キッコーマングループの総武物流、伝票事務年間約330時間削減~JPRの「DD Plus」を採用、パレット情報の手入力解消で負担軽減に~

キッコーマングループの物流を担う総武物流株式会社(本社:千葉県野田市、代表取締役社長 星野泰宏 以下:総武物流)は、日本パレットレンタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 二村篤志 以下:JPR)が提供する納品伝票電子化・共有システム「DD Plus」を導入しました。
総武物流は製品出荷の効率化を推進するなかで、納品伝票が複写式であることに起因する印刷・仕分け等の作業効率の低さ等を課題と捉えていました。今般DD Plusを採用し、納品伝票を複写式から普通紙に変更、さらに従来別々に発行していたパレット帳票を統合して効率を向上しました。特に、自社システムとDD Plusを連携させ、パレットデータを自動で登録できるようにした点は、今までにない取り組みです。これらの効果として1年間に約330時間削減することができる見通しです。

▼取り組みの概要
総武物流のシステムと、JPRのDD Plusのシステム連携(API)により、従来バラバラに発行・管理されていた「納品伝票」と「パレット伝票」を1つに統合。パレット枚数の手入力や、煩雑な伝票の仕分け・剥離作業を解消しました。これにより、年間約330時間の作業時間削減を見込んでいます。

▼課題:現場を圧迫していた「伝票の付帯作業」
総武物流では、出荷に際して複写式の「納品伝票」と「パレット伝票」を別々に発行し、それらを突き合わせてセットにする作業を行っており、以下のような課題がありました。
ドットプリンターによる印刷待ち: 複写式伝票特有の低速な印刷
「剥がす・分ける・合わせる」のアナログ作業: ミシン目の切り取り、控え伝票の剥離作業や仕分け
二重入力の手間: 目視確認・手書きしたパレット枚数を、後からシステムへ入力する手間
検索の手間:事後の問い合わせなどに際して、伝票の束から目的の伝票を探す手間
これらの「書く・待つ・探す」といった付帯作業が、物流2024 年問題への対応が急務となる中で、生産性向上の大きな壁となっていました。

▼4 つの主要な改善
本取り組みでは、JPR が提供するSDK(ソフトウェア開発キット)を活用し、着手から2 ヶ月という短期間で自社システムと「DD Plus」のAPI 連携を完了し、以下の4 つの改善を実現しました。
1. パレット情報の完全自動登録(API 連携)
総武物流のシステムの出荷データからパレット枚数を直接「DD Plus」へ送信。現場での「目視確認→手書き→後でPC 入力」というプロセスが消滅し、入力ミスや漏れがゼロになりました。
2. 帳票の一体化(A4 普通紙への統合)
納品伝票とパレット伝票をA4 普通紙に集約。これにより、これまで別々に発行していた伝票同士を突き合わせる「セット作業」が不要になりました。
3. 現場の付帯作業を「ゼロ」に
ドットプリンターからレーザープリンター(普通紙)への切り替えにより、印刷速度が向上。また、複写式特有の「ミシン目切り取り」や「控えの剥離」作業がなくなりました。
4. 伝票管理のデジタル化
発行した伝票はシステム上に保存されるため、事後の問い合わせに対しても、大量の伝票の束をひっくり返して探す必要がなくなり、事務作業の検索性が大幅に向上しました。
▼総武物流における伝票の取り組みの位置づけ
いま、物流業界では、改正物流効率化法の施行によってトラックドライバーの長時間労働解消取組みが企業に義務づけられるなど、労働環境の改善や生産性向上のための取り組みが求められています。
こうしたなか総武物流では自動フォークリフトの導入、ピッキング作業のデジタル化などを進めています。今回の伝票に関する改善はこうした取り組みの一環として行われたものです。
参考 総武物流ホームページ「物流課題への取り組み」:
https://www.kikkoman.com/jp/sobulogistics/about/dx.html
▼取り組みの範囲
今回の取り組みは、キッコーマングループ拠点間の輸送(一次輸送)を対象としています。総武物流では、当該範囲に該当する一次輸送で年間17,000台以上の車両を運行しており、物流センターの効率改善とともに、トラックドライバーの待機時間短縮など働きやすい環境づくりにもつながります。

▼各社コメント
総武物流株式会社
「輸配送においてパレットは欠かせないものであり、レンタルパレットの出荷登録も同時に実行できる特徴が採用をした最大の要因です。製品・パレット別々で行っていた業務が1つになった効果を実感しています。今後も更なる効率化・合理化を目指した取り組みを推進して参ります。」
日本パレットレンタル株式会社
「当社のサービスは単に帳票を電子化する事ではなく、物流に関わる業務全体を合理化するための手段として運用を含めたご提案をしています。強みであるパレットの受払いの一元化を含め、今後も皆様へ価値を提供して参ります。」
▼納品伝票電子化・共有化サービスDD Plusについて
DD Plusは、納品伝票を電子化するシステムです。オンラインで電子納品伝票の送信・受領・保存ができ、レンタルパレットの受払いをワンストップで処理することができます。
輸送先ごとに、電子伝票と紙伝票を選択して発行できるなど、電子化の過渡期を考慮した設計になっています。
DD Plusを活用して検品の省力化など周辺業務の効率化に役立てる事例も生まれています。
JPRは、納品伝票の電子化を物流DXの第一歩と捉え、複写式伝票から普通紙への変更や、伝票の電子化の取り組みをサポートしています。
製品情報
https://www.jpr.co.jp/service/dd-plus/
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