シンガポール人中心のクラブへと方針転換し、アジアの大会に挑戦
これにともない、リーグ成績に応じてAFC主催大会への出場が可能となります。
背景
アルビレックス新潟シンガポールは、2004年より当時のシンガポールプロサッカーリーグ『Sリーグ』に参戦しました。2017年までは日本人選手のみで戦っていましたが、2018年からは「シンガポール人選手を育成したい」というクラブの願いが叶い、リーグの承認を得て初のシンガポール人選手を獲得。その後、徐々にシンガポール人選手の数を増やしつつ、若手選手を育成するアカデミーを発足するなどシンガポール人選手の育成環境を整えてきました。
そして、満を持して来シーズンより、シンガポール人選手主体のチーム=ローカルクラブになるという決断をいたしました。
これまでの歴史
8年で6度のリーグ制覇
当クラブは2004年にシンガポールリーグへ参戦後、2016年のリーグ初優勝を皮切りに、その後の8年間で6度のリーグ優勝。また、シンガポールカップ、リーグカップ、コミュニティ・シールドなどのカップ戦を含めると、18個のタイトルを誇る強豪へと成長しました。※2023年9月現在
フットボールディベロップメント
当クラブを卒業した多くの日本人選手がJリーグだけでなく東南アジアやヨーロッパのクラブとの契約を勝ち取り、日本人若手選手育成のプラットフォームとしての地位を固めました。 また、シンガポール人選手のヨーロッパ移籍への窓口となるために、2022年12月にはベルギー2部リーグのK.M.S.K. DEINZEとパートナーシップを締結しました。移籍第一号として、シンガポール代表のイルハン・ファンディ選手がK.M.S.K. DEINZEへと移籍し、挑戦中です。
さらに、2023年にはスペインのサッカーサービス バルセロナ社(SOCCER SERVICES BARCELONA,S.L. 本社:スペイン)とパートナーシップを締結し、シンガポールでは初めてクラブ内に育成強化のためのメソッド部門 (Methodology Department) を設立しました。
クラブフットボールディベロップメントについて詳細
https://www.albirex.com.sg/club/training-method/
シンガポールからアジア・世界へ
今回のローカル化への転換はシンガポールサッカーの強化にこれまで以上に貢献し、今まで当クラブを支えていただいたファン・サポーター・パートナー企業などアルビレックスファミリーの皆様とともにアルビレックス新潟シンガポールの名をアジア・世界へと広げる挑戦です。日本を飛び出したクラブが、シンガポールを飛び出しアジアに、そして将来的には世界を舞台に戦う、そんなストーリーをみなさまとともに紡いでいきたいと思っています。
チェアマン 是永大輔 コメント
皆さまに支えていただき、クラブ創立20周年となりました。個人的にも2008年からチェアマン職に就かせていただき16シーズン目となりました。これまで色々なことがありましたが、どんなときにもクラブを支えてくださったすべての皆さまに感謝申し上げます。
さて、クラブの歴史の折々ではたくさんの挑戦がありました。しかし、今回のローカル化へのチャレンジは、まったく違った、まったく新しい挑戦だと思っています。難しい局面を迎えることもあるでしょうが、まだ観たことのない景色を観るということに胸が踊ります。
わたしたちの存在意義は大きく3点と考えています。
・シンガポール代表を強くすること
・シンガポールフットボールの価値を向上させること
・コミュニティをつなぐスポーツとすること
今回ローカルクラブになることで、それぞれの意義をさらに高めたいと考えています。
これからもシンガポールサッカーに貢献するため、責任感を持って我々のできることに邁進いたします。今後とも熱いご声援をよろしくお願いいたします。
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