、ドローンを活用した災害対応や物流、農業支援など、地域社会の課題解決に取り組む企業です。一方、株式会社トルビズオンは、ドローンの安全運用はもちろんのこと、地域に暮らす人々の「安心」をも担保するため、S:ROADを展開しています。このシステムは地権者との合意のもと、ドローンの飛行ルートを定めていきます。今回の協業により、NEXT MOTIONは「S:ROAD」にて、ドローンの物資輸送や災害時撮影能力をトレーニングするための空路提供を開始します。
新設空路の特徴
全長1.3kmのこの空路は、鳥取市内から車でわずか20分、NEXT MOTIONが拠点としている廃校跡地付近に位置します。電源や雨宿りが可能な施設、トイレなどの必要な設備がすべて整っており、訓練に必要なあらゆるサポートを提供します。災害調査や大型ドローンを使用した物流訓練に最適であり、自動航行の技術習得を周囲に気兼ねなく、安心・安全・効率的に進めることができます。ドローン操作のスキルアップを目指す個人はもちろん、プロフェッショナルな用途でドローンを活用したい企業にとっても理想的な環境を提供します。(目視外飛行など国への許可申請はお客様ご自身にて取得していただく必要がございます。)
S:ROADのお問い合わせフォームはこちら
https://21501902.hs-sites.com/sroad-form-20240321
両社が実施した過去の実証実験
実証実験1:ドローンを活用した医薬品配送
実施日: 2022年10月19日
実施場所: 鳥取県・鳥取市
主催・協力機関
有限会社徳吉薬局
株式会社NEXT MOTION
鳥取県・鳥取市
機体・運航管理: エアロセンス株式会社
撮影協力: RUSEA(一般社団法人地域再生・防災ドローン利活用推進協会)
プロジェクトアドバイザリー:株式会社トルビズオン
概要: この実証実験は、災害発生による道路寸断を想定した医薬品・防災用品の空路輸送を目的としました。千代川河川敷からAxisバードスタジアムまで、約5km、約10分の飛行を行い、災害時の迅速な物資輸送の可能性を探りました。この実験により、一級河川上空を軸としたドローン航路網の構築に向けた検討を開始しました。
実証実験2:e-VTOLによる処方医薬品混載輸送
実施日: 2022年12月1日
実施場所: 鳥取県・鳥取市
主催・協力機関:
有限会社徳吉薬局
株式会社NEXT MOTION
エアロセンス株式会社
鳥取県・鳥取市・鳥取市立江山学園
撮影協力: DPCA(一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会)
プロジェクトアドバイザリー:株式会社トルビズオン
概要: この実証実験は、オンライン服薬指導及びe-VTOL型無人航空機による処方医薬品の混載便輸送を目的として実施されました。約11Kmの飛行距離を約13分で飛行し、中山間地域への医薬品配送とオンライン服薬指導の組み合わせによる、非対面による医療の提供体制への対応を目指しました。これにより、医療のデジタル化と地域住民への迅速な医薬品配送の実現を目指しました。
トルビズオン代表 増本のコメント
NEXT MOTION様がスカイディベロッパーとして「S:ROAD」を用いたドローン訓練空路の提供を開始されましたことに、深く感謝申し上げます。これは、鳥取の様々なプレイヤーが協力し、物資輸送や災害時の撮影など、ドローンを活用した能力向上を図るための重要な第一歩だと考えています。地域の実課題に対応するため、NEXT MOTION様とともに、より多くのドローン利用シナリオを想定した空路を整備し、新たな可能性を開拓していくことにチャレンジして参ります。
NEXT MOTION代表 西原様のコメント
「S:ROAD」の導入により、私たちは鳥取でのドローン空路整備事業を開始しました。この取り組みは地域の課題解決に向けた私たちのコミットメントの一環であり、安全かつ効率的なドローン利用を実現するための重要な一歩です。トルビズオン社との協業により、より多くのドローン利用シナリオを想定した空路を整備し、地域の可能性を拡大していくことを楽しみにしています。
S:ROADとは?
「S:Road」は、ドローン運航者と地域空路の調整をする企業のマッチングプラットホームです。特許技術「スカイドメイン®︎」を駆使し、空域情報のデータベース化とその活用推進を可能にしました。S:Roadを介してドローン飛行のリスクを管理し、地域社会との調和を図りながら空域の利用を広げていくことが可能となります。ドローン事業者様向けの新バージョンは、地域合意の獲得や自治体連携に必要な作業について、地域企業(スカイディベロッパー)のリソースを活用し、大幅にコストダウンする機能を提供します。
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