AI進化を加速する産業用DINレールエッジコンピュータ「UNO-148 V2」を発表
アドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、新しいDINレール型オートメーションコントローラー「UNO-148 V2」の発売を発表しました。この新製品は、第13世代Intel® Core™プロセッサと、NVIDIAのAda LovelaceおよびAmpereアーキテクチャに基づくMXM GPUをサポートする拡張キットを組み合わせた先進的な設計を採用しています。リアルタイム制御やAI駆動の自動化を必要とする幅広い分野で、次世代のエッジAI技術を実現します。
スペースを取らないコンパクト設計
UNO-148 V2は、コンパクトな筐体(53 x 140 x 200 mm)とDINレール取り付けを採用し、設置場所に困ることなく簡単に導入できます。動作温度は-20°Cから60°Cまで対応し、TPM 2.0を搭載することで、信頼性とセキュリティも万全です。また、ポートアイソレーションやRAID対応、高速NVMe SSDストレージ、リアルタイム処理を可能にする低遅延応答の設定機能を備えています。
接続性にも優れており、3つのGbEポート、USB 3.2×3、USB 2.0×1、COMポート×4、デュアルDisplayPort出力など、豊富なI/Oを提供します。さらに、mini PCIeスロットやM.2スロット、nano SIMカードスロットも装備し、用途に応じた柔軟な拡張が可能です。
NVIDIA技術を活用してエッジAI性能を強化
UNO-148 V2は、NVIDIA RTX™技術に対応したMXM GPUモジュールをサポートする拡張キャリア「UNO-MXM-CB01」と組み合わせることで、AIアプリケーションの推論能力を大幅に強化できます。特に、SKY-MXM-2000A(NVIDIA RTX 2000 Ada世代)やSKY-MXM-A1000(NVIDIA RTX A1000 Ampere世代)といったMXM GPUモジュールを搭載可能で、高速メモリ(GDDR6、4~8GB)を備えた堅牢な性能を発揮します。このシステムは、リアルタイムデータ処理や画像解析に最適な4つの独立ディスプレイ出力を提供し、冷却性能を向上させるヒートシンクとファンも備えています。
工場から交通管理まで、幅広い分野で活躍
UNO-148 V2は、工場でのプロセス制御や画像データ解析といった用途から、空港や交通プラットフォームでの乗客流れの最適化まで、多彩な分野でその能力を発揮します。特に、リアルタイムデータの可視化や複数ディスプレイでの情報表示が必要な環境で優れたパフォーマンスを提供します。高い汎用性と先進的なAI機能を兼ね備えたこの製品は、複雑なマルチタスク環境においても頼れるパートナーとなるでしょう。
UNO-148 V2の詳細については、各製品ページをご覧ください。
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