東武鉄道では日光・鬼怒川エリアの地元地域と連携した、“里山体験プログラム”を好評実施中!今回はプログラムの体験レポートをお届けいたします!

東武鉄道だからできる体験で「住み続けたい・訪れたい地域の創造」を推進してまいります。

東武鉄道株式会社

 東武鉄道では、栃木県日光市内において各種アクティビティを展開している「NAOC」の代表・増渕 隆宏氏ほかが立ち上げた「SATOYAMA ACADEMY」と連携し、2021年9月から現在まで計4回、栃木県内の里山で里山体験プログラムを実施しております。

 月に1度、都会の喧騒から離れ、「里山での暮らしのすばらしさ」をそれぞれれプロの指導の下、楽しみながら経験することで、非日常な時間の過ごし方や田舎暮らしの良さと基礎を学ぶことを目的として実施しており、首都圏エリアと里山の原風景が残るエリアを結ぶ東武鉄道ならではの取り組みとして、お楽しみいただいております。
 今回は、その里山体験プログラムの様子をレポート形式でご紹介いたします。

 当社では引き続き、首都圏エリアの沿線住民と里山エリアを「つなぐ」取り組みで、東武鉄道でしか体験できない付加価値のある“やさしい”体験を提供し、『住み続けたい・訪れたい地域を創る』ことで、地元地域との持続的な発展を目指してまいります。

 また、2022年度のプログラムについては、詳細が決まり次第ご案内をいたしますので、お楽しみにお待ちください。

               

▲ベースキャンプでの焚き火の様子▲ベースキャンプでの焚き火の様子

▲親子で力を合わせたサトイモ収穫の様子▲親子で力を合わせたサトイモ収穫の様子



                ~ 「SATOYAMA ACADEMY」体験レポート ~

9:15 首都圏エリアから特急リバティで下今市駅に到着!

首都圏エリアから約1時間40分。ご家族揃ってスタート地の下今市駅(日光市)に到着。「SATOYAMA ACADEMY」のスタッフが笑顔でお出迎えをします。
当初は家族同士でのコミュニケーションもわずかなものでしたが、回数を重ねるうちに親御さん同士での近況報告などで会話が弾みます。また、お子様たちも普段は乗車しない特急に乗車したからでしょうか、興奮気味で朝から元気いっぱいで下今市駅の前で走り回る姿が印象的です。
さてこれから、里山のベースキャンプまでいっしょにバスで向かいます。


10:00 里山のベースキャンプに到着!

里山プログラムが始まるワクワクなのか、バスの車内でも元気いっぱいにお話しをしているお子様たち。到着するとまずはベースキャンプにて「SATOYAMA ACADEMY」のメンバーとの1ヵ月ぶりの再会。大きな声であいさつをしながら、里山体験の準備を開始します。
その後、一日の流れを確認し、まずは季節の野菜の収穫体験に向かいましょう。

▲ベースキャンプの様子▲ベースキャンプの様子



10:15 季節の野菜収穫体験!

ベースキャンプから歩いて3分ほどの場所にある畑では、季節ごとに異なる種類の豊富な野菜をたくさん収穫。現在までにオクラ、ナス、サツマイモ、サトイモ、キャベツ、ダイコンなどを収穫しましたが、ほとんど初めて、野菜の収穫の体験をするお子様たちは、枝についている野菜を切ったり、土の中からスコップを使って掘り起こしたりと様々な収穫方法を知りました。時には大きな野菜に苦戦して兄弟で力を合わせ、泥まみれになりながら楽しく収穫しました。サトイモの収穫のときは、刈った大きな茎と葉っぱを雨傘に見立てて、アニメの世界みたいと大興奮。自宅まで持って帰るお子様などもいらっしゃり、貴重な想い出になっているようでした。
収穫した野菜は、お昼ごはんとして採れたてを食べ、各ご家庭に持ち帰ります。特にお昼ごはんで食べる際には、茹で調理のみの素材の味を楽しんだり、「SATOYAMA ACADEMY」メンバーのひとり、あっこさん特製のソースで食べたり現地ならではの召し上がり方でおいしくいただきます。

▲ナスやピーマンを収穫してニコニコ▲ナスやピーマンを収穫してニコニコ



11:00 里山ベースキャンプの主、ヤギの「メイちゃん」との戯れ

収穫した畑からベースキャンプに戻る途中には、里山の主、ヤギの「メイちゃん」の小屋があります。
お子様たちは、初めて触れ合うヤギに興味津々の様子。近くの葉っぱや収穫したキャベツなどをあげて興味をひいたり、ときには近くによって小突いてみたりします。すると「メイ」ちゃんも、負けじとお子様たちに向かって突進。お子様たちはみんな笑いながら逃げ回ったり、はじめはちょっとびっくりして泣いてしまったり。
しかし回数を重ねるにつれ、扱い方に慣れてきたのか上手くあしらえるようになり、親御さんもスタッフ一同も短期間での成長に関心の様子でした。

