「鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験」ドローン配送サービス検証の開始

~異種複数機の運用、長距離飛行を行いサービス配送の検証を行います~

双日株式会社

● 新たなコンソーシアム「ID(いつでもどこでも)プロジェクト」は、鹿児島県瀬戸内町にて異種複数機の運用および長距離飛行を使ったドローン配送サービスの検証を開始します。
● 無人地帯での目視外飛行(レベル3)運航を含め、離島に暮らす方々が、本土と同様に食料品や日用品などを受け取れる今後の物流サービス構築および継続的な運用にむけた検証を行います。
● 鹿児島県の地元事業者と連携して、シームレスなドローン配送システムを構築し、今後も地元の課題解決を目標に新たな産業として、ドローン物流事業の社会実装を目指します

 株式会社森建設(本社:鹿児島県鹿屋市、代表取締役社長:森 義大、以下「森建設」)、鹿児島県瀬戸内町(町長:鎌田 愛人)、株式会社石川エナジーリサーチ(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:石川 満、以下「IER」)、株式会社エアリアルワークス(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:肥後 誠、以下「AW」)、ANAホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:芝田 浩二、以下「ANAHD」)、双日九州株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:香田 篤志、以下「双日九州」)は、新たなコンソーシアム「ID(いつでもどこでも)プロジェクト」(以下「本実証」)として、鹿児島県瀬戸内町にて異種複数機の運用および長距離飛行を使ったドローン配送サービスの検証を開始します。本実証は、鹿児島県の「鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験」にて採択されました。

 本実証では、離島におけるドローン配送サービスの実装に向け、鹿児島県瀬戸内町古仁屋港から二次離島である加計呂麻島・与路島に向けて、食料品・日用品をドローンで配送する実証実験を行います。有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4)を見据えた実証実験として、無人地帯での目視外飛行(レベル3)運航を含め、離島に暮らす方々が、本土と同様に食料品や日用品などを受け取れる今後の物流サービス構築および継続的な運用にむけた検証を行います。

 離島に暮らす方々が、本土と同様に食料品や日用品などを注文後に商品を自宅近くで当日受け取れるシステムの構築や、構築したシステムをもとにANAHDとIERがそれぞれ異なるドローンを運航し、島民からの注文商品を配送し、異種複数機材の飛行による事業者間の連携を行います。また、AI自動監視カメラによるドローンポートの無人化、低遅延配信の検討に加え、日本で初めてIERが提供するハイブリッドドローンにて、約32kmの長距離飛行を目指します。

 本コンソーシアムは、鹿児島県の地元事業者と連携して、シームレスなドローン配送システムを構築し、今後も地元の課題解決を目標に新たな産業として、ドローン物流事業の社会実装を目指します。

◆実証実験概要
(1) 目的:離島(奄美群島)におけるドローン物流サービスの確立に向け、瀬戸内町内のスーパーから加計呂麻島・与路島への食品配送サービスを検証。
(2) 期間:2022年11月21日(月)~11月25日(金) 8:00~17:00(日没まで) ※天候事由により延期する可能性もあります。
(3) 飛行区間:鹿児島県瀬戸内町Aコープ瀬戸内店~
経路1:旧押角小中学校(ANAHD運航)
経路2:与路港(IER運航)

経路1


 経路2


(4) 配送物:スーパーマーケット Aコープ瀬戸内店で取り扱う食品・日用品の一部

(5) 使用機材諸元:
①マルチコプター型(ANAHD運航)
・大きさ: 1.17 ×1.06 × 0.52(m)
・搭載可能重量:0~1.7kg(バッテリー重量による)
・運用最大飛行速度:10m/s
②マルチコプター型(IER運航)
・大きさ: 1.15 ×1.15 ×0.9(m)
・搭載可能重量:0~0.5kg
・運用最大飛行速度:60km/h(無風時) 

(6) 配送対象者:主に加計呂麻島、与路島の島民

◆各社の主な役割
森建設:全体管理・調整
瀬戸内町:地元調整
ANAHD:事業運営支援、ドローンの遠隔運航
双日九州:ドローンポートAI自動監視カメラの設置・調整・配信
エアリアルワークス:映像コンテンツ制作
石川エナジーリサーチ:ドローンの遠隔運航、機体提供

◆参考情報
● 鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験補助金について
ドローンを活用した地域課題解決型の実証実験への支援を行い,本県におけるビジネスモデルを生み出すことでドローン関連産業の成長力を県内経済に取り込み,地域経済の活性化を図ることを目的とした補助金制度。

● 鹿児島ドローンネットワーク推進協議会について
鹿児島県産業の新たな成長分野としてドローン産業の集積と発展を目指す推進団体として設立され、産学官が連携してドローン産業におけるビジネスチャンスや事業モデルの研究、各分野での事業コーディネート、サービス・機体・用途の開発、各種人材の育成に取り組んでいく。コンソーシアムメンバーは当該協議会の会員及び協力会員で構成されている。鹿児島ドローンネットワーク推進協議会の取り組みはこちら(https://kdnpa.jp/)  

● ANAドローン事業化プロジェクトについて
ANAHDでは航空機の安全運航に関する知見を活かし、ドローンオペレーターとして、福岡市や五島市にて無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)による実証実験を行うなど、有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4)解禁後のドローン配送サービスの事業化検討にむけて、継続して検証を実施しています。ドローン配送事業化に向けた取り組みはこちら(https://www.ana-drone.com/

●  双日九州のデジタル関連取り組みについて
双日九州は双日株式会社100%出資の地域総合商社として、地域特有の課題を新技術の社会実装により解決する取り組みを推進しています。デジタル分野の知見を活かし、五島市での高速・低遅延通信技術を利用した五島牛のオンラインセリ市の実証や、定期船を活用したLPWA移動基地局検証などに取り組んでいます。

● 石川エナジーリサーチのハイブリッドドローン開発について
独自開発の無振動エンジン(特許技術)により、エンジンによるパワフルさとエンジンで発電した電力による電動制御の両立を実現する新世代のドローン「ハイブリッドフライヤー」を開発しております。農業や物流、林業、防災など様々な用途を想定し、高ペイロード、長時間飛行、より高機能を追求したドローンです。また、全国各地にて、ドローンを活用した実証実験を請け負っております。
石川エナジーリサーチの取り組みはこちら(https://ier.co.jp/

                                                 以上

 

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会社概要

双日株式会社

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URL
https://www.sojitz.com/jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区内幸町2丁目1-1
電話番号
-
代表者名
藤本 昌義
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2003年04月