国際NGOプラン・インターナショナルが、中高生向け英語教材『ズリの冒険』を無料提供

新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防と子どもの保護・ジェンダー平等などについての指南書

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響で学校休校となり、長期にわたり自宅待機を余儀なくされている世界中の子どもたちのために、主に南米(エクアドル、コロンビア、ペルー)のプラン主導のもと英語教本『ズリの冒険』(Adventures of Zuri)を制作しました。
本教材は、日本においては、中高生を含む英語学習者の教科書として活用されるだけではなく、新型コロナウイルスの感染予防方法について詳しく提示するとともに、ウイルスにより起こっている差別や暴力といった、世界の多くの人々が直面している共通課題を提起しています。

これにより読者は、全世界に多大な影響を与えている人類共通の課題への対処法を学ぶと同時に、パンデミックの最中だけでなく、ポストコロナ時代を生きていくうえでも必要となるであろうグローバルなものの見方に触れることができます。

『ズリの冒険』表紙『ズリの冒険』表紙

 


物語の設定
『ズリの冒険』は、鳥の世界を舞台に、主人公のズリ(オオハシの仲間)やその周りの鳥たちが、新型コロナウイルスの感染拡大による、自宅待機や社会からの孤立といった読者と同じような問題に直面する物語です。

主人公のズリは、「移民」の設定で、自分の家族と離別し、異なる種別の鳥たちの保護下で暮らしています。困難な状況下で年長者のアドバイスのもと、新型コロナウイルス感染を抑えるための様々な事柄を学んでいく姿を通じ、読者も共に、教育の重要性、ジェンダーに基づく暴力からの保護、水と衛生や性的役割について考察し、感染症との闘いのために、多様性を重んじ社会が団結することの必要性について理解を深めることができます。
また、本教材は新型コロナウイルスによる影響の長期化を見据え、困難を乗り越える力、レジリエンス(心的回復力)を育むことも目指しています。
ジェンダー視点を組み込んで書かれているこの物語では、主人公ズリの性別をあえて述べていません。

物語に登場する多種多様な鳥のキャラクターたち物語に登場する多種多様な鳥のキャラクターたち

開発教育担当 内山 雄太のコメント
この教材は主に小中学生を対象にしていますが、高校生にも楽しんでお使いいただくことができます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの学校が長期休校となり、家で学校の課題に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。「気分転換したい」、「目先を変えたい」ときに遊び気分で学べる楽しい教材ですので、親子で息抜きにいかがですか。
英語版、日本語翻訳版はプランのウェブサイトから無料でダウンロードできますので、是非ご活用ください。


『ズリの冒険』(Adventures of Zuri) ダウンロードはこちらから
 https://www.plan-international.jp/about/libraries/kyouzai/#zuri
 
プラン・インターナショナルは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。創立は1937年。長年にわたり、子どもや若者、地域の人々とともに地域開発をすすめてきました。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れています。

 


 
 
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