▲ヤギの「メイちゃん」▲ヤギの「メイちゃん」



11:30 竹飯ごうの準備

里山体験プログラムでの昼食は、ご飯の炊飯も飯ごうから手づくりです。
まずはベースキャンプ内の竹林に行き、竹の切り出しを行います。親御さんの力を借りながら、のこぎりを使いなんとか切り出しに成功!切り出した竹を飯ごうの容器の形状にするため、のみなどを使いさらに加工していきます。この作業で少しでも容器に穴が開いてしまうとふっくらしたおいしいご飯が炊けないので、慎重に、丁寧に作業します。
上手に作れたら次は火を起こして炊飯していきます。

▲竹を切り出して飯ごうを作ります▲竹を切り出して飯ごうを作ります


 
12:00 火起こしと炊飯

里山体験プログラムにガスコンロなどはありません、調理や暖をとる火も自分たちで起こします。まずは燃種となる、枯れ葉や枝をみんなでたくさん収集します。慣れてくると、着火しやすいスギの枯れ葉や乾燥した小枝などを多く集めるようになったり、たくさんの燃種が集まる場所を見つけたり、あらためてお子様たちの成長を実感します。
集めてきた燃種を使い、焚火台で着火します。枝や木に火が付いてくると、先ほど作った竹飯ごうを使い、炊飯をしていきます。ここでも水とお米の分量が悪いと、おいしいご飯は炊けません。水を注ぐのにも慎重に愛情をこめて注いでいきます。
お米が炊けるまで約30分、家族で談笑したり、お子様たち同士で虫取りをしたり、お手製のブランコで遊んだり、ご飯が炊けるまでしばしの休憩です。

▲火起こしの様子▲火起こしの様子


12:30 収穫した野菜や竹飯ごうのごはんでの昼食

炊飯している竹飯ごうからぶくぶくと水分が出てきたら、炊けてきた証拠です。少し蒸らして、ようやくおいしいご飯との対面です。
ふっくら炊けたごはんと各ご家庭から持ち寄ったおかずを、陽光差し込む里山で食べるのは最高のお昼ごはんです。特に竹のにおいがうっすらと薫るご飯や、ゆでたり、焼いたり素材を活かした味付けで食べる、採れたてのお野菜もまた格別の味わいです。
中にはふりかけや調味料を持参したり、食材を持ってきてたき火で炙って召し上がるなど、創意工夫をするご家族もいらっしゃり、とても印象的でした。
ご飯を食べたら次は、ワークショップで里山体験の思い出を綴ります。

▲炊飯中の竹飯ごうの様子▲炊飯中の竹飯ごうの様子



13:15 ワークショップ形式の「手形日記」の作成

収穫やヤギとの戯れ、自分たちで起こした火での飯ごう炊さんなど、「里山」ならではの体験をした後は、「手形日記」として思い出を綴ります。
体験したことがらや印象的なことをスケッチブックに記載し、お子様たち自身の手形とともに残していきます。参加するたびに増えていく想い出を自宅などで振り返ることができるのも、よいですね。
さて次は、里山の自然を活かした運動や体操で元気いっぱいに動き回ります。

▲兄弟でいっしょに「田形日記」を作ります▲兄弟でいっしょに「田形日記」を作ります



13:45 里山の地形を生かした身体を考えるエクササイズ

ベースキャンプは地形が山なりになっている箇所や、枯れ木が並べられていて首都圏エリアではなかなか見られないような場所になっており、まるでジムのよう。地面が土や枯れ葉でおおわれているからこそ、足腰の負担が少なくエクササイズに取り組むことができます。
特に倒木を使った昇降運動や、身体全身でのストレッチなど、里山ならではのエクササイズに、親御さんたちはヘロヘロの様子です。

▲地形を生かしたエクササイズの様子▲地形を生かしたエクササイズの様子


 
14:30 増渕隊長との里山探検と瞑想体験

エクササイズでぐったりの親御さんを横目に元気いっぱいのお子様たちが取り組むのは、広大な里山の中を歩きまわる、里山探検です。
「SATOYAMA ACADEMY」のメンバー“ゴリ隊長”を先頭に、探検隊は虫や植物などを探しにしばしの旅に出ます。急こう配の丘を登ってみたり、木に実っている柿の実を収穫しようと奮闘したり、自然の公園での子供たちの探検はかけがえのない想い出になることでしょう。
その頃親御さんたちは、地面に横になり軽く目をつむり、瞑想をしています。ゆっくりとした時間の流れるような静かな空間から聴こえてくるのは、小鳥のさえずりや木々が風になびく音、焚き火の音など、首都圏エリアでは聴こえない大自然の音。里山での瞑想はいつの間にか体の奥底までデトックスされるような気持ちになり、しばしの憩いのひとときです。瞑想が終わると、自然と焚き火の前で談笑が始まり、親御さん同士の仲もさらに深まっていきます。

▲ゴリ隊長と冒険に向かう様子▲ゴリ隊長と冒険に向かう様子



15:20 里山から下今市駅へ

楽しい体験をしていると、時間が過ぎるのは早いもので、帰宅の時間です。
子供たちは名残惜しそうに、片付けを行い下今市駅に向かうバスに乗車します。「SATOYAMA ACADEMY」のメンバーと元気にお別れの挨拶をし出発しますが、道中ほとんどのお子様たちはぐっすり眠っている様子。楽しく動きまわった分、下今市駅までしばしの休憩です。

 
17:00 イルミネーションが楽しめる「SL大樹8号」に乗車!

