【台湾情報】精密測定機器の需要増加、台湾のスマート製造推進で<ワイズ機械業界ジャーナル2022年4月第4週号発行>

〜台湾機械業界の最新動向を分析する〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2022年4月第4週号を発行しました。今週号では、車両業界、手動工具業界、台湾航空機部品メーカーの晟田科技工業(マグナート・テクノロジー)、測定機器業界の動向について紹介します。

 <最新号目次>
  • 台湾車両産業トピックスの影響分析及び2022年の展望
  • 台湾手動工具の産業概況と2022年の展望
  • 台湾航空機部品メーカー、晟田科技工業(マグナート・テクノロジー)
  • 精密測定機器の需要増加、台湾のスマート製造推進で

<精密測定機器の需要増加、台湾のスマート製造推進で>
近年、台湾製造業はスマート製造への構造転換に注力している。多品種少量生産の生産形態において、生産ラインの品質管理が重要であるため、精密測定機器と生産設備との協働、システム統合がスマート製造における重点課題の1つとなっている。

自動生産の推進に伴い 三次元、画像、光学測定機の需要増
 台湾の機械設備製造業、自動車部品産業、光電産業、電子・半導体産業の四大製造業において、需要が高い精密測定機器は順に三次元測定機、画像測定機、そして投影機/測定顕微鏡といった光学機器である。
 また、産業別の計測機器需要を見ると、電子・半導体産業と光学産業は投影機/測定顕微鏡の需要が強く、機械設備製造業、自動車部品産業は三次元測定機の需要が強い。なお、メーカーは計測機器の調達の際に計測機器の精度や価格の他、故障時のトラブルシューティング、操作性なども優先的に考慮する条件となっている。


台湾製造業における精密測定機器の主要ブランド
自動車・自動車部品産業と機械設備製造業で利用企業が最多 日本のミツトヨ

 台湾自動車・関連部品産業の初期、多くの技術を日系企業から導入し、また日系企業の多くが台湾支社を設置していたことから、日系機械設備は台湾自動車・自動車部品産業において高い市場シェアを有している。現在、台湾の当該産業においてシェア・認知度ともに日本のミツトヨが最高である。
 ミツトヨの台湾代理店は星隆貿易(SingLung)と建大貿易(JainDah)であり、測定工具を主要販売項目としている。両社は金物屋などと提携することで販売ルートを開拓し、ミツトヨの測定工具の市場シェアを80%まで押し上げた。
 大型計測機器でもミツトヨの三次元測定機と画像測定機の知名度が高く、主に自動車・関連部品産業で使用されている。また、知名度以外にも計測機器の高安定性、欧米製品に比べ低価格などの強みがあり、顧客のリピーター率が高い。


TSMC指定のIQC設備メーカー ドイツのCarl Zeiss(カールツァイス)
 電子・半導体産業においては、サプライチェーンは最大手顧客に合わせて、計測機器を調達することが多い。半導体最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は部品材料の受入検査(IQC)時に、ドイツのカールツァイスの三次元測定機を使用しているため、電子・半導体産業ではツァイス製が高い市場シェアを占める。
 ツァイスの台湾総代理店は台湾儀器行(TICグループ)だ。ツァイス製の三次元測定機を主要商品とする。TICは技術者をツァイス社へ派遣し、メンテナンス関連のトレーニングを受けさせたため、三次元測定機の販売から設備点検・修理業務までを迅速的に対応することができる。
 また、ツァイスの三次元測定機は設計段階から自動化生産を考慮した設計・開発で、TICでは生産ライン上のロボットアームとの連携ソリューションなども提供している。
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業種
サービス業
本社所在地
中華民国台北市襄陽路9號8F 富邦銀行襄陽分行大樓
電話番号
-
代表者名
吉本康志
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
1996年11月