【小売業のバックオフィス業務運用の実態を調査】本社と店舗間の決裁業務、4割以上が「月に100件以上」発生 「アナログなやりとり」「意思決定までのスピード」が課題
〜約4割が紙ベースでの決裁業務となっている実態が明らかに〜
株式会社エイトレッド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡本 康広 以下、エイトレッド)は、小売業の情報システムの管理職、総務の管理職103名に対し、小売業におけるバックオフィス業務の実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年12月16日〜同年12月19日
有効回答:小売業の情報システムの管理職、総務の管理職103名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社エイトレッド」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.atled.jp/wfl/
- 小売業の導入ITツール、「勤怠管理ツール」が73.8%で最多
・勤怠管理ツール:73.8%
・給与管理ツール:63.1%
・経費精算システム:51.5%
・スケジュール管理ツール:47.6%
・ワークフローシステム:41.7%
・請求書発行ツール:38.8%
・電子契約・帳票システム:29.1%
・予算管理ツール:22.3%
・RPA:18.4%
・OCR/AI OCR:16.5%
・その他:0.0%
・特にない:4.9%
・わからない/答えられない:4.9%
- バックオフィス業務の課題、約半数が「アナログ業務」「属人化」と回答
・アナログ業務が多い:47.6%
・業務が属人化している:46.6%
・人手不足になっている:41.7%
・労働生産性が低い:35.0%
・業務に無駄が生じており、余分なコストがかかっている:16.5%
・その他:1.0%
・課題は一切ない:6.8%
・わからない/答えられない:8.7%
- 他にも「業務が統一されていない」や「情報の共有化が出来ていない」などの課題も
<自由回答・一部抜粋>
・46歳:業務が統一されていない。
・52歳:紙媒体が多い。
・55歳:レガシーなシステムのまま続けてきたのでハードウェアもソフトウェアもEOLが近づいてきている。
・45歳:情報の共有化が出来ていない。
・52歳:コミュニケーション不足。
・54歳:アナログの資料のデジタル化やデジタルコンテンツの利用具合が人によりバラバラ。
- 約3社に1社が、「申請・承認業務」をアナログ運用
・領収書管理:44.7%
・庶務業務(備品発注・名刺発注等):44.7%
・契約書管理:39.8%
・データ入力・更新:38.8%
・申請・承認業務:34.0%
・社内周知/情報伝達:34.0%
・勤怠管理:30.1%
・その他:0.0%
・特にない:9.7%
・わからない/答えられない:3.9%
- アナログ業務に関する間接作業に、4割以上が「30分~2時間」費やす実態
・30分未満:15.7%
・30分~2時間未満:42.7%
・2時間~5時間未満:14.6%
・5時間以上:9.0%
・わからない/答えられない:18.0%
- 本社と店舗間の申請・承認(決裁)業務、4割以上が「月に100件以上」発生
・50件未満:16.5%
・50件~100件未満:18.4%
・100件~500件未満:18.4%
・500件~1000件未満:9.7%
・1000件~3000件未満:4.9%
・3000件~5000件未満:2.9%
・5000件以上:4.9%
・発生しない:3.9%
・わからない/答えられない:20.4%
- 申請・承認業務、約4割が紙ベースでの運用に
・電子決裁システム(ワークフローシステム)で申請:34.6%
・メール・チャットで申請:15.4%
・Word、Excelに記入し印刷してFAXや郵送で申請:29.5%
・紙に手書きしてFAXや郵送で申請:12.8%
・その他:5.1%
・わからない/答えられない:2.6%
- 本社と店舗間でのやりとりにおいて、「アナログなやり取りが多い」や「意思決定までに時間がかかり過ぎ」など課題の声
・アナログなやり取りが多い:47.4%
・意思決定までに時間がかかり過ぎている:35.9%
・無駄なコストがかかっている:29.5%
・情報の管理が難しい:29.5%
・進捗状況がわからないため問い合わせする/または受けることが多い:21.8%
・何度も差し戻しが発生する:16.7%
・その他:0.0%
・特にない:9.0%
・わからない/答えられない:1.3%
- 他にも「回覧途中に紛失」や「相手の不在時や都合の悪い時間帯が分かりにくい」などの課題も
<自由回答・一部抜粋>
・48歳:回覧途中に紛失。
・54歳:相手の不在時や都合の悪い時間帯が分かりにくい。
・55歳:間違いが多い。
・50歳:ルールの認識齟齬による手戻り。
・53歳:システムを導入してもどのように使うかの周知徹底が不足している。
・51歳:未だに印鑑を関連部門と役職にもらうため歩きまわっている。
- まとめ
4割以上の小売業においては、本社と店舗間の申請・承認(決裁)業務が「月に100件以上」発生していながらも、約4割が紙ベースでの運用であったり、申請・承認業務の課題として47.4%が「アナログなやりとりが多い」、35.9%が「意思決定に時間がかかり過ぎている」と回答しており、アナログな申請・承認業務によって生じる業務負担が垣間見えました。「回覧途中に紛失」「ルールの認識齟齬による手戻り」などの声も上がっており、ワークフローの明確化、ペーパーレス化で解決できる問題も数多くあると言えるでしょう。さらにワークフローが整備されることで、店舗側の負担が減り、本来注力するべき店舗業務に割ける時間が増えれば、店舗の売上アップにもつながっていくため、小売業においてワークフローシステムによる申請承認業務のデジタル化は、今後必須であると考えられます。
一方で、「勤怠管理」や「給与管理」では他の領域と比較して、デジタル化が進んでいることもわかりました。一般的に「必ず発生する管理業務」は、デジタル化が進んでいると言われていますが、小売業でも同様の傾向が見られています。ITの活用として「業務効率化を通じた生産性向上」が出発点となることが多いですが、別の側面として、ITを活用して「企業価値」を生み出すことが考えられます。企業価値を生み出すためには、企業内での意思決定スピードを向上させ、社会変化に対応することが必要です。申請・承認とは意思決定プロセスであり、このプロセスをデジタル化することによって、企業価値を生み出す体制が構築できます。社会変化が激しい現代では、小売業も同様にこのような体制が求められているのではないでしょうか。
- ワークフロークラウド「X-point Cloud」
「X-point Cloud」は、直感的操作で誰にでも使いやすく、まるで紙のようなフォームだからスムーズに導入可能なワークフロークラウドです。ノーコード&安心のサポート体制で現場にも運用者にもストレスなくペーパーレス化、データベース化を同時に実現。稟議をはじめとした申請承認業務の電子化だけでなく、多彩な連携機能と便利な検索・集計機能で業務をどんどん効率化し、スピーディーな経営につなげます。
(https://www.atled.jp/xpoint_cloud/)
- 会社概要
エイトレッドは、ワークフロー専業メーカーとして歩み続け、2022年4月に設立15周年を迎えました。稟議書をはじめとした社内申請・承認業務の電子化を行うワークフローシステム「AgileWorks(アジャイルワークス)」「X-point(エクスポイント)」及び、ワークフロークラウド「X-point Cloud(エクスポイントクラウド)」を開発・提供しています。企業規模や業種・業界を問わず、これまでシリーズ累計4,000社を超える企業・公共機関(特殊法人や行政、学校等)に導入いただき、ペーパーレス化や業務効率化の推進に貢献しています。
名称 :株式会社エイトレッド(東証スタンダード:3969)
所在地 :東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー
代表者 :代表取締役社長 岡本 康広
設立 :2007年4月
事業内容:ワークフロープロダクトの製品開発・サポートサービス・クラウドサービス
URL :https://www.atled.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像