さて、普段であればこのまま特急に乗って帰宅ですが、今日は東武鉄道からささやかなプレゼントとして、SL大樹8号にご招待。初めてSLに乗る子や何度も乗りに来てくれる子も今回は特別。夕暮れの時刻にお楽しみいただける煌びやかな「イルミネーション」をSL大樹の車内からご覧いただきます。
特に今回乗車する客車は展望車。展望デッキや窓の開閉が可能な座席からは、日光の夜に浮かぶ広大なイルミネーションをお楽しみいただきました。また展望車ならではの、SLの汽笛の音や、煙の臭いなども感じていただき、今回の里山体験の想い出のひとつとなれば、これほどうれしいことはありません。

 

▲SL大樹から楽しめるイルミネーションの様子▲SL大樹から楽しめるイルミネーションの様子


18:00 下今市駅から首都圏エリアの自宅へ帰宅

里山での体験とSL大樹の体験乗車を終え、特急スペーシアに乗車し首都圏エリアの自宅へと帰宅します。里山で収穫した野菜などのお土産を持ち、親御さんたちは大荷物。お子様たちの大半もお休みの様子です。一日中、楽しく様々な経験ができたからこその疲れです。また来月、元気な姿で皆さまにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。

                     ~ 参加された皆様からの声 ~

Q.「SATOYAMA ACADEMY」にご参加されての満足度とその理由をお聞かせください。

・満足。電車も自然も楽しめると言う点に惹かれて参加いたしました。里山の中で自然や動物に触れ合い、焚き火をしたり、様々な体験ができました。親子共に大変貴重な時間を過ごすことができました。
・満足。都会でできない体験を毎回させていただいています。子供たちも全力で楽しんでキラキラしています。
・満足。毎回、子どもが大好きな特急に乗って、楽しい里山遊びができるから。


Q.プログラムで一番良かった体験とその理由をお聞かせください。

・ヤギやニワトリ、昆虫等とのふれあい。動物園などでしかみたことがなかったヤギやニワトリにどつかれたり、抱っこしたりといった体験がとても楽しかったです。
・竹飯ごうで炊いたご飯や収穫した野菜などとのランチ。機械や電気に頼らない調理をすると不思議と美味しいし記憶に残ります。
・野菜の収穫体験。収穫を通じて、色々な野菜のことを知り、楽しいと子どもが思っているから。


Q.「SATOYAMA ACADEMY」への参加を経て、ご家族の中での意識の変化などはありましたか?

・子供がのびやかに過ごすことができることや自然と暮らす日常を意識するようになりました。
・子供たちが収穫した野菜を自分で料理するといつもより沢山食べました。
「自分で取った野菜だからおいしいんだー」と喜んでいました。その後も自分で収穫した野菜じゃなくても進んで食べることが多くなってきました。
・子どもたちは日常で畑や雑木林、虫だらけのしげった雑草などを見ることがないので、初めはちょっと土が手に付いても困惑していたのですが、回を重ねていくうちに全身泥だらけ落ち葉だらけになってヤギと取っ組み合いをするくらいたくましくなりました。


Q.東武鉄道の沿線でのこのような取り組み・体験についてご意見をお聞かせください。

・東武鉄道の沿線ではSL大樹が走っていたり、鉄道の楽しみと温泉や里山といった自然も味わえます。
「SATOYAMA ACADEMY」ではこのような東武沿線の素晴らしいところを大いに体験できました。
・東武鉄道は都会から郊外まで幅広いエリアで営業されており、自然に触れ合える機会の少ない都会の子供に自然の良さを知らせていだけることは、子供の発達にとてもいい影響だと思っています。毎回東武の特急に乗れるのがとても楽しみです。
・自宅から参加しやすいし、子どもたちは東武線の電車が大好きなので、もっとやってほしいです。自家用車がないので、電車で参加できるのはありがたいです。


(参 考)「SATOYAMA ACADEMY」について

地域の人々と農業従事者とその場所を利用する市民が森の整備を通じて、里山の可能性を語り合い交流する場所として、また、この場所が地域にとって大切に残していくべき場所であり、価値を共有して利用できる場所だという理念のもと、栃木県日光市から車で30分ほどの場所に作り上げてきました。
「SATOYAMA ACADEMY」は毎年4月始まりの翌年3月までの1年間を一期として運営。ベースプログラムでは、里山の中でいろんな探索をしたり、野菜を採取して料理したり、たき火をしたり、身体作りや瞑想をしたり、エッセイ作りをしたりさまざまな取り組みがあるほか、別途都度キャンプやホタル観察などのイベントも予定されています。(URL:https://satoyama.ne.jp/

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会社概要

東武鉄道株式会社

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URL
https://www.tobu.co.jp/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都墨田区押上二丁目18番12号 東武鉄道本社
電話番号
03-5962-2356
代表者名
根津 嘉澄
上場
東証1部
資本金
1021億3500万円
設立
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